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暗いと不平を言うよりも! [雑文]

@ずっと前、『暗いと不平を言うよりも、進んで灯りをつけましょう』という前説で始まる番組があった。

@『心のともしび』というタイトルのこの番組は、たしか覚えている限りでは、あるキリスト教団による啓蒙番組だったように思う。この番組を提供若しくは企画していた教団が、カトリック系か、プロテスタント系なのか、今となってはハッキリしない。が、放映していたキー局は日本テレビであったことは今でもハッキリと覚えている。

@今世紀の日本は、暗いとか、閉塞しているとか、先が見えないとか、後向きな言葉が沢山世間に飛び交っている。確かに今は、医療や教育も行き詰まり、派遣切りとか雇い止めなど、民衆の生活を根底から脅かす事態が相次いでいる。昨年起こった秋葉原や土浦の通り魔殺人など、それこそ眼を覆いたくなるような陰惨な事件まで起こっている始末だ。

@しかし、だからといって、日本の明日は、暗いといってしまっていいのだろうか?暗いなら、進んで灯りをつけ、前途を照らして前に進む以外にないではないか。

@暗い、先が見えない、と言うのなら、希望という名の松明を灯し、高く掲げて、照らせば好いではないか。照らすと、そこには必ず、何か未来に続く“道”が見えるはずだ。

@松明を掲げる手には、勇気という力がこもっている。希望と勇気が、暗い道を照らし、明るく前途を示してくれるのだ。暗いなんて不平を言っていては、何時まで経っても、前途は見えない。不平をいうより、希望と勇気の光を手にして、見えざる前途を照らすことから始めるべきなのだ。


@御多分に漏れず、今の時代も、「近頃の若い奴は…」なんてぼやく大人が居るものだ。が、そういう大人は決まって、若者に対する視野が非常に狭いのである。

@まぁ確かに、ニートや引きこもりなど、自分の殻にこもっている奴等はハッキリいって若々しい覇気に満ちているとは言い難い。反対にのべつに元気でも、傍若無人に周りの迷惑顧みず、バカな振るまいばかりしている奴等は、見ていて実にみっともないし、何か勘違いして生きているんじゃないかと勘繰りたくなる。が、世間を広く、注意深く見渡せば、そんなアホな奴等ばかりではないのだ。

@勇猛果敢に意気高く、希望に燃えて、明日を切り開こうという炎の意志に燃えている、英知溢れる若者だってちゃんと居るのだ。そんな連中は、暗い、前途は暗澹だ、という愚痴は一切言わない(たぶん)。そういう若者が、前途を照らす松明を持ち、まだ白紙の未来を切り開くことが出来る。

@ここで、大人達に求めたいのは、もう少し視野を広げ、先入観を捨てて若者たちを見てもらいたいということだ。自分の殻に閉じこもり、異質な他者とのコミュニケーションを怖がっているような、あるいは傍若無人に振るまって、周りに迷惑ばかりをかけるような、間抜けで腰砕けな連中ばかりではないのだ。おそらくそういう奴ばかりメディアで多く取り上げられるものだから、『若者なんて所詮あんなもんだ』と大人は思いこんでしまうのだろう。

@この世間は狭いようで実に広い。そして世は決して暗いばかりではない。
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