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立秋とはいうが…。 [雑文]

@毎日ベットリするような酷暑のなか、暦の上ではもう秋になった。


@きょうも一日、汗まみれになってめいっぱい働いた。仕事帰りに見上げる真っ青な夏空が、何処まで行っても抜けるようだが、陽射しは午後4時過ぎになっても、アスファルトを焼くほどに眩しい。


@公園では蝉たちが、搾り出すような大声で大合唱。7年も土の中で生き抜いて、やっと地上に出て晴れて親虫になっても、1週間の儚い命。そんな命を、メスを見つけるべく愛の歌を歌い、交尾し、死んでいくために使うのだ。蝉のうたう歌は、命をかけたラブコールだ。


@明日は、6日のヒロシマに続いてナガサキに、世界で2個目の核兵器が落とされ、数多の無辜の人々がキノコ雲の下で、焼け爛れながら死んでいった日だ。毎年、夏になると、“あの日を忘れるな”というテーマで必ず「ヒロシマ・ナガサキ特集」や「終戦特集」など、戦争という、人類が犯す数多の愚罪の中でもっとも重い罪について考えてもらう為の番組が、ラヂオといわず、TVといわず、全国ネットで放映される。


@戦争には勝者も敗者もない。戦争は幸福を生み出さず、不幸しか生み出さない。戦争が確実に残すもの――それは「滅び」だけである。人間は何世紀にも亙って、戦争という“愚中の愚”を繰り返し、数えきれないほどの平和を破壊し、また星よりも多い数の犠牲を生み出してきた。今世紀に入ってもなお、世界の何処かで紛争が起こり、沢山の尊い命が喪われ、夥しい量の血が流されている。

@戦争は人間を滅ぼし、文化を破壊するだけでなく、自然環境をも死滅に追いやっていく。アフリカ大陸にあるゴリラの生息地近くで、近年勃発した人間同士の血腥い紛争が、結果的にゴリラの住んでいる環境を壊し、彼等をますます絶滅へのガケップチへと追いやっているときく。…戦争とは、我々とは違った種のいる生物圏まで、情け容赦もなしに滅ぼしてしまう、この上なく危険な行為なのだ。

@今になっても人類は、戦争という愚行を止められずにいる。如何したら止めさせられるのか。…効果的な方法はまだ見つかっていない。次の世代が戦争を起こさない為に私達に今出来ることは、地球上の、全ての命は宇宙に数多ある宝物よりも、何倍も、何万倍も、尊い宝物なのだ、ということをせめて、子供のうちからシッカリ教えこんで、彼等の心、命に叩きこんでいくことからでしかない。
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Kimball

ゴリラの聖地(サンクチュアリ)が見つかった!
とかいうニュースがあったような...

って、ニュースになったとたんに「聖地」が
「聖地」でなくなるのでしょうかのう?...(T_T)
by Kimball (2008-08-30 15:35) 

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