梅雨明け、そして夏空。 [雑文]
@やっと関東でも梅雨明け宣言。空を見れば、スカッとするほど青い空、ふわりとした白い雲、ギラリッ!と燃えてカーン!と地上を焼き尽くす太陽。
@きょうの昼間、東京では最高気温が32℃前後だったそう。酷暑の中、本郷界隈を歩いて来ただけに実感している。
@その本郷の古本屋さんを訪ねて、灼熱の暑熱地獄のもと、よせばよいのにその本郷界隈まで来た。
@T書店は、東京大学から本郷通りをはさんで向かいの歩道沿いにある。ここは昔からある東大と有縁の古書店群を始め、アンティークショップや食べ物屋、コンビニなどが並ぶ通りである。
@先週の土曜(偶然にもきょうと同じく猛暑日だった)、そのT書店にふらりと立ち寄った際、ずっと探していた本が見つかった。かのカレル・チャペック作の戯曲[R.U.R](「ロッスムのユニヴァーサル・ロボット」=邦題「ロボット」・千野栄一訳・岩波文庫刊)。著者の作った造語「ロボット」が「人造人間」「自律機械」を意味する一般名詞となったことで世界的に有名な戯曲作品である。
@これを私は以前、近くの本屋で購入して、毎日のように読んでいたのだが、何時の間にか紛失してしまった。その[R.U.R]を都内の幾つかの本屋で探していたが、なかなか見つからないので、半ば諦めていた。それが、この年季を重ねた古書店の本棚で、見つかったのだから!…まさに奇跡的だった。
@早速買うべく、お財布の中身を吟味。・・・が、足りない!何と言うことだ!
@古書店の品物とはいえ、ご主人によればこの本は定価扱いということだ。その、定価分の金額が、財布の中に入っていなかった。…何と恥ずかしき(汗)金欠・ゲルピン状態!…なので、「又今度うかがいます」と言って、その日は店を後にした。
@翌日の参議院選挙。TVで開票速報と言う名の“政治ワイドショー”を堪能した後、丁度一週間経って、同じ店を訪れたのだ、[R.U.R]を購入する為に。
@一週間ぶりに訪れたT書店の中は、あの日と同じで薄暗いが、本郷で長い歴史を重ねてきた古書店ならではの、雑然とした中にも、ほっとするような、落ち着くたたずまいであった。
@レジの前に座っていたのは、ご主人ではなく、優しい感じの老女だった。きっとここのご主人の奥様に相違ない。
@私はおもむろに、そばの、岩波文庫が並んでいる本棚から例の本を取り出し、「あの~、これを頂きたいのですが?」(←この言い方はマズイかも・・・汗)と尋ねて老婦人に手渡すと、手際よく値段を調べてくれ、「(税込みで)578円ですね」というか早いか、レジの前に座ってお釣りを計算した。
@そのレジスターは今のようなコンピュータ仕掛けのいわゆる“バーコード読み取り”式の最新派ではなく、なんと昔ながらの手動ものなのだった。淡いピンクとグリーンに色分けされたプラスティックのキーが時代を感じさせる。
@おそらく“彼”は、昭和の30~40年代からこの書店で大切に使われてきたのだろう。平成の今に至るまで現役を貫けて、“彼”ほどレジスター冥利に尽きる存在はあるまい。店主と夫人が書店を続けている限りは、“彼”も活躍し続けることであろう・・・。
@さて!書店を後にして、本郷界隈をほんの少しだけ回って、それから帰途に着いた。余りにも昼間の陽射しが強すぎて、長居をすると熱中症で倒れるかもしれない。それを避ける為の早い帰宅である…。
@家に着くと、家族が居た。親と一緒に何とはなしにTVを見ていたら、「恐竜ハンター物語」という番組が放映された。脳科学者・茂木健一郎博士と女優・小池栄子嬢がナビゲートする番組で、博士と少年漫才兄弟・まえだまえだがUSAの恐竜発掘現場を訪れたりなどして、恐竜の巨大化や生態の謎について、現地の研究者の研究成果を紹介していた。
@長い尻尾や首、象さんのような太い脚が特徴的な、ジュラ紀の竜脚類・カマラサウルスを中心に、福井県で発見のフクイサウルス、フクイラプトルなど、ここ福井でしか出てこなかった恐竜の紹介やその他諸々を説明していた。
@しかしやはり物足りないものを感じた。まえだまえだが面白いので、見ていて、それなりに楽しかったが、欲を言えば時間的にはもっと長く、カマラサウルスやT-レックスなど、メジャーな恐竜以外の、いろんな恐竜の生態についてもう少し詳しくやってほしかった。
@・・・と、いうわけで連休1日目の夜はふけようとしている。明日にでも前に買った本とあわせて、[R.U.R]を久しぶりにじっくりと読もう…。
@きょうの昼間、東京では最高気温が32℃前後だったそう。酷暑の中、本郷界隈を歩いて来ただけに実感している。
@その本郷の古本屋さんを訪ねて、灼熱の暑熱地獄のもと、よせばよいのにその本郷界隈まで来た。
@T書店は、東京大学から本郷通りをはさんで向かいの歩道沿いにある。ここは昔からある東大と有縁の古書店群を始め、アンティークショップや食べ物屋、コンビニなどが並ぶ通りである。
@先週の土曜(偶然にもきょうと同じく猛暑日だった)、そのT書店にふらりと立ち寄った際、ずっと探していた本が見つかった。かのカレル・チャペック作の戯曲[R.U.R](「ロッスムのユニヴァーサル・ロボット」=邦題「ロボット」・千野栄一訳・岩波文庫刊)。著者の作った造語「ロボット」が「人造人間」「自律機械」を意味する一般名詞となったことで世界的に有名な戯曲作品である。
@これを私は以前、近くの本屋で購入して、毎日のように読んでいたのだが、何時の間にか紛失してしまった。その[R.U.R]を都内の幾つかの本屋で探していたが、なかなか見つからないので、半ば諦めていた。それが、この年季を重ねた古書店の本棚で、見つかったのだから!…まさに奇跡的だった。
@早速買うべく、お財布の中身を吟味。・・・が、足りない!何と言うことだ!
