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「データを書き換えて遊んでいた」??主任検事を証拠隠滅容疑で逮捕-郵便不正事件 [ぼやき]

@昼間、職場の休憩室のTVを点けたら、こんなニュースが流れてきた。

 「郵便不正事件の主任検事 証拠品のフロッピーデータ書き換えか」

@これを見て、「また検察のアホが・・」と呆れたのは私ばかりではあるまい。厚生労働省元局長の村木氏が一審で無罪判決を受け、その後検察側が控訴を断念した、例の「郵便不正事件」。

@その事件を捜査していた特捜の主任検事が、こともあろうに事件の証拠として押収した、同じ事件の当事者・上村勉被告(=虚偽有印公文書作成及び同行使罪で公判中)が2004年6月に自称障害者団体に発行したとされる偽証明書や文書作成データが入ったフロッピーディスク(FP)を保管中に改竄した疑いが浮上し、最高検察庁は証拠隠滅の容疑で前特捜部長などを一斉聴取に乗り出した、という。その後、この主任検事は証拠隠滅容疑で先ほど最高検に逮捕された。

@この疑惑が発覚した当時から、村木氏の弁護人を勤める弁護士や関係者からは、「検察の信頼を揺るがしかねない大変な事態だ」という声が出ていた。仕事が退けて帰宅して、家事を終えたあとで朝日新聞のウェブサイトを見た。

@最初のトップソースは「前特捜部長らを一斉聴取へ 大阪地検 FD改ざん疑惑で」
 http://www.asahi.com/national/update/0921/OSK201009210052.html

@1時間あまりあと、改めてasahi.comを見ると、トップが替わってコレになっていた。

 「最高検 主任検事を証拠隠滅容疑で逮捕 郵便不正事件」

http://www.asahi.com/national/update/0921/TKY201009210362.html

@この逮捕劇に、流石に村木さんも「検察の素早さには驚く」といわれていたという。しかし電光石火のように見えるこの逮捕劇が起こったのも、主任検事による事件の押収品の、こういう前代未聞の改竄があったからだし、その上、この改竄は、はじめから村木さんを今回の事件の主犯に仕立てる為の、検察側が考えた「シナリオ」に沿ってやったともいわれている。其処から見えてくるのは、やはり検察内部の構造的な腐敗によって引き起こされた出来事なのではないかと、私は一般人の1人として思う。

@しかし、上に引用した最初のニュースソースの中で、地検の聴取に応じた、今や容疑者となった主任検事自身が「上村被告によるデータの改竄の有無を確認する際にネットで専用ソフトをダウンロードした。データを書き換えて遊んでいるうちに更新日時が変わった可能性があったが、そのままFDを(被告側に)返却した」と説明したと知った日には、開いた口が塞がらなかった。

@証拠品として押収したFDのデータを、専用のソフトを使って書き換えて遊んでいた??・・・大阪地検で「エース」といわれた「優秀」な検事が、そんなことして許されるのか?普通に考えたら、これは許されるわけが無い。

@それに、今回の事件で村木さんを犯人に仕立てる為のシナリオに沿ってやったにしては、遊びでやった、と当人がいっているのはあまりに不自然な感もあるが…やはり本来の意図を隠すための嘘供述なのか?

@重大事件の証拠品で、トップクラスの検事が「遊び」でデータ改竄をするなんて。村木さん側やその他の関係者が「前代未聞」と仰天し、「検察の信頼を(根幹から)揺るがす大事件だ」と言うのも、大いに肯ける。

@やはり・・・検察からは「正義と公平」は、何処かへ行ってしまったのだろうか。こんなふざけた事件が、検察のエース級の検事によって引き起こされた以上、最早これ以上の冤罪や不正は許されない。検察は速やかに事件の解明に努めると共に、斯かる事態を二度と引き起こさないよう、自らを徹底的に刷新する努力を、民衆の前に示してもらいたいものだ。
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