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9.11に思うこと。 [独白]

@今から8年前の2001年9月11日、ニューヨーク、マンハッタンはワールド・トレード・センターが、2機の旅客機をぶつけられ、僅かな時間で崩壊した。


@従業員や消防隊員などを含める、夥しいほどの犠牲者を出したのは、いうまでもない事実だ。


@同じ時間、アメリカ国防省も、テロリストによって攻撃された。この「同時多発テロ」以来、平和と共生の未来という、21世紀の明るく美しい夢は散り、20世紀と変わらぬ分断と憎悪と殺戮は、引き継がれていくことになった。


@そして今、北朝鮮やイランなどに見られる核実験や、再軍備や日米どうしの核密約の問題などの核に関わる諸問題や、サププライムローンに発端する世界的な金融危機、それに伴う貧困と格差の拡大、諸制度の内部崩壊、さらに地球温暖化の諸問題など、20世紀以上にあらゆる問題が、人間の住む世界から噴出した。

@人間の意識、無意識はコントロール不可能な部分があるという。そのコントロール不可能とされている意識・無意識の側面を何とかして、コントロールしていかないと、この先如何しても、人間社会を含め、地球世界は滅びるのが早まっていくだろう。

@人間が、文明開闢以来今日までズルズルと引き摺ってきた、破壊と分断の悪夢を断ち切り、創造と共生の平和世界を築くためにも、人間それ自体の、根本からの改革が、いまこそ要る時はない(現代の最新脳科学など、高度に進んだ科学でも、人の根本を変えるにはおのずから限界があると、私は思う)。

@人間の根本を変えるには、科学的知見以外にも、生命哲学からのアプローチが要る。一つの例として、仏教に説かれる生命哲学に、その秘訣を見出そうとする動きがあるという。

@仏教は、東洋のほかのどの哲学・宗教よりも、人間生命の内面について深く思索し、そこから、一人の人間が幸福に生きる為には如何すればよいかを、長い年月をかけて、模索してきた。

@仏教の教えの中で、もっとも感銘するのは、どんな生物にも「仏性」があるということだ。この「仏性」、とりわけ人間生命に秘められた「仏性」こそが、欲望と暗愚、そして殺戮へと向かう人間の「魔性」を打ち破り、地上に平和と共生を取り戻す、大きな力になると見る識者もいる。

@いずれにせよ、今この時に、人間の生命の奥底にある「魔性」の「爪」をもぎ取らないと、いつ9.11と同じ、あるいはそれ以上の悲劇が引き起こされるかわからない。平和実現への模索と行動は、まだまだ必要だ。
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