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普天間基地問題と英国総選挙。 [雑文]

@総理大臣・鳩山由紀夫が、子供の日のおととい、沖縄に赴いて、「(基地の)県外移設は断念した、申し訳ない。ご負担をお願いしたい・・・」などと県民諸兄の前でぬけぬけと抜かし、海兵隊の重要性についての無知までさらけ出したことは、鳩山自身がいよいよ世間から「現実離れ」(loopy)している人間であることを、ものの見事に証明したといえないだろうか。

@もはや何べん、鳩山が沖縄県民を説得しようと、県民の気持ちはもう変わらないだろう。失望と怒りを抱えたまま、沖縄の人々の、現政権、ひいては日本へのルサンティマンは日に日に大きくなっていく。

@ルサンティマンを溜め込みつつ、沖縄の人々の精神は日に日に疲弊していく。そのうち、何をやっても現状は変わらない、だから幾ら基地をなくせって言っても無理・・・と言う空気が蔓延するようになってしまう。

@しかし!そうなってしまった時が、私は沖縄が衰滅していく時だと危惧している。沖縄=琉球の衰滅は日本全体の衰滅につながりかねない。沖縄の人々が近い将来そういう状態にならないように、海兵隊を含む米軍当局と日本政府は、事態の転換の為に沖縄と何とか協議をすべきではないか。(含む徳之島)


@鳩山が、基地移転問題で沖縄県民の怒りの集中砲火を浴びたその翌日の5月6日、英国では下院(定数650、任期は5年)総選挙が行なわれ、現地時間のきょう7日朝(日本時間同日午後)までに開票が為された。結果は、保守党が野党第1党の座を確定させるも、どの政党も過半数の議席に届かず、事前の予測どおり、いわゆる「ハング・パーラメント」(宙ぶらりん議会)になることがほぼ確実となったようだ。

@何とか早めに政権を樹立せんと、政権作りの権利を最初に得た与党・労働党は、中道左派で野党第2党の自由民主党と協力関係を結ぼうとしている。しかし政権作りのキーマンである自民党々首・クレッグ氏は同日朝、「各党は決定を急がず、国民が良い政府をえる為に少し時間をかけるべき」と述べたという。

@まぁ英国で新しい政権樹立までにはなお曲折アリというのが一般の論調らしいが、今の日本の、連立政権のような、アホな烏合の衆的なものには、おそらく今回得票した保守党をはじめ、英国の政党諸氏は作らないだろうと思うが、ブラウン首相のように有権者との対話が終わった後、ピンマイクをしたままなのをうっかり忘れて、「偏屈な女だ」などと有権者をコケにした私語をもらすような「赤っ恥」ミスの連発や、日本の今の連立政権の政策のような、国民の意思を無視した「バラマキ」なる愚策を行なうようなことがあったら、今度英国に出来る予定の連立政権も、日本同様に国民の支持を失い、「裏切り者」の烙印を押されることは明々白々であろうかと思う。

@アメリカだけでなく、英国もようやく変わろうとしている。二大政党一本槍の時代、一党独裁政権の時代は光の速度で過去のものとなっていく。英国が、何処かの島国のように、政策をして人民の首を絞めるような方向へ変化しないことを、私は望む。

参考記事:「保守党が第1党も過半数(326議席)に届かず・・・英国総選挙」(スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100507-OHTIT00193.htm
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