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そろそろ、梅雨か。 [雑文]

@きょう(06/12)は非常に晴れて暑かった。久しぶりに銀座にて映画を観た。カンヌ国際映画祭でコンペ部門に出品された話題作「OUTRAGE」だ。

@以前からこれを一度観ておこうと思って、チケットを購入した。14:00の回。

@上映時間がくるまで、有楽町マリオンの中で涼む。このビルにテナントとして入っている西武百貨店は、洋服売り場と化粧品売り場が何時しかメインとなってしまった。

@しばしいろいろな洋服を見ていたが、時間を見計らって「OUTRAGE」がかかる映画館へ。

@映画館に着く。ロビーでしばし過ごし、上映時間がくるのを待つ。CMや次回作予告編のあと、本編「OUTRAGE」へ。

@観ていて、最初は個性的なヤクザを演じる人々が如何にも可笑しかったが、次第に何故か考えさせられるシーンが多くなっていった。人間の心の、悪くて醜い部分を、これでもか!これでもか!の徹底表現で観客に向かって突き出しているのが印象的。「悪徳」というのは斯くもいやらしく、複雑で恐ろしいものだということをこの映画を観て、改めて感じていた。

@この映画はバイオレンスを扱ったものだけに、結構殴り合いのシーンや指詰めのシーン、射殺のシーンなど、大出血が出てくるシーンをも、目をそらさずにじっと見た。

@この映画を観てもう一つ感じたこと。それは、日本全体が抱える問題である。即ち、今まで通用してきた日本の意識風土が“使用期限切れ”になったことまで表現している。

@ビートたけし演ずる定年ちかい「チンピラヤクザ」が「任侠」「仁義」などといった昔ながらの意識・認識風土が通用しなくなり、かわりに超近代的な、経済エリートヤクザが主流になっていく・・・。

@ラスト近くで、マル暴担当の刑事が言った言葉「世の中、出世よりもお金ですよ」が耳に何時までも残る。とにもかくにもあらゆる意味で、考えさせられるドラマであった。

@そのあと、Youtubeにてヴァーグナー「神々の黄昏」「その他」を観る。欲におぼれた人間たちの末路に見えてなんとも哀れな・・。

@と、いうわけで明日は空気から梅雨入りするらしい。今年は雨降りが非常に弱い。
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