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いらだち。 [独白]

@東京は、きょうもまた、雲は多くて風もあったが昼間の最高温度が35℃に近づき、地獄のような灼熱ぶり。明日にも梅雨明けが告げられるだろう。

@ところで、自分はある種のいらだちを抱えている。そのいらだちとは何か。・・・それは、インターネットと連動している能動的なコミュニケーション&メディアサーヴィス(YouTube,Twitter,Ustream等)の登場や、それと関連するガジェットたち(iPod,IPad,IPhone…これらは全部Appleもの)が世界中で大ヒットを続ける中、ユーラシアの東の端っこに浮かぶこの島国が、こうした時代の急激変化についてこれず、使い古しの社会機構と、高度経済成長とバブルの時に見た古びた「夢」を抱えたまま、孤立化していくのに感じている、少々の怒りとじれったさである。

@これだけ世界のあちこちから(今のところは)国際公用語となった英語をしゃべりながら、悠然と飛び回る英知の人たちが輩出しているというのに、この島国の教育機関(小学校から大学まで)ときたら、自分とこの企業や役所でしか使えない、日本語という母国語しかしゃべれない、ただの「ロボット」か「歯車」しか生み出さないのか。

@要するに「人間」を本気で育むと、この日本の社会構造をがらりと変えられてしまうからなのか。それとも外国へのねたみと恐怖に加え、普遍的知性と豊かなよき教養(→“人の心”がわかるなど)を学生たちに身につけさせるのはぶっちゃけ面倒くさいからという理由があるからなのか。

@自分が思うに、その両方なのだ。「大学」を頂点とする日本の教育機関は、要するに、学生たちに、何時何処でも通ずるような普遍的で深い哲理と、太陽のように明晰で剣のように鋭い英知、そして真正の意味での豊かな教養など、時代を変え、時代を引っ張る知性にとって最も不可欠な要素を身につけさせることを放棄し、ただ内輪(自国)の各種機関を支える為の『部品』に作り変えているのだ。

@そしてその根底には、きっと中国や印度、シンガポールなど、アジアの新興発展国家へのやっかみと羨望、嫉妬が隠されているのだ。う~ん、間違いないっ!(←(C)お笑い芸人・長井秀和氏)

@そんなことで如何する。そんな体たらくだから、日本の国際社会からの孤立化はますます進むではないか。

@無論、「源氏物語」「枕草子」「平家物語」などの古典文学や「好色一代男」「東海道中膝栗毛」など江戸期の大衆文学、浮世絵、歌舞伎、和歌、俳句、川柳、「侘び・寂び」の茶道文化、明治から昭和にかけて生み出された近代文学作品など、日本人ならではの豊かで柔らかなセンスが生み出した諸々の文化は大切に継承していかねばならないが、それを伝えるにも今や公用語である英語で伝えていかなくては、世界の人たちにわかってもらえない時代になったのだ・・・。

@兎にも角にも、今まで日本で通用してきた常識、慣習、教育手法、思考習慣などの諸々が、今の世界の潮流とますます合わなくなってきたのだ。日本の常識は世界の非常識という時代にますますなりつつあるのだ。

@そんな時代には最早、“まず『自分が変わる』ことから始める”しかない。

@自分の立場で、自分がこれはと思ったものをよりどころにしてよいから、何か自分自身の中に確たる「人生哲学」「行動原理(プリンシプル)」をもって、もってうまれた「偶然」「運命」を、自分の「必然」「使命」として引き受け、己の中に眠る『無限の可能性』をきり開こうと努力することから、この閉塞しきった国土社会の『ガラパゴス化』からの、真の『解放』は始まる筈だ。
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