夏が終わる。

＠夏の高校野球選手権大会。91回目の今年は、愛知の中京大中京高校がなんと！42年ぶりの夏優勝。しかも10-9で、粘りまくる新潟・日本文理高校から逃げきり、劇的サヨナラ勝利。でも、勝者側の選手たちは泣いていた。特にエースが泣いていたのが印象的だ。もういっぱい、胸にせまるものがあったんだろうなぁ。

＠高野連と朝日新聞による「つくられた」舞台での感動物語なのに、如何も爽やかなんだなぁ、夏の高校野球ってぇのは。これが終わると、夏が終わるな、と毎年思う。


＠“富士には月見草がよく似合う”（太宰治）ように夏の高校野球には、スカッとさわやかコカコーラと、甲子園名物“カチ割り”がよく似合う。

＠日テレの毎年夏恒例、24時間TV。「愛は地球を救う」というサブタイトルで、あのTVはもうかれこれ30年以上やっている。チャリティ募金や福祉カーの貸与、その他いろんなイヴェントで、愛と共生の大切さを広げていっていることは、ちょっとだけながら、評価することにしよう。ただし、福祉は商売ではないんだよ。

＠生半（なまなか）な“愛”では、地球の全てを救うことは出来ない。二人だけの間の愛より、もっと多くの人々へ向けられた愛、そして、権力の魔性を打ち破る力をも持つ、哲理と叡智を秘めた“厳愛”こそが、地球を救う。

＠厳愛の人が好きだ。いまはただ甘い砂糖菓子みたいな、生半な愛の人ばかりだ。厳しくも温かく身守り、包む、厳格なる愛の人が、今こそいてほしい。

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