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水無月も、きょうで打ち止め。 [雑文]

@きょうは火曜日、梅雨空の中。長いようで短いような6月も、きょうで晦日、打ち止めと相成った!


@2009年の上半期に本日をもってピリオドを打つ。明日から7月、下半期の幕開けだ。さて、本日は一つの書を読み終えた。


クオリア再構築 常識の壁を突き抜け、遡る5つの対論

クオリア再構築 常識の壁を突き抜け、遡る5つの対論

  • 作者: 島田雅彦
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2009/06/26
  • メディア: 単行本



@一巡めを読み終えた感想としては、2人の作者(対談者;島田雅彦と茂木健一郎)が、最終的には、今のデジタル&サイバーシーンでは、自然や、縄文のような太古の時代など、流通し難い者への回帰を読者に向かって提示しているような印象を受けた。確かに、太古や自然への回帰は、電脳文化に飼いならされ、生命力必要以上に衰えさせている我等現代人にとっては、難しいけれども、必要な事柄なのにちがいない。

@ただ、その太古や自然への回帰と、人間ひとりひとりの生命を意識のレヴェルから根本的に開拓・革新し、他社をも救いうる、利他の生命哲学を持つこととは、別問題のように思える。もっとも、彼等はその回帰によって、最終的にはそうした哲学を見出そうと、模索はしていたのでは、とも思う。

@ともあれ、我々は、ただ単に自然へ回帰するのみならず、自己の生命を改革し、他者をも救いうる、利他の哲学を見出すことも決して忘れてはならないのだ。

@本書ではシャーマンとの出会いによって、シャーマニズムへの言及が見られる章があるが、おそらくシャーマニズムでは、現代の我々の生命を根本から改革することは、残念乍ら不可能であろうと、私は見ている。
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