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64年目の「あの日」。 [独白]

@ヒロシマに核兵器「リトルボーイ」が投下され、爆発してから今年のきょう、8月6日で64年。被爆者は年々高齢化の一途を辿り、新たに亡くなった被爆者は5635名となり、原爆記念公園の過去帳に記載されることとなる。

@いっぽう、兼ねてから懸案であった原爆認定訴訟の件で、原爆症に苦しむ人々を全員救済することを、政府は決めた。原告側はこれを歓迎するとの声明を出した。しかしこれで完全解決になったわけではなく、あくまで「完全解決への第一歩」が示されたに過ぎない。実際、まだまだ原爆症にかかわらず、認定されていない人も沢山いることだし、未だ問題は山積している。これらを一つ一つ確実にクリアしていくしかないであろう。

@爆心地に近いところほど、即死する人が多かった。そうでなくても、生き残った人々は今日に至るまで、原爆症に苦しみ続け、その中で核兵器使用の恐ろしさ、平和の大切さ、生命の尊さを訴え抜いている人は多い。

@核兵器は全ての生命の生存を一瞬にして奪う、“サタンの産物”でしかない。それを作り続け、実験を繰り返す国家、それを容認する社会、また核兵器を持つことをステータスと考えてしまう権力者は、最早「サタンの奴隷」と言っていいだろう。

@核兵器なるもののない世界は、被爆者のみならず、平和を希求する民衆全体の願いだ。しかし、それを裏切るように、核兵器はドンドン作られ続け、気がつけば、何百年かかっても処理しきれないほどの量になっていた。

@これだけ作ってしまえば、地球をフッ飛ばすことなど、実にたやすいことに違いない。それだけの量を作ってしまったからには、百年以上の時間をかけて、処分しなくてはならなくなるだろう。
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