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何時になったらタイに微笑は戻るのか。 [ぼやき]

@元タイ首相・タクシン氏を支持する人々からなる『赤シャツ集団』が、タイの首都バンコクを占拠してから、少なくとも数週間が経過した。

@アピシット現政権の退陣を求め、大挙して町じゅうに居座りつづける『赤シャツ集団』に、観光客は眉をひそめ恐れをなし、次々と帰国しだし、商店やデパートは開店できず休業に追い込まれる始末。政府は軍隊を多数派遣して事態の収拾に努めるも、彼等が撤退する気配はなく、ますます事態は長期化していくようだ・・・と幾つかのニュース番組では言っていたが、彼等タクシン派の大半は、タイ社会で貧しい生活を余儀なくされている人々と聞いて、やはりこの座り込みの根底には、日本も抱えている『格差』の問題があるのだろうと思わざるを得なかった。

@このまま赤シャツ軍団が占拠を続ければ、タイの主要産業である観光業が打撃を受けるのは最早必至の状況となった。経済活動も停滞することは誰の眼にも明らかだろう。斯かる状態をアピシット政権が収拾できずにいたところ、今回の銃撃戦が起こってしまった。

@今回の銃撃戦では、死亡したトムソンロイター通信日本支局勤務のカメラマン・村本博之氏を含め、21人もの人が殺され、800人以上もの人が重軽傷を負った。政府の発表によれば、赤シャツのデモ隊の中に黒ずくめのテロリストが紛れ込んでいて、そいつらが政府軍銃撃してきたとのこと。もしこの政府発表が事実であるなら、事態はいっそうの混乱と長期化、泥沼化が予想されそうだ。

@今回のデモ行為は、タイから『微笑み』を完全に奪い去った。国王ラーマ9世プーミポン・アドゥヤデート陛下はすでに老齢の上病に冒され、現政権は居座りつづける赤シャツ軍団に対して打つ手ナシ、そこへ今回の銃撃戦が起こり、このままいけばタイは混乱とテロの蔓延する世界になり、そのうち国家が解体し、最悪の場合、滅亡の悲劇を迎えてしまうだろう。

@亡くなった村本氏に対しては衷心から冥福をお祈り申し上げると共に、この事態が一日も早く収拾し、これ以上長期化・泥沼化しないでほしいと願わないではいられない。微笑の国が怒りの国になったまま、滅亡と言う事態は絶対に避けるべきだ。
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