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愚政の果ては・・・。 [雑文]

@普天間基地移転問題に関する日米合意文書に署名しなかった社民党党首・福島瑞穂。首相・鳩山由紀夫は「慙愧に耐えない」といいつつ彼女を罷免。社民党は連立離脱を決めようとしている。

@福島が合意文書への署名を拒否した時点で、社民党の政権離脱がささやかれたが、如何やらきょうでそれが現実になってしまいそうだ。

@結局、政府が(特に鳩山が)大迷走し、ぎりぎりでの日米両首脳合議の挙句、もとの「辺野古」周辺に米軍海兵隊の飛行場を移転するという案に極めて近いものになった。この案を示した合意文書が、沖縄の人々の思いを無視して成り立ったものであるとは、よく伝えられることである。

@ただ当然ながら思うのは、鳩山が最初「県外移設」などといっておいて、内外からの批判を恐れてコロコロ意見を変えまくった挙句、元の木阿弥になるくらいなら、初めからこの問題を弄(いじ)って変えようとするべきではなかったのではないか、ということだ。

@彼等は本当の意味での「政」(まつりごと)が出来ない(というより、「政」をする気のない)連立政権ではないのか。やはり世間もよく言うような「選挙目当て」でしか動かない政権なのではないか。

@国民の生きている生活の現場からくる、さまざまな声に耳を貸さず、勝手に既に国民の役に立っている事業の廃止を決めたり(事業仕分けにおけるURへの対応)、前政権の決めた児童手当を廃止しマニフェストで宣言した「全額国費」でまかなうという「子供手当て」に決めたり(結局全額支給は断念したらしい)、高速道路の料金が休日1,000円と決まったのを財政難を理由に2,000に値上げしようとしたり、第1段の事業仕分けでは科学技術の分野や芸術の分野など、国の未来の繁栄を担うとされる事業や、国民の心を豊かにしてくれる事業に誤ったメスを入れ、研究者や芸術家たちの怒りと不安を招いたり、さらに最近では宮崎県で猛威を振いつづける口蹄疫への対応が遅れたり・・・。

@彼等のやることなすこと、まるで国民生活の「首」を真綿ならぬ麻のロープで徐々に絞めていくような、そんな感想を持ってしまう。

@まさか、彼等がこのような失態をおかしつづけるとは、2009年の衆議院総選挙で彼等に票を投じた人々は、夢想だにもしなかったことだろう。

@斯かる政権迷走・混乱を招いた鳩山政権。哀れなのは選挙期間中に彼等が流してきた「国民の生活が第一。」なる宣伝文句に惑わされて淡い期待を抱き、彼等の政治によって日本が今までよりも良い方向にchange!するのを夢見て、彼等に票を投じてしまった大多数の人々である。これらの人々の中で、政権に裏切られた!という思いが、これからも一層強まっていくことは容易に想定できてしまう。

@彼等の愚政は、私たちを、果たして何処へ連れて行こうとしているのか。今、その先に薄ぼんやりだが見えているのは、「衰滅」「衰退」「滅亡」「失望」という後ろ向きの「道標」ばかりだ。「繁栄」「希望」「夢」「未来」という前向きの言葉はその影すらないようである。ただ分かっているのは、愚政は必ず、私たちを後ろ向きの道標が立っているところに連れて行ってしまうことなのだ。
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