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餃子の王将と、河津の早咲き桜。 [出歩く]

@ここ一週間、寒冷地獄の如き気候が続いていた。きょうは一転して、穏やかな快晴。澄んだ青空と輝く暖かな日差しに、路地の草花たちも久しぶりの笑顔になった。

@朝こそ酷く寒く、雲が空を覆っていたが、半ドンの仕事を11時に終えて外に出ると、何時しか綺麗に晴れ渡っていた。

@暖かな日差しの有難さを味わいつつ、町を歩いていたら、なんと!『餃子の王将』が目の前に!! 

@名物の餃子でも食べようと、店の前に近づいたら、もう長ぁ~い行列が!うわああ~、勘弁してくれ!流石に人気店だけあって、長蛇の列は『うまい!安い!』の証し。

@数分並んでたらやっと入り口の前に来れた。なんと先客に、日テレの関係者が来ていて、食べ終わったのか、出入り口から数人がゾロゾロ出てきた。今度こそ店内に入れる、と思ったらまた出入り口が閉じて、しばらくしたらまた開いて、「お一人様ですか?」「ハイ」「奥のほうへどうぞ」。

@・・・で、中に入ったらもう殆ど満員。さすがだなぁ、王将。メニューを見ながら、餃子にするか別のにするか、少々悩んだが、、早めに決断しなくてはならない。ので、中華飯をオーダー。数分してやってきた現物を見たら、量が結構あるあるある!これは野菜がいっぱいである意味ヘルシーなメニューのようだが・・・。果たして、食べきれるのか?

@アツアツの中華飯をいただく。白菜しゃきしゃき、きくらげはこりこり、あんかけはとても香ばしい。・・・で、完食したかといえば、飯を三分の一ほど残したところでギブアップ。野菜と醤油あんを食すだけで、腹がいっぱいになってしまった。隣の席の人は餃子を2人前、12個も食べていたなぁ。12個は無理でも餃子1人前にすればよかったかな・・・。

@店を出て、駅前のガード裏通りを歩く。途中、古い落書きが書かれているトンネルを通る。今風の、いわゆる「Graffic」ではない、漢字の字面だけの落書き。「愚連隊」「○○連合」とか、時代を感じさせるものばかりだ。

@しばらく歩くと大通りに出た。ふと路地を見たら、可愛い黄色い雑草の花が、日差しを浴びて、明るく輝いていた。とても小さな花で、長い茎のてっぺんに、数個ついていた。


@芝大門にやって来た。馬鹿でかい増上寺の大門をくぐる。くぐると恐ろしくでかい山門が。ここがあの芝増上寺か。これまた倍ぐらい、馬鹿でかいねぇ。

@増上寺に沿って歩くと広々した空間が。ここが芝公園か。裏側の木の多いところを歩くと、高速道路への入り口に出た。麻布十番方面へ歩いて、駅を見つけた。都営地下鉄大江戸線の芝公園駅。切符を買って新宿まで行く。

@外へ出て、代々木方面に向かってすたすた。踏切を越えて、代々木駅に来た。中央線各駅停車の列車に乗る。市谷で降りて、外濠の釣り堀のすぐそばにある熱帯魚屋に入る。可愛いらしくてカラフルで、面白い魚たちや亀さんたちに出会えて幸せだった。もみじ琉金とか、もみじ和金とかいう新種の金魚を初めて見た。うろこが透き通っていて全身が赤いもみじ和金。彼らが入れられている水槽をよく見ると、動かなくなった仲間を他の仲間が突っついて食べているではないか・・・。弱肉強食のおきては、ペットの世界でも健在なのか?

@その他、ピンポンパール、桜錦、朱文金、和蘭獅子頭、ピラニア、ポリプテルス・エンドリケリ、鯰、オイカワ、いろいろなメダカ、ディスカス、エンゼルフィッシュ、日本泥鰌、その他さまざまな愛らしい魚や草花を見て、すっかり気分がよくなった私は、靖国通りを歩きに歩き、靖国神社の超がつくほど巨大な鳥居を横目に、大手町方面を目指して歩いていたが、北の丸公園の前に来たとき、ふと!旧近衛師団本部の建物が敷地内にあったのを思い出し、それを目指して歩くことに、美術館の工芸館になっていると聞き、いっぺん建物の外観だけでも見に行こうと、敷地を歩き出したが、何せ箆棒に広い。

@そばに「巨大たまねぎ」こと金のでっかい擬宝珠(←これは本当に“たまねぎ”そのものだった・・・)がてっぺんに乗っかっている例の武道館があったので、その大きさに改めて仰天した。やっとこさ歩いて、蝋梅など家の近所じゃめったに出会えない草花や樹木に出会ったりしたあと、とうとうかつての近衛師団の本部についた。重厚にて華麗な総レンガ作りの建物。明治33(1900)年ころの建造だという。昭和47(1972)年に国の指定文化財に指定されたそうな。

@もう5時も近いので、外へ出ると竹橋方面に出た。途中で歩道橋をわたったりして、東京駅方面を目指して歩くその先に!

@何と目の前にあったのは丸紅本社。その本社の前に、ピンクの花を咲かせている樹が二つ植わっていた。横断歩道を渡って、その樹のそばにやってくると、おお~!

@なぁんとそれは、伊豆は河津の早咲き桜だったのだ。ここ丸紅本社前の河津桜は、いま8分~9分咲き。通りがかりの人たちが、柔らかなピンクの花に見惚れたり、写真を撮っている人もいたりして、注目の的になっていた。染井吉野など普通の、春に咲く桜よりも濃い目のピンクの花が、訪れる人の目を引き、春の到来が近いことを知らせているようだ。いや、もう春なのだ。夕暮れにほのかに映える河津の桜。満開はもうすぐである。

@早咲きの桜に別れを告げ、お濠のそばを歩いていると、何かいる。よく見るとこれは水禽たちである。きんくろはじろと、2羽のこぶ白鳥。プロポーズなのか?一羽の白鳥が翼をやや上げていた。

@白鳥は本当に白くて美しい。はじろもとても愛らしい。向こうでは何か二つのものがぐるぐる回って、同心円の波紋をお濠に大きく広げている。そばへ行ってよく見ると、それは鴨のペアだった。雄と雌が向かい合って、くるくる水面で回っていた。その回転が、お濠の水面に大きな同心円の波紋を幾重にも広げていた。そのさまがなんとも愛らしい。

@愛らしい水禽さんたちに別れを告げ、東京駅へと向かった。改札を抜け、電車に乗り、揺られて、家路についたのは午後6時前。長かったなぁ。
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