○○からダイヤ!(@0@;) [ぼやき]
それは、きのうのことだった。日テレ「ザ・ワイド」を勤務先の休憩室のTVで観ていたら
「○○からダイヤ」
というタイトルのレポートが放映されていた。「○○から?いったいなんの事だろう?」と思ってTVに目を凝らしてみていたら、なんと最近開発された特殊な機械で、
「亡くなった人やペットのお骨」
に含まれる微量の炭素を使って人造ダイヤモンドの結晶を抽出して、それをさらに高温高圧の中で、純粋な炭素を加えてその結晶を大きくしてだいたい0.25~1.2カラットのダイヤを作るんだそうな。
出来たダイヤはだいたいが生前の人の中に含まれていた窒素などの不純物が多少含まれるため、黄色いのだそうだ。(黄色の他に青いダイヤも作れるらしく、それは8月に発売されるとのことだ)相場はだいたい20万円~120万円ぐらいだとか言っていたな。なんでもそれをつかって指輪やらペンダントなんかを作る会社があって、そこには依頼者からの問い合わせがひっきりなしなのだそうな。
TVのレポートの中で、父親を急に亡くした家族が出て来た。その家族がいうには、いつまでも父親と一緒にいたい、との思いから、遺骨のダイヤモンドでアクセサリーを作るその会社に電話で注文をしたのだそうな。
完成までにはだいたい3ヶ月を要したという。
その約束の3ヶ月がたって、その会社から届けられた遺骨ダイヤの指輪をはめた母親は、自分と生前の夫とのかけがえのない日々がまざまざと思い出されたのか、涙ぐんでいた。彼女は夫の遺影の飾られた仏壇にその指輪を見せつつ「ほら、あんたがこんなになったのよ!」などと、うれしそうに語っていた。
亡くなった愛する人や可愛がっていたペットへの、深い哀惜の気持ちはわからなくはない。しかし…あそこまでして愛する故人や亡きペットの遺骨といっしょに居たがる彼等の気持ちが私にはいまいち理解できない。番組を見ていて、そこまでするか、という思いがした。
人でもペットでも、遺骨はやはり、お墓に埋めて、土に返してあげるのがいいのではないのか?それが自然の摂理のような気がするのだが。
少なくとも昔の人達は、間違っても亡くなった家族の遺骨を、ダイヤモンドなぞにして、いつまでも自分達の傍に置いておこうなんて考えてなかったはずだ。亡き家族の遺骨を宝石に変えてまで、家族の手許にずっと置いておくというのは、あるべき死生観からみると何とも可怪(おか)しい気がすると思うのは私だけだろうか。
人の生き死にに関わる“冠婚葬祭”ビジネスも、ついにここまできたか、と感心するよりむしろあきれかえっている。
海や宇宙へ散骨するというなら「無限で豊かな大自然へ返せる」ということでまだ許せるが、まさか宝石にしてまで家族の手許に置いておくビジネスが出現するとは…。これ以上変な方向へ冠婚葬祭ビジネスが言ってしまうと、日本人の死生観が、ますますおかしくなりかねない。
自分の遺骨から作られたダイヤモンドの指輪を、うれしそうに自分の遺影の前で見せびらかす妻の姿を、亡き夫は草葉の陰で如何思っているのだろうか?うれしいと思うのか、それとも…。
ずっと一緒にいるってゆう気持ちを形にしたいんでしょうね。
俺はなんとなくですがわかる気がします。
実際に作ることはないでしょうけどね。
あと、俺は死んでダイヤモンドにされてもかまいませんよ。
ダイヤモンドにしたいってゆー人がいればの話ですけど…。
by sojirushi (2005-07-24 20:00)
自分も、愛する家族とか好きな人がある日突然亡くなったときのことを考えてみた。そして、その家族もしくは好きな人の遺骨を何かに変えて手許におくのかどうかと言う事も考えてみた。が、やはり、散骨して大自然に帰してあげるか、それともお墓に入れて懇ろに埋葬するか、どっちかだなあという結論しか出なかった。少なくともうちの場合、家族の遺骨は自分の手許に何かに作り変えてまで置いたりしないなぁと思う。
自分の好きな人の場合は別かもしれないが…。
by 銀鏡反応 (2005-07-26 18:33)
テレビってこれ??
www.lifegem.co.jp/movie.html
by NO NAME (2006-08-20 01:19)
http://heart-in-diamond.jp/
髪の毛からも出来るみたい。
by デンスケ (2006-09-03 16:15)