「厚生労働省内の郵便料金不正事件」元局長・村木厚子氏無罪判決に思う。 [雑文]
☆TwitterのTL上などで、いま、その権勢振りと「冤罪製造体質」が糾弾されている検察の調査・立件手法のミスが齎した事件の被告とされた人に、やっと無罪の判決が下された。
☆郵便制度悪用に絡む厚生労働省の文書偽造事件で、虚偽有印公文書作成及び同行使の罪に問われ、逮捕・起訴されていた元雇用均等・児童福祉局長の村木厚子被告（54）に、大阪地裁は無罪を言い渡した。
☆周知のように検察側は被告の村木さんに懲役1年6ヶ月を求刑、彼女は一貫して無罪を主張して譲らなかった。村木さんには多くの支援者がいて、彼女の無罪を信じ、応援しつづけただけに、この無罪判決には喜びもひとしおだったかと思われる。
☆自分はこの無罪判決のニュース映像をたまたま、職場の休憩室のTVで見ていたが、判決後の記者会見で、村木さんが心から安堵したような笑顔で会見されるのを見て、検察よ、控訴するな！という思いがよぎった。
☆主文「無罪」と告げた後、長々と述べられる判決理由。法廷には村木さんの御家族（夫・娘2人）も来られていて、長い判決文が読み上げられるのを聞いていたという。当の村木さんはとても冷静にこの長い判決理由を聞いていたという。
☆同じく後の傍聴席で判決を聞いていた支援者の方々からは拍手が沸き起こった。・・・ニュースの内容を聞きながら、私は『イマドキの検察と言うのはホントに杜撰だねぇ』と呆れてしまった。
☆大阪地裁で、裁判長は例の長々と述べられていた判決理由の中で「偽造証明書の作成を部下に指示したことは認められない」と村木さんと部下の共謀を否定していた。公判では、かつての上司・部下が捜査段階で村木さんの関与を認めた供述調書の内容が相次いで否定された。
☆裁判長は虚偽文書作成の実行犯とされる元係長・上村勉被告（41）＝公判中＝らの供述調書について、「検察が誘導した可能性がある」といって大半を証拠として採用しないと決めた。
☆これにより検察側は、判決を前にして、事件の立証の柱を失い、結果、“面目丸潰れ”となった。
☆今回の判決を受け、若し検察が控訴せず、村木さんの厚生労働省への復職が為されれば、村木さんにとっても、また彼女を支援してきた多くの人々にとっても、この上ない幸せなことになるだろうと思った。
☆しかし、若し此処で又、検察が自分たちの面子にこだわり、控訴してしまう事態になれば、それこそ、折角無罪を言い渡され、晴れて自由の身になろうとしている村木さんの、これから家族らと共に刻んでいこうとしている、掛け替えのない“人生の時間”が、またしてもこの先、奪われてしまう事になるだろうとも思わざるを得なかった（先に述べた判決後の記者会見で、村木さんは『私の貴重な人生の時間が奪われてしまった』（要約）と述べられていた）。
☆検察によって無実の罪で訴えられ（この事件については彼女は無罪になるという公算が以前からあった）、1年半もの求刑を言い渡され、判決の日を迎えるまで、村木さんはどれほど長く、また深く苦しみ、悩まれた事であろうか。
☆これだけを思っても、アンフェアな誘導尋問をしてでも、彼女を罪人にしようとした検察の魂胆というのは、どれほど陰険で権力志向的なのか、考えざるを得なかった。それでも彼女は検察を信じている。検察に一片でもの「正義」があることを信じている、故に『何故、なんの罪も咎もない私が、虚偽文書作成の指示をしたという罪に問われなくてはならなかったのか。そこを知りたい』と願っているのだ。
☆今回の判決における一連のニュースを見ながら思う事は、最近の検察（警察も同様）というのは、本来なら厳密に、又慎重にすべき調査・立件・起訴の手法に、ミスが多くなってきてるのではないか、ということだ。
☆村木さんの件の場合は、自分の拙い頭で推測するに、若しかしたら彼女に対して日頃から嫉妬心を抱いている厚労省内の何者かが、検察に「今回の事件の主犯はあの女だ」と偽情報を検察にリークしたから彼女は訴えられたのではなかったか。検察がこれを鵜呑みにして彼女を起訴した、というのなら、まさにこの事件での検察の調査は、杜撰そのものとしか言いようがない。
☆私としては、このまま村木さんの無罪が確定する事を祈るしかない、と思うと共に、検察自身は自分達の体質を全体的に、かつ精緻に検察自身が見直し、明治以来引きずっていると指摘されてきている『“国家の安泰”を劇的に変えてしまうとされる人物に対しては、それがどんな人物にせよ、仮令冤罪にしてまで我が国の社会から追放する』という体質を根本から変えてもらいたい。それが他の日本の官製機構と同じく、「ガラパゴス化＝閉鎖的孤島化」しているといわれるこの島国の検察を、世界からも尊敬される「正義と公平の府」に変えることになるのだから。
