桜と偉人。

＠人としての魅力と大きさ…。それが「偉人」といわれる人を本当に「偉人」たらしめる、大きな条件なのに違いない。

＠知性や知識、教養の深さ具合などに惹かれるのは勿論、その人物の人間性の大きさ、人としての情の温かさに、人は一番惹きつけられるのではないか。

＠小林秀雄の本を購入し、読んでみた。最初はとっつきにくくて、こりゃ非常に難しい、と思っていたが、読み終わってみると、いや～、小林さんという人は、本当に極めて緻密な知性を持ち、繊細な感性をもっている人なんだなァ、と思った。もちろん、人間として非常に大きい人だということはひしひしと感じていた。

＠ある新聞記事（←一般紙ではありません、念の為）で、その小林さんがさる詩人と桜を見ながら語らっていた言葉…。

＠「桜は、生きて居るんですよ」

＠桜花の持つ儚い魅力と、桜全体の秘めたる力強い生命力とを称えて、小林さんは、この言葉を語られたのに違いない…。その小林さんを思慕しつづける茂木健一郎さんも、やはり極めて緻密な知性を持ち、繊細な感性と、人として非常に大きな器を持っている人であることは、言わずもがなのことである。

＠今年もようやく桜花爛漫の季節を迎えんとしている。小林さんが桜を愛でたように、我々も桜の繊細な美しさと力強い生命力を愛でようではないか。

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＠それはそうと、お花見の季節でもあるが、我々イマドキの日本人は、如何も桜花の下でドンチャン騒ぎばかりやっていて、ちっとも桜の美しさそのものを愛でようとしていないのではないか。

＠せめて花をてにとり、儚く壊れそうな花びらのデリケートな美しさ、たおやかさを愛でつつ、春の夢に酔い痴れたいものだ。

コメント 1

銀鏡反応さま！

小林先生の講演ＣＤは超おすすめです！
って、小生はＫｅｎＭｏｇｉさまの数年前のクオリア日記で
教えていただいたのですが。＼(^o^)／

実は、ここのところ、また通勤時に聞き返す日々が
続いています！！

そうそう、つい先日のクオリア日記でＫｅｎＭｏｇｉさまが
おっしゃっていた「新しい録音」が気になっています！＼(^o^)／
by Kimball (2007-03-23 22:11)