冬の満月。

＠今夜、私用の為に、外出する必要に迫られた。で、用事を済ませて家路を辿る途中、夜空を見上げたら、真っ白に煌々と、満月が冴えるように輝いていた。

＠あの冬の満月のように、清冽に輝いていたい。


＠世はまさに混沌を通り越し、今や崩壊寸前の域に達している。世界も、そして日本も。チュニジアでは「ジャスミン革命」が奏効したか、大統領が亡命し、首都チュニスでは暴動と混乱が相次いでいる…。USAではツーソンでの議員パーティ会場に男が乱入、無差別銃撃事件を起こした。民主党議員が一時重体となり、2001年9.11の同時多発テロの日に生まれた9歳の少女を含め、多くの支持者が凶弾に倒れた・・・。

＠このユーラシアの東端の、小さな島国でも、政界は混乱に混乱を重ね、故に既に20年以上続いている『経済氷河期』は、一向に雪どけの兆しが見えぬまま、亡国の汀へと突進しようとしているように見える。身近な私たちの社会では、親が子に虐待を繰り返した挙句に子供を死の淵へ追い遣る事件が後を絶たない。人々の大半は希望を見失い、何か心の支えになるものをと、神社に寺社に神秘的景観にと、“お参り”する人が現われ始めた…。

＠がしかし、それでも社会の衰退は収まる事がなく、寧ろますます進行する気配が止まらないように思えて仕様がない。少子高齢化は最早止まらず、社会から若い力が急速に失われていっている。外に目を向ければ、あちこちで大洪水や大寒波、巨大台風、大熱波が地上を襲い、作物は育たず、人も家畜も死に至るといった有り様。

＠斯かる大天変地異や人類社会の様々な混乱を思うに、どうやったらこの世界を平和で平穏なものに変え、地球をむかしのような美しい星に戻せるか、ということを常々考えている。

＠人間圏（人類社会）を中心に、地球がおかしくなっている今の状況を何とか変えるには、やはり、「人間そのもの」が変わらなければいけないのでは、と・・・。ではどのようにして変えるか？一つのキイワードとして「対話」というものがあたまに浮かんでくる。「対話」は、むかしから、世界津々浦々の聖者賢人が何度も試みてきた、世界平和実現の為の方法だ。


＠英知ある人間同士がイデオロギーや思想・宗教･性別・慣習などの壁を越え、勇気を奮い起こして、対話の輪を広げていく事から、状況の変化の為の、闘いは始まる。私たち市井の、フツーの人間の間でも、自分の殻を破り、友情の輪を広げていく為に、この世を変えていくにはどうすればよいかについて、色々話し合ってみるのはできるはずだ。

＠なんて、縷々と此処まで書いてきた私も、根拠ゼロの自信を持って、ささやかなれども勇気を振り絞り、仮令、このウェブという手段を用いてでも、語っていくつもりである。

＠・・・嗚呼何てこった。お月様の事を書くつもりが、つい世界の今を何とかしようということについての（かなり大げさな！しかも自分でも書いていて解りにくい！）話になってしまったなぁ。
読者の皆さん、ごめんなさい・・・。m（_　_）m

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