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師走もいよいよ押し迫り。 [雑文]

@昨日、銀座をちょっとばかりそぞろ歩き、その後でアップルストアでMacBookAirの試用機を使ってYouTubeなどを見る。様々な映像を音とともに楽しみながら、さて音楽のみの投稿を聴こうと、ヤン・シベリウスの「カレリア」を検索し、聴いている途中で音がプツン、と切れた。

@如何やら、使っているヘッドフォンが寿命を迎えたらしかった。5年前から使ってきたSONYのコード巻き取り式耳かけヘッドフォンだが、イヤーパッドがボロボロになり、中のメカがまるみえになっていた。ごめんよ、ヘッドフォン。イヤーパッドだけじゃなくて中もボロボロになってたんだね。酷使しすぎたのかも。でもボロボロになるまで頑張ってくれて有難う。

@早速MacBookAirの左横にあるヘッドフォンジャックからプラグを抜いて、くるくるとコードを巻き取ってバッグの中にしまいこんだ。そしてTwitterにログインし、TLに流れてくるいろんな人たちのつぶやきを見ていた。

@今日もまた色々みんなつぶやいているなぁ。自分がこのところ見ていて気になっているつぶやきのジャンルのひとつは、ペットの殺処分や悪質ペットショップや違法ブリーダーなどなど、動物虐待の問題。


@飼い主の勝手で捨てられた挙句、保健所の収容室で殺処分されたり、違法なブリーダーによる好い加減な交配によって、先天異常のある犬が生まれたりとか、そういう情報はTwitterでつぶやきとして載る前から沢山知られており、今に至るまで、それらはとどまる所を知らない。

@Twitterのおかげで、ペットの殺処分や違法・悪徳ペット業者に対する反対運動が広がりつつあるようだ。然し彼等を根絶するには、まだまだ、先は長く、壁は厚いことだろう。それでもペットを、否動物の命を、一部の腐れ人間の身勝手さから守る動きは、確実に広がりつつあるようだ。


@さて、銀座から丸の内に移り、今年竣工なった赤レンガの三菱一号館美術館にて、「カンディンスキーと青騎士展」を観て来た。「コンポジション」シリーズなどの傑作で知られる抽象画家、ヴァシリー・カンディンスキー。私自身にとっては、彼の絵の実物に生まれて初めて出会うことになる。

@彼の描いた絵の変化の軌跡を見られると同時に、彼の仲間たち…ガブリエーレ・ミュンター、フランツ・マルク、アウグスト・マッケ、アレクセイ・ヤウレンスキー等、時代の先端を突っ走ったミュンヘン生まれの芸術集団「青騎士」メンバー(パウル・クレーも実は加わっていた)の作品も見られる展覧会だった。穏やかな作品もあれば、激しい色彩の作品もあった。


@この「青騎士」メンバーは、第一次世界大戦の混乱とその後の時代の変遷によって解散を余儀なくされるが、最後まで生き残ったガブリエーレ・ミュンターが、ナチの弾圧や第二次大戦の戦禍からメンバーの作品を守り抜いたという。

@彼女が居なければ、こんにち「青騎士」の作品を、我々はこの赤レンガの美術館で見ることはなかったろう。・・・それにしても、カンディンスキーの画の色彩は鮮烈だ。ことに後年の作品は彼の内面の理想と感情が相まった炎が七色の色彩となってカンヴァスやカードボード(昔のTV受像機の裏に使われていた板と同じものか)の上で炸裂している。何処か岡本太郎に通じるものをカンディンスキーの作品は持っている。

@さて美術館を出て、腹が減ったので何か食べたいと思いつつ、リーズナブルな飲食屋を探すが何せ土地柄ゆえ、そういうのは吉野家以外何処にもなかった。吉野家に入る前にビッグイシューの販売員のおっちゃんを見つけて、定価300円をおっちゃんに支払って、そのあとちょっと話をした。おっちゃんの言うには、休日と年末はなかなか売れないのだそうだ。それに夜は寒いし・・・とのこと。

@吉野家でお昼を済ませた後、電車に乗り、秋葉原で降りる。あの事件以来ホコテンが停止されたままになっていたそうだが、最近、復活すると聞いた。駅の向かいのホビーショップに来たが、う~ん・・・如何にも、“魂の成熟が止まった人”達向きの、玩具やらフィギュアやらが沢山置いてある。

@ヲタ向けのアニメ作品の女の子キャラが何処を見ても目立つ。中には性的な表現をしているものもある。隠すべきところを露出して、マンガ顔をして悩ましいポーズをとっている女の子キャラの人形を見ていると、今の世界の混沌の、底辺あたりで蠢く、淡い七色をした魔性の天国を見ているようだ。大人向けのピンサロ文化と本質的には対して変わらない。こういうのもおそらくはTVや新聞と同じで、秋葉原でも中野でも、時代の波浪に関係なくしぶとく残っていくのだろう。

@師走もいよいよ押し迫り、東京の繁華街は煌くばかりのクリスマスの装飾で溢れ返っている。何処の店でも今般流行りのLED電飾がキラキラと繰り返し、地上の星の如く点滅している。アキバを出たらもう夕暮れ、町並みのそんな電飾が嫌でも目に染みる。

@そんな街の輝きの届かない、暗く、マタ寒いところで、また一人が貧しさのために死んでいくことを思うと、去年も同じことを確かこのブログに書いたと思うが、街を歩いているヲタの若者やカップルたちが、明日はわが身にならない事を願わずには居られぬ。
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