☆郵便制度悪用に絡む厚生労働省の文書偽造事件で、虚偽有印公文書作成及び同行使の罪に問われ、逮捕・起訴されていた元雇用均等・児童福祉局長の村木厚子被告（54）に、大阪地裁は無罪を言い渡した。
☆周知のように検察側は被告の村木さんに懲役1年6ヶ月を求刑、彼女は一貫して無罪を主張して譲らなかった。村木さんには多くの支援者がいて、彼女の無罪を信じ、応援しつづけただけに、この無罪判決には喜びもひとしおだったかと思われる。
☆自分はこの無罪判決のニュース映像をたまたま、職場の休憩室のTVで見ていたが、判決後の記者会見で、村木さんが心から安堵したような笑顔で会見されるのを見て、検察よ、控訴するな！という思いがよぎった。
☆主文「無罪」と告げた後、長々と述べられる判決理由。法廷には村木さんの御家族（夫・娘2人）も来られていて、長い判決文が読み上げられるのを聞いていたという。当の村木さんはとても冷静にこの長い判決理由を聞いていたという。
☆同じく後の傍聴席で判決を聞いていた支援者の方々からは拍手が沸き起こった。・・・ニュースの内容を聞きながら、私は『イマドキの検察と言うのはホントに杜撰だねぇ』と呆れてしまった。
☆大阪地裁で、裁判長は例の長々と述べられていた判決理由の中で「偽造証明書の作成を部下に指示したことは認められない」と村木さんと部下の共謀を否定していた。公判では、かつての上司・部下が捜査段階で村木さんの関与を認めた供述調書の内容が相次いで否定された。
☆裁判長は虚偽文書作成の実行犯とされる元係長・上村勉被告（41）＝公判中＝らの供述調書について、「検察が誘導した可能性がある」といって大半を証拠として採用しないと決めた。
☆これにより検察側は、判決を前にして、事件の立証の柱を失い、結果、“面目丸潰れ”となった。
☆今回の判決を受け、若し検察が控訴せず、村木さんの厚生労働省への復職が為されれば、村木さんにとっても、また彼女を支援してきた多くの人々にとっても、この上ない幸せなことになるだろうと思った。
☆しかし、若し此処で又、検察が自分たちの面子にこだわり、控訴してしまう事態になれば、それこそ、折角無罪を言い渡され、晴れて自由の身になろうとしている村木さんの、これから家族らと共に刻んでいこうとしている、掛け替えのない“人生の時間”が、またしてもこの先、奪われてしまう事になるだろうとも思わざるを得なかった（先に述べた判決後の記者会見で、村木さんは『私の貴重な人生の時間が奪われてしまった』（要約）と述べられていた）。
☆検察によって無実の罪で訴えられ（この事件については彼女は無罪になるという公算が以前からあった）、1年半もの求刑を言い渡され、判決の日を迎えるまで、村木さんはどれほど長く、また深く苦しみ、悩まれた事であろうか。
☆これだけを思っても、アンフェアな誘導尋問をしてでも、彼女を罪人にしようとした検察の魂胆というのは、どれほど陰険で権力志向的なのか、考えざるを得なかった。それでも彼女は検察を信じている。検察に一片でもの「正義」があることを信じている、故に『何故、なんの罪も咎もない私が、虚偽文書作成の指示をしたという罪に問われなくてはならなかったのか。そこを知りたい』と願っているのだ。
☆今回の判決における一連のニュースを見ながら思う事は、最近の検察（警察も同様）というのは、本来なら厳密に、又慎重にすべき調査・立件・起訴の手法に、ミスが多くなってきてるのではないか、ということだ。
☆村木さんの件の場合は、自分の拙い頭で推測するに、若しかしたら彼女に対して日頃から嫉妬心を抱いている厚労省内の何者かが、検察に「今回の事件の主犯はあの女だ」と偽情報を検察にリークしたから彼女は訴えられたのではなかったか。検察がこれを鵜呑みにして彼女を起訴した、というのなら、まさにこの事件での検察の調査は、杜撰そのものとしか言いようがない。
☆私としては、このまま村木さんの無罪が確定する事を祈るしかない、と思うと共に、検察自身は自分達の体質を全体的に、かつ精緻に検察自身が見直し、明治以来引きずっていると指摘されてきている『“国家の安泰”を劇的に変えてしまうとされる人物に対しては、それがどんな人物にせよ、仮令冤罪にしてまで我が国の社会から追放する』という体質を根本から変えてもらいたい。それが他の日本の官製機構と同じく、「ガラパゴス化＝閉鎖的孤島化」しているといわれるこの島国の検察を、世界からも尊敬される「正義と公平の府」に変えることになるのだから。
QRコード
コメント 0