@古書店の品物とはいえ、ご主人によればこの本は定価扱いということだ。その、定価分の金額が、財布の中に入っていなかった。…何と恥ずかしき(汗)金欠・ゲルピン状態!…なので、「又今度うかがいます」と言って、その日は店を後にした。
@翌日の参議院選挙。TVで開票速報と言う名の“政治ワイドショー”を堪能した後、丁度一週間経って、同じ店を訪れたのだ、[R.U.R]を購入する為に。
@一週間ぶりに訪れたT書店の中は、あの日と同じで薄暗いが、本郷で長い歴史を重ねてきた古書店ならではの、雑然とした中にも、ほっとするような、落ち着くたたずまいであった。
@レジの前に座っていたのは、ご主人ではなく、優しい感じの老女だった。きっとここのご主人の奥様に相違ない。
@私はおもむろに、そばの、岩波文庫が並んでいる本棚から例の本を取り出し、「あの~、これを頂きたいのですが?」(←この言い方はマズイかも・・・汗)と尋ねて老婦人に手渡すと、手際よく値段を調べてくれ、「(税込みで)578円ですね」というか早いか、レジの前に座ってお釣りを計算した。
@そのレジスターは今のようなコンピュータ仕掛けのいわゆる“バーコード読み取り”式の最新派ではなく、なんと昔ながらの手動ものなのだった。淡いピンクとグリーンに色分けされたプラスティックのキーが時代を感じさせる。
@おそらく“彼”は、昭和の30~40年代からこの書店で大切に使われてきたのだろう。平成の今に至るまで現役を貫けて、“彼”ほどレジスター冥利に尽きる存在はあるまい。店主と夫人が書店を続けている限りは、“彼”も活躍し続けることであろう・・・。
@さて!書店を後にして、本郷界隈をほんの少しだけ回って、それから帰途に着いた。余りにも昼間の陽射しが強すぎて、長居をすると熱中症で倒れるかもしれない。それを避ける為の早い帰宅である…。
@家に着くと、家族が居た。親と一緒に何とはなしにTVを見ていたら、「恐竜ハンター物語」という番組が放映された。脳科学者・茂木健一郎博士と女優・小池栄子嬢がナビゲートする番組で、博士と少年漫才兄弟・まえだまえだがUSAの恐竜発掘現場を訪れたりなどして、恐竜の巨大化や生態の謎について、現地の研究者の研究成果を紹介していた。
@長い尻尾や首、象さんのような太い脚が特徴的な、ジュラ紀の竜脚類・カマラサウルスを中心に、福井県で発見のフクイサウルス、フクイラプトルなど、ここ福井でしか出てこなかった恐竜の紹介やその他諸々を説明していた。
@しかしやはり物足りないものを感じた。まえだまえだが面白いので、見ていて、それなりに楽しかったが、欲を言えば時間的にはもっと長く、カマラサウルスやT-レックスなど、メジャーな恐竜以外の、いろんな恐竜の生態についてもう少し詳しくやってほしかった。
@・・・と、いうわけで連休1日目の夜はふけようとしている。明日にでも前に買った本とあわせて、[R.U.R]を久しぶりにじっくりと読もう…。
恐竜について新発見のニュースがあったようですね?!
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100717-OYT1T00749.htm?from=main5
トロサウルスは、「成熟した」トリケラトプスだった、
らしいですなあ。\(^o^)/
by Kimball (2010-07-18 08:49)
Kimball 様;
ご紹介の記事を読ませていただきました。
>「トロサウルスは、『成熟した』トリケラトプスだった」
おぉ!なんと・・・そういうことだったのですね!
恐竜に限らず、化石生物時代の謎は、実に奥深い。まだまだ改名されていない謎が、無尽蔵に隠されているように思えますね。
by 銀鏡反応 (2010-07-18 17:16)