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何事も『明日は我が身』だ。 [雑文]

@今朝は曇りがちだったが、昼になると雲も取れ、澄んだ青空が顔を覗かせた。でもって、きょうもよい秋晴れ。今年もあと1ヶ月余り。1年が経つのは本当に早い。


@あるC級雑誌をコンビニの雑誌コーナーで見かけ、手にとって読んでみたが、大した内容ではなかった。物紹介の雑誌のほうがましだ。

@政界・芸能界・その他で活躍している人間の中で、退場させたい人間ベストテン、なる特集記事が、そのC級雑誌に掲載され、その中に脳科学者・茂木健一郎氏の名前があった。

@記事を書いているオピニオンたちは、「オピニオン」を名乗る資格も資質もない、D級以下の人間ばかり。そんな人間が、自分達が選ぶ嫌いな人間に対して、鼻持ちならぬ嫉妬を剥き出しにしている(単なる読者倍増の為のパフォーマンスの可能性もあるが)。

@しかし、彼等は、果たして、茂木氏の如く、大車輪のように人知を超えて忙しく、かつ密度の濃い生きかたを貫いている、と言えるのか?答えは言うまでもなく「NO」である。

@今回の茂木氏の申告漏れに対して、ネットでNHKの番組を降板しろ、だの、こういう程度の低い雑誌であっちこっとに顔を出すな、と言っている人達は、1度茂木氏と同じ立場に立てばよいだろう。そうすれば、氏の金銭的なこれまでの、なみなみならぬ苦労も、わかるだろう。

@それもせずして、あーだこーだ、と他人の失敗など、さまざまな行為に口を挟むのは、如何なものか。“明日は我が身”ということが、まるでわかっていない。


@江戸の頃、歌舞伎の観客は、『女殺油地獄』のような殺人がテーマの作品を見たりすると、殺しをやってしまった主人公に自分の身を投影したものだ、という。主人公の立場を我が身に置き換えて、「彼」の立場は明日の「私」の立場になりかねない、ということを、しみじみといった感じで思い至っていたのではないか。

@現在の我々は、上のC級雑誌の特集記事でコメントしていた評論家のように、社会で失敗した人達に対し、自分達には関係ない、という態度をとりがちである。だが、そんな我々でさえ、何時なんどき、彼等と同じかあるいはそれ以上に、社会で失敗をやらかしかねないとも限らないのだ。

@昔も、今も、万事において、『明日は我が身』なのだ。
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