金魚‐らんちう [出歩く]
@土曜日。
@半日仕事の終わった私は、都内某所の金魚屋に立ち寄った。いくつもある水槽の中では、色とりどり、姿さまざまの金魚が天女のように鰭をはためかせ、店内の床にこれまたいくつも置かれた四角い生け簀にはらんちう(蘭鋳)の当歳魚が、短い尾びれをふりふり泳ぐ姿が愛らしい。
@入口近くに置かれた大きな水槽に、黒いらんちう1尾と、うろこの極めて少ないらんちう2尾とが、仲良く入って泳いでいた。黒らんちうは何だか元気が無さそうであった。反対にうろこの少ないらんちうは、元気いっぱいに小さな尾びれを振っている。このらんちうは「桜錦」といわれる、最近作出された新しい品種だという。それが2尾そろって元気に泳いでいる。何とも可愛らしい。
@らんちうは金魚の王様といわれていて、毎年、品評会が開かれる。時折、品評会で特賞をとったらんちうの姿を雑誌などで見かけることがあるが、頭の凸凹といい、体色といい、とても立派で美しい。
@店の奥にある水槽に眼をやると、恐ろしく巨大化した赤い魚が眼に入った。
@それは、あまりにもでかく育ってしまった「おらんだししがしら」であった。
@彼は自分の入っている水槽の、実に4分の1の大きさをしていた。以前TVニュースで、民家で30年の長きにわたり、大事に育てられて、体長が20㎝を超えた和金(コメット、だったかな?)を見た事があるが、彼はそれよりも1.5倍の大きさである。これだけ大きく立派に育てるには、実に手間暇かけた世話が要っただろう、と容易に推測された。
@そんなこちらの思いを知ってか知らずか、その巨大な「おらんだししがしら」は、水槽の中を、優雅に泳いでいる。
@とにかく、金魚の愛らしい姿がたくさん見られて、トテモ幸せな気分になった。
そういや、
小生は「金魚」の「におい」が結構好きかも。\(^o^)/
他の魚とはちがった独特のにおいですよね?
思い込みかな?\(^o^)/
by Kimball (2007-07-26 23:40)