雨に降られて…。
＠昨日は洗足にいた。
＠朝からしきりに降っている雨は、昼には小降りになり、止むとは言っていた。確かに、昼近くなって雨は小降りになってきた。それはいいけれど、なかなか止んでくれない。どころか、降りかたが強くなったり弱くなったり、それこそ引っ切り無しである。
＠お蔭で道中、靴の中に雨水が染みこみ、履いてた靴下がジットリとなった。
＠仕事を終え、等々力行きのバスに乗り、長い道のりをゆらゆら揺られ、目黒・碑文谷のバス停で降りた。
＠バス停から路地を少し入ると、なんと…長い長いトタン塀で囲まれた、緑深い一角が！
＠年季の入りマクッた塀面をよく見ると、「無断侵入者は法的に罰す」などと、黒の型抜き（ステンシル）文字で書かれていた。如何やらここは、不動産屋の管理物件らしい。
＠ボロボロのトタン塀の上を除くと、鬱蒼たる木々が生い茂る、まさに「ジャングル」。と、いっても見た所、屋敷1軒分の面積しかなさそうだから、ジャングルはジャングルでも、いわば“箱庭”ジャングルなのだが…。かつて本当に、ここに広大な邸宅があったのだろうか。
＠中へ入ってみれば、ミミズや蟻などの生物観察には、極めてもってこいの場所なのだが、先にも紹介したように、壁面に所々「無断侵入を禁ズ」という類いの告知が書かれている。ので、勝手に入れば告知どおりの結果になるというのは、最早火を見るよりも明らかだ。
＠次に立ち寄ったのが、すずめのお宿緑地公園。何でも、かつては豊かな竹林で、うまい筍（たけのこ）が沢山取れたという。ここもかつてはさる女性の方の私有地で、文化的・歴史的価値が高いことから、女性の遺志に敬意を表して、目黒区がここを緑地公園として遺したのだという。
＠それにしても見まわす限り、竹・竹・竹…！真っ直ぐに空に向かって伸びゆく若竹の、粉を吹いた瑞々しい青緑が目に染みる。
＠竹林の地面からは、まだ筍がひょこっと顔を出していた。わらぶきの古民家もきちんと保存されていて、竹林とマッチしているさまが、昔話「舌切り雀」に出て来る、「すずめのお宿」を思わせる。竹は芽を出してから、一日で20㎝は伸びるという。ということは、1ヶ月ではなんと6mになるんだ…！マンションの3階～4階くらいの高さに相当するのかな（間違いだったら、ゴメンネ）。
＠雨はまだまだ降り続いている。すずめのお宿公園を抜け、欅と思しい大木が、奥のほうまで幾つも生えている碑文谷八幡宮の近くを通る。能舞台（？）と思しき建物があった。ここで所謂「薪能」が行われるのだろうか。
＠その先に桜並木があった。ごつくて黒くて、逞しい風体の古老を思わせる、染井吉野らしき桜の幹。根元にかなり大きなサルノコシカケが出来ているものもあった。そいつにさわってみたら、しめっぽくて、カチンカチンだった。…大きさは10㎝ほど。マーモセットくらいの猿なら、座れるでしょう。
＠樹上には小さな“サクランボ”が。この実は、トリたちの美味しいえさになるんだろう。小さくて固いし、人間の口には合わなさそうだなァ。
＠雨が止まないなか、すたすた歩いて、開けた路地を右に曲がって、さらに歩き出すうちに、大通りに出た。で、ふっと前を見たら、「大田区」の区名表示が。
＠おやおや！俺はついに大田区に足を踏み入れた、というわけか。しかも、徒歩で！おぉ～♪
＠これまで、渋谷区、文京区、港区、台東区、中央区、千代田区、世田谷区を中心に都内廻りをしていた（山の手ばっかりやな）。大田区へは私用で電車やバスで行ったことはあるけれど、自分の2本の足で入ったのは、今回が初めてだ。かつて蒲田区と大森区の2つの区域だったのが、第2次大戦末期か戦後すぐにこの2つが合併し、新たにネーミングの際、大森の「大」と蒲田区の「田」をくっつけた「大田区」という名称を採用したという。
＠そして私が踏み入れたところは北千束。「洗足」という地名は、足を洗うと書く「洗足」と、千の束と書く「千束」がある。前者は目黒区側、そして後者は大田区側だ。今回は生憎、雨が降りしきる。ので、北千束散策はまた今度の機会に。目黒区洗足に戻る。静かな住宅街を只管、雨に濡れながら歩く。花と雑草がいっぱいいっぱい、目に入ってくる。
＠ただ歩きに歩いていたら、冒頭に書いたとおり、靴の中に雨水が染み込んで、えらく難儀した。スタスタと歩きつづけて、車道に出ると、バス停が見えた。渋谷行きだ。あぁよかった！
＠で…バス停でバスを濡れながら待っていた。もう雨は懲り懲りだ。ふっと、また前をみたら、有名な洗足学園の校舎があった。おお、ここがそうなのか…。それにしても、雨が止まなくて、本当に困る。バス、早く来ないかな…と思って待っているうちにやっとこさ、バスが来た。
＠バスに乗りこみ、渋谷まで行く。車窓が曇りにくもって、手で拭わないと前の景色が見えなくて困る。しかも、拭いたそばからすぐ曇る。雨降りの日はこれだから困る。嗚呼。
＠渋谷から新橋方面行きのバスにまた乗る。雨に祟られたまま、新橋についたのは午後3時半ごろであった。
＠朝からしきりに降っている雨は、昼には小降りになり、止むとは言っていた。確かに、昼近くなって雨は小降りになってきた。それはいいけれど、なかなか止んでくれない。どころか、降りかたが強くなったり弱くなったり、それこそ引っ切り無しである。
＠お蔭で道中、靴の中に雨水が染みこみ、履いてた靴下がジットリとなった。
