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乱世を開く心意気とは [雑文]

@昨夜、『龍馬伝×プロフェッショナル仕事の流儀 special edition』を見た。


@一番印象に残ったのは、龍馬には、「覚悟」と「ユーモア」があった、ということだ。


@今と類似した混沌然とした世の中を生き抜くにおいて、最も大切なことのひとつは、臆する心を捨てて、腹をくくれる「覚悟する」勇気だと、改めて思う。


@その点で龍馬のように、腹をきちっとくくって生き抜いた人物は、近現代史を鳥瞰しても、幾らも居ない。

@まるであの印度のカースト(四姓)制度の如く、『士農工商』の身分制度が社会を縛り付けていた時代に、龍馬がどんな身分の人間をも惹きつけ、その人間的魅力のとりこにしていったのは、その覚悟する勇気とともに、巧まざるユーモアがあった、と番組で紹介されていた。また自分の素をさらけ出す勇気があったことも。

@どんなに身分の上の人間・・・仮令公卿であっても、味方につけられたのは、素を曝け出す勇気と、一寸した面白い事が言えるユーモアのセンスが龍馬にあったからだという。

@あの時代の枠に収まらない、規格外の人間だった坂本龍馬。世間の常識にとらわれない自在闊達の人ゆえに、脱藩も決意でき、実行できたのに相違ない。

@彼の目、そして精神は、日本という島国の枠を飛び出し、世界、または地球全てに向けられていたのだろう。そして、ひょっとしたら、龍馬も時折星空を見て、遠い宇宙へ思いをはせたこともあったかもしれない。

@とにもかくにも、坂本龍馬は、幕末動乱・混沌混乱きわまる島国に奇跡的に現われた、総合的なコスモポリタンであったに違いない。


@この龍馬のような人物が、今の混沌・混乱を極め、まるでローマ帝国の末期のような状態を呈しているこの島国に
再び現われるのか。現われるとしたらそれは、何処から現われるのか。

@それはさて置き、乱世を開く心意気とは、覚悟の心とゆたかなユーモアなのであろう。誰もが龍馬のようになれる訳ではないけれど。
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