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「組織のロボット」の為の社会であるべきか、それとも・・・。 [独白]

@人間と言うのは、そもそも群れで生きる生物たちの一群であった。進化の過程で、同じ種類同士が寄り集まり、それが時を得るにつれ、ムラに進化し、そしてクニになっていった。こうして人間は「群集」「村落」「都市」「国家」といった組織体と言うものを構成し、その中で人生を全うするようになったのだ。

@今や複雑緻密に進歩した現代社会は、さまざまな組織の寄り合い所帯でもある。その中で人間は、その組織を構成する最小の単位として、常に生きていかなくてはならない。

@問題なのは、人間自身が拵えたさまざまな組織の中で、その人間自体が「組織のロボット」になってしまうと言うことだ。ロボットと化した人間だけになった組織は、最初こそ正常に機能しているが、時が経てば当然、硬直化していき、活力を失い、果ては衰滅に至る。組織を構成する中心であるトップリーダーが権力志向に走ると、その組織は徐々に腐敗していき、やがてロボット化した人間の集合体となるからだ。

@そうならない為に、組織のトップこそが自らを戒め、権力志向に走らぬようにしなくてはなるまい。そして、下にいるメンバーに誠心誠意、尽くしていくことが大切だと、賢者たちは異口同音に言う。

@そこに、おそらくは人間が「人間の為の組織」を作れる秘訣があるのだと思う。
タグ:組織
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