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連休明けて、日はまだ燃えたり。 [雑文]

@やっと長い連休が明けた。重たくなったからだと心を引きずるようにして、自転車に乗って駅まで行く。職場の最寄駅まで来ると、電車を降りて、歩いて15~20分はかかる職場まで行く。7時台から3時台まで仕事。休憩室で1時間休んで、4時になったら帰る。

@帰る途中で、本屋に寄る。雑誌を手にとり読んでみる。う~ん、たいした記事が載ってない。え~、何時も読んでいるコラムは・・・と、あった!茂木健一郎の「文明の星時間」。


@今の日本が抱える病巣「精神的鎖国」。これをもってして、携帯電話技術の「ガラパゴス化」(さまざまな事物が、世界で通用するようにならず、日本でだけ通用するように特殊な進化を遂げることを意味する造語)や若者の内ごもり現象、「東大は日本で一番の大学で良いんじゃないんですか」という最高学府の教育者にあるまじき、内向きな発言・・・。そこには世界に打って出ようと言う気概もなければ、世界で一番になろうという青雲の志も感じられない。

@このコラムで茂木さんは、日本の「精神的鎖国」の底には、変化を恐れる心(気性)が潜んでいると喝破した。変化を恐れる心は、私に言わせれば、劇的な変革・革命に対する底知れぬ恐怖心である。この恐怖心にしがみついている限りは、日本のあらゆる分野での退行現象は留まることはないだろう。そういう気性はこの島国の精神風土に劇的な変化を齎すと思われるものは、何が何でも排斥しようとする。キリスト教しかり、その他の伝統的宗教以外の思想・哲学しかりである。

@この気性こそ我々島国の住人一人一人が、いの一番に排斥しなくてはならないものだと、私は茂木さんのこの「文明の星時間」を読んだあと思った。劇的変化、心の根本的変革を恐れるこの気性こそ、我々を閉塞へと導き、はては衰滅へと追い遣る、ひとつの大きな元凶に相違ない、だからこれは根本的に打ち破ってでも変えていかなくてはならない、と。

@我々の眼前には、この呪わしき気象が齎す、途轍もない高いハードルが聳え立っている。そのハードルは、現状に満足と言う名の、あるものにとっては心地よい芳香を放つ。が、我々はその芳香に酔い痴れてはいけない。それは我々をして、知らず知らず閉塞や内向き志向などという名前がついている、滅びへの道程に向かわしめるものなのだから。
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