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雨のち晴れ!しかし…。 [独白]

@昨日の雨は本当に凄かった。通勤時間を直撃され、全身これ濡れ鼠になって、職場に到着。靴の中に雨水が入り、中がグチョグチョ状態に(!)

@後で聞いたら、今月1ヶ月分の雨が今日一日で降ったんだそうな。難儀するはずである。


@しかし、あの大地震のあった四川省の震源に近いところでは、川が堰き止められ、地震湖という水溜りの巨大版が出来、さらにおりからの雨でそれが決壊する危険があり、山崩れなどとあいまって、避難民の方々が命の危機に晒されているという。…それを思えば、昨日の豪雨なんて、微々たるもの…というわけにはいかないが…。


@先に撤退した日本の救援チームに変わって、今度は医療チームが現地に入りしたそうだが、成都市内のホテルで足留めを食らっているらしい。成都の医師側の説明と如何やら、話が合わなかった、というニュースも入ってきている。

@死者・不明者含めて今のところ7万人を超すといわれる今回の四川省大震災。今後は二次災害の恐れも急速に高まっているし、最終的には犠牲者数はもっと膨れ上がるだろう。


@いっぽう、奇跡も起こっている。地震発生から100時間以上経ってから、生きて救出された人々が後を絶たない。現地の救援隊の懸命な救出作業も効を奏してか、奇跡の救出劇が続いている。助かった人は、少しでも体を動かせるスキマに入っていたことと、体温が下がらなかったこと、などの幸運が重なり、軌跡の生還となった。

@それにしても、日本の救助隊が1人もの生存者を助け出せなかったのは何故か。経験不足もあろうが、私が個人的に思うには、ひょっとしたら現地の為政者がわざわざ被害者の生存している見こみのない場所に日本の救援隊を行かせて、所謂「死体処理」をしてもらうために呼んだのか、あるいは、自国の内部事情が外国にわかってしまうのが嫌なので、生存者のいそうもないところに行かせたのか、そのどちらかであり、また両方であろう。

@しかし、日本の救援隊はそれでも、必死に瓦礫の下敷きになった人達を救出した。赤ちゃんを抱いて亡くなった母親の遺体を掘り出した時に、哀悼の意をこめ黙祷を捧げたことは、中国の新聞各紙で評価されたことはいうまでもない。

@地震・災害大国である我が国の同胞なら、当然心得ているべきことだが、この四川省の大震災といい、ミャンマーのサイクロン大災害といい、絶対に対岸の火事ではないのだ。

@また、救出された人の中にも、ガス壊疽(からだの表面に出来た小さな傷から細菌が入り、そのため体内の細胞が壊死し、有害なガスが発生し、最悪の場合、死に至る病)や破傷風、クラッシュ(挫滅)症候群(瓦礫の下敷きになったからだの部分が、圧迫されて壊死状態になり、そこから有害な毒素が発生し、体内じゅうに回って命に及ぶ症候群)にかかって命を落とす人も出ていることだろう。折角助かったというのに、上の傷害により数時間で死にゆく犠牲者を前にした家族の悲しみや如何ばかりか。


@天災というものは、人々が過去の災いをけろりと忘れたその頃に、突如として襲いかかり、多くの人々の人命と明日を奪い去ってしまう。これまでに3万人以上の人々の明日が、震災で崩れ落ちた建物の瓦礫の中に消えていった。そして助かっても、感染症に罹って死んでいく人達…。今回それぞれ被災された四川省やミャンマーの人々に、明るい明日は、果たしてやって来るのだろうか。
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Kimball

日本の救助隊が成果を出せなかったのは、
中国側(政府というより、救助活動をしている
軍部)のメンツに拘った横槍があったから
らしいです。(T_T)

日本隊から救助者が出たら軍の面目丸つぶれという
ことで、おおよそ生存者の見込みがない場所のみを
割り当てられたのだとか。

医療隊もおなじような目にあうのでは
ないでしょうか?(T_T)

というか、そのようなニュースももう
はいってきているみたいですが...

でもしかし、彼ら(救助隊の方々、医療隊の方々)の
技量は現場の一般の人たちがみれば一目瞭然の
はず!! そうした一般中国市民のみなさんが
隊員の活躍をみて語り継いでくれることを
祈りますわい。
by Kimball (2008-05-22 00:16) 

銀鏡反応

hankyu820様
nice有難う御座います。


Kimball様
nice&コメント有難う御座います。

自国民が未曽有の災害ゆえに苦しんでいる時に、人民解放軍はメンツにこだわっている場合か!だったら呼ぶな!と私なぞはフンガイしたくなりますが、おっしゃるように現地の民衆の方々が、本当に日本救援隊の活躍を語り継いでくれることを願ってやみません。
by 銀鏡反応 (2008-05-22 19:13) 

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