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葉月の雑感いろいろ。 [雑文]

@お盆過ぎまで続くと言う、烈火の如き灼熱の日々。熱波に倒れる人々、夏風邪に苦しむ人々が後を絶たず。さてそんな中、きょうも汗まみれになり、半ドンの仕事を終えた。


@仕事の合間に、綺麗な色のビンを拾った。大き目の青いビンが三本、緑色のビンが一本。

@一本の青いビンにはラベルが貼ってあったのでそれを捨て、ラベルなしの綺麗なものを二本残した。仕事の後、家に持ち帰って、自分の部屋にこの三本を飾った。透明な色合いがとても涼しげ。写真で見せられないのが残念だけど(>_<);

@仕事を終えて、さて今週は何処へ行こうかなどと、電車に乗りながら考える。揺られつつ、久しぶりに上野へ行こうと思い立つ。←おやおや!この暑いのに、何を考えているのか…。


@上野に降り立つ。深い大きな木陰が延々と続くは、さすが上野公園。なるべく焼けるような陽射しを避けて、そんな木陰を選んで歩いていたら、国立化学博物館が目に入った。常設展だけでも見に行こうと、¥600のチケットを買って中に。


@日本館(旧館)で天文学関連の展示をさーっと見た後、地球の歴史コーナーをざーっと見る。いま少し時間があればじっくりと展示を、閉館ギリギリまで見れるものをと、思いながら化石生物たちの展示を眺めている。


@人類史のコーナー。通称「ホビット」と呼ばれる、我々新人(ホモサピエンス)とは別の系統の人類、ホモ・フロレシエンシス。復元像が非常にリアルに出来ている。成年女性のようだが、見たところ五歳くらいの子どもの背丈ぐらいしかない。そういえば、他の化石人類の復元像も非常にリアルに出来ている。

@きいた話だが、復元像の制作には骨格をまず復元し、それに筋肉や皮膚を丁寧につけていくのだそうな。おそらくは同じヒト科ゆえに、現代人の筋肉のつき具合、皮膚の表面などを参考にするのだろうが、それにしてもまるでそこで、今にも生きて動き出しそうなリアルさである。

@そうして展示をバーッと見て、博物館を後にする。もっとゆっくりと見れたらなぁ。


@後は電車に乗って自宅最寄駅へとたどり着き、駅前駐輪場に置いておいた自転車を引っ張り出し、駐輪場を出て、家路を急ぐ。


@茂木さんのブログ「クオリア日記」や当人のTwitter を見ながら、如何にしてこの閉塞時代を生きていかねばらならないか、いつも考えさせられる。

@かつてこの小国で機能してきた社会システムが、音なき音を立ててガタガタと崩れ始めている。それは毎日のニュースを見ても感じる。

@児童虐待…100歳以上の方の所在不明問題とその裏で起こっている遺族年金の不正受給問題…茂木さんが怒りを持って取り上げている、「新卒一括採用」「大学の”内向き”化」「長年続いた『学歴信仰』の弊害」…そして働いてもカネが入らず貧乏になる『ワーキングプア』の問題…そして世界でも問題の異常気象…度を越えた価値観、思想の乱立…。

@これを見て、750年前の鎌倉幕府が民衆を統べていた時代も、実に大変な状況だったことを想い出す。正嘉の大地震、飢饉と疫病、犯罪の横行、内乱、そして元寇…。今考えても驚くほど、様々な災難や人災が巻き起こっている。

@そして、幕末から明治期への動乱の時代。多くの人々は今このときを、幕末の乱世になぞらえて「現代の坂本龍馬よ、出てきてくれ」とばかりに救世主の到来を願っているように見える。

@しかし今の日本の状況は、幕末よりも、750年前に寧ろ類似している。少なくとも私にはそう思える。

@兎にも角にも、行政から教育福祉に至るまで、既成のシステム全てが壊れ始めているのは、感じられる。そんな崩壊の時代に、如何したら我々は力強く生きられるのか、また清々しく生きられるのか、そんなことを自分の、何処か“いびつ”な脳で、真剣に考え始めている。
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