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赤穂四拾七士討ち入りの日。 [雑文]

@きょう12月14日は、赤穂浪士の吉良邸討ち入りがあった、日本人にとっては印象深き日。御存知のように、歌舞伎の演目『仮名手本忠臣蔵』のモデルになり、以後、芝居や映画、ドラマに何度も取り上げられるほど、日本史に残る超有名な事件である。


@そういえば、子供の頃、『大忠臣蔵』という時代劇ドラマを毎週、良く見ていたというおぼろげな記憶が残っている。三船敏郎が大石内蔵助の役をやっていたのが、印象的だった。

@赤穂浪士を題材にとりあげたドラマは、それ以後、『峠の群像』とか、『元禄繚乱』とか、自分達が見ただけでもかなりの数に上るだろう。

@この赤穂の四拾七士、ほんとうは“46”つまり、四十六士だという説がある。義士の中のひとりが裏切って敵前逃亡したから本当は46人とその説はいう。しかしドラマや芝居の台本では、定番どおり四拾七士という説を取り上げている。

@裏切ったとされるひとりが、実は隠密の命令を受けていたという説が、四拾七士説の根拠だという…。

@浅野内匠頭のいわゆる「殿中でござる!」事件も、この事件の当事者とされている吉良家のほうも、伝説のあつーいヴェールに覆われて、いろいろな説がこれまで出ているが、真実は今だハッキリしていない。


@史実は時が経てば立つほど、周囲が生み出す雲霞(うんか)の如き「伝説」に次第に覆われ、気が着いたときには、分厚くなった伝説のほうが「真実」として語られ、肝心要の「ほんとうの」真実はどこにあるのやら、わからなくなってしまうものだ。

@人間は史実・真実よりも、作られた伝説・物語を好む。もっとも、20世紀、人々は物語よりも今度は「情報」を好み始め、求めていた。しかし21世紀になり、玉石混交的な情報の氾濫がキツイものになってくると、再び物語を求めるようになってくるのではないか。
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