SSブログ

性への欲望は制御不能なのか? [ぼやき]

@教え子に酒を飲ませて酩酊泥酔状態に陥らせ、宿泊先のホテルに連れ込みレイプしたとして、元大学講師で2度のオリンピックで金メダルを取った柔道家が逮捕された事件で、柔道家の地元は、彼に授与した名誉市民の称号を取り消したとのニュースが流れた。

@その柔道家は警察に捕まって、取調べを受けても「合意の上だ」と言い張っているという。私は、精神修養を必要とする柔道家ともあろうものが、何故、己の性的欲望をコントロールできなかったのだろうか、とまず思った。

@彼が逮捕された翌日、私はこれについてTwitter上でつぶやいた。「性質の悪い『変態』ほど、『合意の上だ』と、己の性的反社会行為を正当化するものだ…」

@このTwitterつぶやきの内容について、あるフォロワーからリプライがあった。「心の教育が必要かと。家庭的レベルではもう無理・・・」。・・・そうか、心の教育か。でも、心の教育なら上に書いたように柔道でも修養という形でやっているのじゃないのかな。それとも、今時の柔道は、技のレヴェルアップだけやっていればよく、修養なんて二の次三の次、ということになっているのかな?

@いずれにせよ、性的な欲望というのは、コントロールできないものなのか?・・・あらゆる犯罪の中で、薬物がらみの犯罪と性犯罪ほど、再版率の高いものはない。そして両方とも、当事者自身、制御できない欲望が引き起こすものなのだ。

@隣国・韓国では性犯罪を犯して出所してきた者の足首に、GPSをつけて随時追跡できるようにしたり、19歳以下の子供をもつ家庭を性犯罪者から守る為に、そのような家庭に性犯罪者の情報をウェブで発信したり、性欲を減らす為に癌治療用の薬を性犯罪の受刑者に投与したり・・・と、犯罪者の人権よりも、子供や女性など、弱い立場の人々を性犯罪者の毒牙から守ることを優先して、あらゆる手を講じているという。

@あちらでは仮令、犯人の人権を無視したやり方であっても、それで性犯罪が減れば、“オッケー!御の字!”だからだ。翻って日本では、GPSや薬物療法の是非が問われたことがあったが、人権を優先して、そういうことはやらないことになっているという。(それだから、性質の悪い変態どもによる犯罪が、何時まで経っても減らないんじゃい!)
人権と性犯罪の強制的防止は別物だという考え方にまずは転換が必要だろう。

@そして、小学校からの性教育。心の教育とセットでやるとよいだろう。これまでは保健体育の授業で女子のみに、性犯罪からのディフェンスの意味で性教育を施してきたが、これからは男子も女子と言うものを正しい形で理解する為にも、性教育を施さなくてはなるまい。同時に「互いの生命は何よりも尊い」というコンセプトでの心の教育を、性教育とセットで行うことも忘れてはなるまい。

@食欲と性欲は、人が生きていくため、子孫を残すために必要な欲望ゆえ、パーフェクトなコントロールがきわめて難しい。人間は、食欲を制御できないと超肥満になり、何れは死に至る。性欲を制御できないと性依存症になり、数々の問題を引き起こす。柔道家が引き起こした事件はそのひとつ。彼は若しかしたら、何かきっかけが与えられると、性欲を爆発させ、相手を強姦するタイプなのかもしれない。

@こうした人間を出さない為にも、男子にも小学生の頃から、正しい性教育と心の教育がセットで必要だ。男子が女子を玩具とみなすのは、男子に性教育を小学生の時点から施さなかったのが一つの理由だからだ。

@もうひとつは性の氾濫というべき、所謂「エロ情報」の大量化だ。今やネットで大量にその手の情報を得られるから、それに接している間に、そいつの頭の中に女性を「自らの性欲を満たす為の生きた玩具」という認識が出来上がり、何かのキッカケでそれが欲望につながり、性犯罪をやらかすのかもしれない。

@もちろん、この手のサイトを観た全ての人間が性犯罪に手を染めるわけではなく、世間を騒がすような性犯罪事件をおこすのは極々一部の人間であることは言うまでもない。

@やはり、性を商品化した情報の管理は厳しくしなければなるまい。特にネットを通じて大量に出回っているこれらの情報は、監視をさらに強めなくてはなるまい。その上で、男子だけではなく、女子も、老人も子供も、障害者も、掛け替えのない生命を持った尊い存在という「生命尊厳の思想」を徹底していろんな形で広めなくてはならない、とつれづれ思う玄関の宵。
nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。