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ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)。 [出歩く]

@きょうは憲法記念日。今年で63回目だっけ?まぁいい、そんな日だからといって、憲法について考えるより、私は音楽を聴きに行くのだから。

@JRの京浜東北線で有楽町へ。東京国際フォーラムにやって来た。えぇ…っと、私が聴く演し物は、ベルリン古楽器アカデミーによるバッハ楽曲の演奏だ。チケットを確認、B7で行われるとかや。

@フォーラムの中庭にあった屋台でロコモコ(メシとハンバーグがソースと一緒に合体したハワイ名物)弁当を買って食べる。クリームトマトソースロコモコをチョイスしたら、これが…結構うまかった!

@食べ終わってから会場へ。辿り着くには長い上りエスカレーターを2つも上っていくしかない。多くの聴衆がやってきていた。みんなで、ゾロゾロと数珠つなぎになってエスカレーターを上っていった。

@会場についたら、なんだかポップな幻燈が、壁にあたっていて面白かった。BACH is Back!の文字が面白かった。そう、今年のラ・フォル・ジュルネは、“バッハが時空を超えて帰って来た!”がメインテーマなのだ。

@暫くすると灯りが落ちて、ベルリン古楽器アカデミーによる演奏が始まった。最初は木製のバロック・フルートが混じるJ.S.バッハの管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067。ストリングスとフルートのミックスした響きが、空から星となって降ってくるような煌きと繊細さを含んでいる。

@次がバロックトランペットとティンパニが入る、管弦楽組曲第4番ニ長調BWV1069。ティンパニが力強い低音メロディを刻んでいるのがアクセント。昔のトランペットの明るい響きがよい。

@聴くものの耳と心を大きく柔らかく包んでくれるようだった、今回の演奏。なんとも言えないよい感じで会場をあとにした。会場を出るときに見た大きな夕日は、明るいオレンジ色をしていた。

@バッハが亡くなった日がどんな天気だったかは生憎知らないが、晴れの日だったら、沈んでいった夕日は、きっとあんな色をしていたんだろう。


@帰りしな、丸ビルにふらりと寄ったら、ヴァイオリンとパイプオルガンの幽玄な響き。オルガンの歌う音律は、耳から入って、全身の細胞をブルブルと震わせる。

@なかなかによい演奏でした。ただ、自分が聴いた曲目の中に「世界でただ一つの花」があったのは意外であった。が、それも“ご愛嬌”ということなんでしょう。

@最後の曲はバッハが亡くなった年と同年に亡くなったイタリアの作曲家の作になる「シャコンヌ」。転調を繰り返しつつ、最後は変イ短調で終わる。オルガンの響きが、またも全身の細胞を震わせた。美しい旋律は空へ高く上り、夕暮れの町に消えていった。

@兎にも角にも、名曲との出会いが生で果たせた。ただ、今年で実は2回目だ。耳で聴く藝術はいいもんだ。
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