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あと、1箇月となった今年。 [雑文]

★いろいろあった激動の年・2011年も、あと1箇月を遺すところとなった。


★何と言っても大きかったのは、東日本大震災。今年の流行語大賞でも、「帰宅難民」「こだまでしょうか」「ぽぽぽぽぉ~ん!」「エダる」「自粛」「計画停電」など、震災関連の言葉が幾つもノミネートされ、そのうち5つがベストテンに入った。

★未曾有の大災害を経験し、我々の思考様式が少しは変わるかと思いきや、相変わらずの「青田刈り」「政局騒ぎ」「スキャンダル追っかけまわし」「八百長」…。これらが剥き出しになったということは、思考様式が何も変わっていないことを証明しているようなものだ。

★「青田刈り」は新卒一括採用制度を廃止しない大学界や企業界の有り様、「政局騒ぎ」は震災復興そっちのけで「大臣の不祥事」「失言」などを取り上げて「揚げ足とり」に血眼の中央政界の姿、「スキャンダル追っかけまわし」は、仮令相手が皇室だろうが芸能人だろうが、とにかく醜聞ネタを追い掛け回すのを生業とし、飯の種にしているだけの既成ジャーナリズムのありよう、「八百長」は昔ながらの旧い腐った体質を引きずってきた大相撲業界の実態を示している。

★何れの問題にしても、生命の瑞々しい躍動からは程遠い姿。特に新卒一括採用制度は、長い目で見れば日本の国益を損ない、真の亡国を招来しかねない、ある意味TPPよりも始末の悪い、悪徳きわまる制度である。

★ある人*が厳しく批判しているように学生の学問する自由と権利、キャリア選択の多様性を奪い取り、ただ企業の歯車として動くだけの「ロボット」を作り出し、時期が来れば捨てるだけに存在する制度。

★いみじくもこれまで世界に名を馳せてきた日本でも有数の企業界が、こともあろうにそんな悪制度の「恩恵」をありがたがり、深い教養と英知を持たない、支持待ちでしか動かないポンコツ人材ばかりを欲しがって如何する?何時までもそんなことをやってると、今に真の亡国を招くことになるぞ、と、「ある人」ではないけれど私も言いたい。

★本当に優秀な人材が欲しいなら、そんな制度を使って就職しようとする、ポンコツにさせられた学生ではなく、その制度に頼らないで学問を貫いてきた、鋭角なる英知と豊穣なる教養を持った、真に人間性溢れる人材を、障碍の在るなし関わらず、採用したほうが、よっぽどその企業の延命に繋がるし、ひいては日本の国益は守られ、亡国の危機は免れるのだ。

★大学界、そして企業界よ。兎にも角にも、日本をダメにする新卒一括採用制度のような悪制度は、日本の将来の為に廃止せよ。真に若者の…人間の為になる就職制度を考え、それを定めるべきだ。TPPが如何のこうのといって反対する前に、学生をただの奴隷にするだけの企業採用制度に反対すべし。

★…と、その他いろいろあったことを書こうと思ったが、容量も尽きると思われるので、今日はこの辺で。もうそろそろ、クリスマスの時節だなぁ。
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