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狂い始めた世界。 [雑文]

@このあいだまであったエジプトの「市民革命」。デモする側が暴力らしい暴力も使わず、FacebookやTwitterといったウェブコミュニケーション用のサーヴィスを使った呼びかけで、若者を中心に、国の現状に不満と憤激を覚える多くの市民大衆が、首都カイロのタハリール広場に集まり、「ムバラクやめろ!」「民主化を!」と叫び続け、ついに辞任に追い込んだことは記憶に新しい。

@この「革命」の余波が同じ長期政権の中東周辺国に広まり、アルジェリアやイエメンでも同様のデモが。バーレーンでは国家元首辞任を市民がデモで訴え、警官隊と衝突。デモの参加者2人が死亡。そしてアハマディネジャドの独裁が続くイランでも、反政府デモがついに勃発し、「独裁者に死を!」とデモ隊が訴えていた。

@こういう市民革命を、欧米諸国はバックアップする姿勢をとっている(本当は裏があるようだが)。同じ超大国の中国はこういう中東の「民主化・反政府」の動きに目を光らせ、警戒しているそうな。

@で、日本政府は…といえば、これがまた、「エジプトの在留邦人の無事」が如何のこうの、としか言わず、民主化を望んでデモした中東各国の若者たちを応援する文言を一つも発しなかったとや。自国出身者のことしか頭にないのか。外国の人に対する感性が磨耗しているか、あるいは、“ない”かの、どっちかだ。

@国内でも民主党元代表・小沢一郎の処遇を如何するかで、与党内で「内ゲバ」状態と聞く。この内ゲバぶりを見て、小沢擁護派の人々は「彼には罪はない。彼は何もしていない」と、小沢の支援団体・陸山会における政治資金虚偽記載事件についての強制起訴や民主党内の処分、証人喚問に疑義を呈し続けている。

@だが、前にもこのブログで述べたように、仮令裁判で小沢が無罪になったとしても、彼が政治家として活躍する場は最早なくなっていることだろう。

@また、英国をはじめ、諸外国では30代、40代といった若手が首相になっているのに、この島国では60代後半、70代、中には90代の人(!)が未だに国政の現場にしがみ付いているようだ。こういう人は大抵古い政治的思考回路しか持っていないことが多い。(人にもよるけれど)

@小沢が古い思考回路をもつ政治家かどうかは別として、彼等のような古くからいる政治家が政界に何時までも長くしがみ付く時代は、終わりを告げつつある、いな、終わらせなくてはなるまい。若くて、新しい思考回路を持つ政治家がこの島国で、もっと、大いに活躍してほしい、と切に願う。

@…などと、きょうびの世界の混乱について、巷間広まっている事を書いてみたが、それにしても思うことは、この我々の住む世界が、いよいよ、カオス(混沌)の極みから、狂気の相を呈し始めたかもしれない…ということだ。少なくとも自分としては、中東世界をはじめ、世界全体が呪わしい「戦争」へと向かわずに「平和」実現への懸命&賢明な努力を各々、続けて欲しいと願っている・・・。
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