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連休も2日目。 [雑文]

@昨日に続いて、今日も穏やかに晴れた。こんな快晴の時に、家の中に閉じ篭るのは何だか退屈だが、幸い『日経サイエンス』2010年02月号を購入して読んでいるので、それほどでもない。

@印象的なのは、宇宙の定説では、引力から何から全てを吸い込むブラックホールがあるとされているが、ひょっとしたら物質に満たされた新手の未発見の天体=ブラックスターがあるかもしれないという説だ。

@昔からある一般相対論やその他の量子論では、ブラックホールの存在を予言はしているものの、その計算的な記述には「ほころび」が多いらしいのだ。最新の計算で、宇宙には全てを吸い込むブラックホール以外に、全て物質で満たされたブラックスターがあるかもしれないという結論が導き出されたという。

@でも、宇宙全てを実際には、われらは見通せない。すばるやハッブルのような、如何なる巨大な電子望遠鏡でも、一部は見られても全宇宙を観察は出来ないだろう。最新の計算どおりに、ブラックスターがあるとしても、ブラックホールと共存しているかもしれないじゃないか。

@我々の棲む宇宙は、全てが無限の多様性の宝庫だ。多様な天体、現象、重力の法則、その他もろもろが引き絡まって、豊饒な無限の膨張世界を作り上げている。私たちホモサピエンスを含む有情・非情の生命体は、そのほんの一角に息づいているに過ぎない。

@はるかな天空、豊かな星の世界から、この足元の地上に目を転ずると、実にとんでもない事態が、起こっていた。
おー!何と言うことだ。

@東京都が失職者たちのために提供した“公設派遣村”で、入村している人々500人ほどに、急に2万円が支給されたが、その2万円を持ったまま、100人程度の人間が戻ってこなかった、何故かな?と思っていたら、パチンコとか競馬なんぞに使った人間が居たという。

@支給された2万円は、本来、食費や就職活動用の資金として配られたもの。都の税金、さらに言うなら国の税金から捻出されたもの。それを無断でギャンブル用などの資金に使ったものが居るというのだ。

@日に数千円だったのが、いきなり2万円配られたものだから、気がでっかくなっちゃったものがいたんだろう。この際一攫千金に賭けちゃえ、なんて考えちゃった人間の心境は、わからないでもない。

@しかしそれは、国や自治体が失職者たちの就職活動のために良かれと思って支給したものなのだ。それを勝手に遊ぶ金に使ってしまうなんて・・・。その派遣村には、これとはまるで別の問題が潜んでいた。

@実は、失業者のフリをして、無断でおいしい思いをしようと、派遣村に泊まる奴がいるらしい。都から支給される支給金を目当てに、やはり勝手にパチンコなんぞにつぎ込む奴がいるのだ。

@ココにも、悪が音もなくじわりと忍び寄っている。悪と言うのは何処でもいつでも音なしに忍び寄って、人々の善意を台無しにするものだ。

@この件からも、人間の世界は“ほころび”が生じている事がわかる。どの場面でも、破綻をきたしている。政界も、教育界も、福祉や医療の世界でも・・・。

@これから先、人間が作り出した「人間圏」の完全崩壊のカウントダウンが始まってしまうのか。それとも、人間自体が良い方向に元から変革し、破綻しかかった人間圏を他の生物圏と共栄共存できるようなかたちに再生させるのか。2010年代は、人類次第でどっちへ転んでもおかしくなく、その意味で正念場の年代だろう。


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