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人の意識の特性。 [独白]

@桜の花もそろそろほころび始め、お花見シーズンまでカウントダウンの始まった感の有るきょうこのごろ。仕事の現場へと通う路地の片隅に菫の咲くを見る。

@青紫のアメジストのように輝く菫。汝はしかし、決して自分が美しい、とか、可憐だ、とかいうことを考えてはいない。美しいとか可憐だとか思うのは、汝を見ている人間のほうだ。

@天に枝を伸ばして、花開くを待つ染井吉野も、アスファルトの路地に枝をたらす枝垂れ柳も、汝自身が美しいとか、たおやかだとか、しなやかだとか、という意識は持ってはいないのだろう。

@汝等を見つめて、いいな、美しいな、奇麗だな、と思うのは、汝等を見て感じる人間の高等な意識の為せる技なのだ。

@人が美しいものを感じるのも、やさしさを感じるのも、意識あってのことであり、反対に苦悩や苦難を感じるのも意識の所為である。

@その苦悩・苦難に屈するのも、それらに打ち勝とうとする意識がでてくるのも、人であることの一つの大きな「特権」であり、大きな「特性」であろうと思う。

@動物や植物は苦悩や苦難を感じることはあるのだろうか?あったとしても、乗り越えようとする意識・意思は出てこないかもしれない。


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