＠仕事を終え、等々力行きのバスに乗り、長い道のりをゆらゆら揺られ、目黒・碑文谷のバス停で降りた。
＠バス停から路地を少し入ると、なんと…長い長いトタン塀で囲まれた、緑深い一角が！
＠年季の入りマクッた塀面をよく見ると、「無断侵入者は法的に罰す」などと、黒の型抜き（ステンシル）文字で書かれていた。如何やらここは、不動産屋の管理物件らしい。
＠ボロボロのトタン塀の上を除くと、鬱蒼たる木々が生い茂る、まさに「ジャングル」。と、いっても見た所、屋敷1軒分の面積しかなさそうだから、ジャングルはジャングルでも、いわば“箱庭”ジャングルなのだが…。かつて本当に、ここに広大な邸宅があったのだろうか。
＠中へ入ってみれば、ミミズや蟻などの生物観察には、極めてもってこいの場所なのだが、先にも紹介したように、壁面に所々「無断侵入を禁ズ」という類いの告知が書かれている。ので、勝手に入れば告知どおりの結果になるというのは、最早火を見るよりも明らかだ。
＠次に立ち寄ったのが、すずめのお宿緑地公園。何でも、かつては豊かな竹林で、うまい筍（たけのこ）が沢山取れたという。ここもかつてはさる女性の方の私有地で、文化的・歴史的価値が高いことから、女性の遺志に敬意を表して、目黒区がここを緑地公園として遺したのだという。
＠それにしても見まわす限り、竹・竹・竹…！真っ直ぐに空に向かって伸びゆく若竹の、粉を吹いた瑞々しい青緑が目に染みる。
＠竹林の地面からは、まだ筍がひょこっと顔を出していた。わらぶきの古民家もきちんと保存されていて、竹林とマッチしているさまが、昔話「舌切り雀」に出て来る、「すずめのお宿」を思わせる。竹は芽を出してから、一日で20㎝は伸びるという。ということは、1ヶ月ではなんと6mになるんだ…！マンションの3階～4階くらいの高さに相当するのかな（間違いだったら、ゴメンネ）。
＠雨はまだまだ降り続いている。すずめのお宿公園を抜け、欅と思しい大木が、奥のほうまで幾つも生えている碑文谷八幡宮の近くを通る。能舞台（？）と思しき建物があった。ここで所謂「薪能」が行われるのだろうか。
＠その先に桜並木があった。ごつくて黒くて、逞しい風体の古老を思わせる、染井吉野らしき桜の幹。根元にかなり大きなサルノコシカケが出来ているものもあった。そいつにさわってみたら、しめっぽくて、カチンカチンだった。…大きさは10㎝ほど。マーモセットくらいの猿なら、座れるでしょう。
＠樹上には小さな“サクランボ”が。この実は、トリたちの美味しいえさになるんだろう。小さくて固いし、人間の口には合わなさそうだなァ。
＠雨が止まないなか、すたすた歩いて、開けた路地を右に曲がって、さらに歩き出すうちに、大通りに出た。で、ふっと前を見たら、「大田区」の区名表示が。
＠おやおや！俺はついに大田区に足を踏み入れた、というわけか。しかも、徒歩で！おぉ～♪
＠これまで、渋谷区、文京区、港区、台東区、中央区、千代田区、世田谷区を中心に都内廻りをしていた（山の手ばっかりやな）。大田区へは私用で電車やバスで行ったことはあるけれど、自分の2本の足で入ったのは、今回が初めてだ。かつて蒲田区と大森区の2つの区域だったのが、第2次大戦末期か戦後すぐにこの2つが合併し、新たにネーミングの際、大森の「大」と蒲田区の「田」をくっつけた「大田区」という名称を採用したという。
＠そして私が踏み入れたところは北千束。「洗足」という地名は、足を洗うと書く「洗足」と、千の束と書く「千束」がある。前者は目黒区側、そして後者は大田区側だ。今回は生憎、雨が降りしきる。ので、北千束散策はまた今度の機会に。目黒区洗足に戻る。静かな住宅街を只管、雨に濡れながら歩く。花と雑草がいっぱいいっぱい、目に入ってくる。
＠ただ歩きに歩いていたら、冒頭に書いたとおり、靴の中に雨水が染み込んで、えらく難儀した。スタスタと歩きつづけて、車道に出ると、バス停が見えた。渋谷行きだ。あぁよかった！
＠で…バス停でバスを濡れながら待っていた。もう雨は懲り懲りだ。ふっと、また前をみたら、有名な洗足学園の校舎があった。おお、ここがそうなのか…。それにしても、雨が止まなくて、本当に困る。バス、早く来ないかな…と思って待っているうちにやっとこさ、バスが来た。
＠バスに乗りこみ、渋谷まで行く。車窓が曇りにくもって、手で拭わないと前の景色が見えなくて困る。しかも、拭いたそばからすぐ曇る。雨降りの日はこれだから困る。嗚呼。
＠渋谷から新橋方面行きのバスにまた乗る。雨に祟られたまま、新橋についたのは午後3時半ごろであった。
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雨の帝都散歩...＼(^o^)／
こういうときの「雨」ってほんとうに
嫌ですな。
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（勝手なお願いにて）
できますれば、地名には「よみがな」を
つけていただけるとありがたいかな？なんて。
洗足（せんぞく）、千束（ちづか）...
お恥ずかしながら、今日初めて知りました。＼(^o^)／
by Kimball (2008-06-01 21:13)
あ、帝都の千束も「せんぞく」ですな。
ググり結果の一番最初のは「福岡市」の
でした。＼(^o^)／
by Kimball (2008-06-01 23:02)