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沈没船から先に逃げるネズミ…韓国沖で起きた客船沈没事故。

☆何故逃げた?船長・三等航海士らをはじめ乗員が全員助かった反面、400人近くいた乗客の多くを占めた修学旅行の高校生は150人以上が犠牲に…。

☆先週発生したこの事故から、今日で10日以上が経過した。生存者については既に絶望的。しかも沈没現場は潮の流れが速いので、ダイバーは遺体の回収に非常に苦労しているという。

☆当該事故の発生以来、私は時折、この海難事故について報じられるニュースを見聞きしているが、必ずと言って報じられるのが、船長をはじめ、乗員たちの無責任な行動についてである。急に舵を切ったら船がぐわんと傾いて沈んでいきましたとか、船長に至っては「お尻が痛くて逃げた」(←ぶっちゃけ噴飯ものだ!)とか…聞くたびに「乗客の命を如何考えているんだ」とばかりに怒りがこみ上げ、かつ滑稽さすら覚えてしまう。

 ☆もっとも許せないのは乗客に「じっとしていてください」と指示しておいて、自分たちはさっさと船から逃げ出したことである。「沈没しかかった船からいち早く逃げ出すのは、船の中にいたネズミ」と言う話を時折聞くが、彼等こそまさにその「ネズミ」なのであろう。

☆貨物積載の問題もすでに浮上している。もともと980トン前後しか荷物を詰めない客船に3600トン以上もの荷物を積んだ。過積載である。しかも中に積んであった貨物のコンテナは、船が傾いたときに崩れないよう鎖などで厳重にしばりつけておくべきなのに、そうしていなかった。だから航海士が急に舵を切った時にガラガラと崩れ、船が大きく傾いた。

☆沈んだ客船は日本からの払い下げ品であった。上の方を改造して客室を増やした為に重心が高くなった、と専門家がTVの番組で説明していた。重心が高くなった為に船体のブレが来やすくなり、傾いたときに復元力が働かなくなって沈んでいったのだと。

☆TVの画面を観ていると、犠牲者の遺族が我が子を想って泣き叫ぶ姿や、現場を訪れた朴大統領など政府関係者に怒号をぶつける姿や、増えていく犠牲者の枠入り写真など、痛ましい場面が映し出される。そのたびに、何故適切な避難誘導を怠り、乗員たちは自分たちが先に逃げたのか、と怒りが込み上げてくるのだが、今朝流れたニュースで彼ら乗員が実は日ごろから碌な訓練を受けていない、単なる契約社員でしかないことがわかった。要するに彼等は素人であったのだ。

☆航海士にせよ、素人に限りなく近いほど経験の浅い者であったりとか、日が経つにつれ、問題点が次々と発覚していった。そのたびに失われた多数の若い命の無念と、残された家族たちの大きな嘆きを想い、先に沈みゆく船から逃げたネズミのごとき乗員連中の今後はとんでもないことになるぞと、思うしかなかった。

☆「いってきまーす」と元気よく修学旅行に出かけて行って、数日後には物言わぬ骸になって戻ってきた我が子…。親にとってこれほどの悲劇と悲嘆はあるまい。修学旅行を引率した学校の教頭は、自分だけが助かったことに大きな責任を感じて自死したとの報道もある。いずれにせよ、この客船沈没事故は、自己の当事者たちには勿論、韓国の未来そのものにも、暗い暗い影と、永劫に亙って消えない汚点を残すものとなろう。

☆…犠牲者各位の冥福を心からお祈り申し上げます…合掌


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