SSブログ

秋分の日につらつら、こういうことを考える。

@暑さ寒さも彼岸まで・・・というが、1ヶ月前までの酷暑地獄が嘘の如く、空気もほんに秋めいてきたというもんだ。

@おまけにきょうは御存知の如き休日ゆえ、これを書いたらサッサと外出し、町を歩くつもりだ。もっとも今年の秋分の日は夏日だとのこと、彼岸のくせに、気温29℃だなんて。おいおい!

@さて、ある雑誌の対談記事であることが気になったので、ここに書く。敢えて雑誌名と対談者名は伏せておくが、新進気鋭の評論家2人がいわゆる「秋葉原事件」のもたらしたものについて熱気溢れるトークを展開している。

@今年6月の初旬に起きた、秋葉原殺傷事件。25歳の男がレンタカーで借りたトラックでアキバの歩行者天国に突っ込み、1人の人を撥ね、車内から降りて7人をダガーナイフで殺害、10人に重傷を負わせたことは記憶にまだまだ新しい。犠牲者の中には、ゲームの天才といわれた人や、高齢者の方も含まれていた。またこの事件のお蔭で、アキバのホコテンが無期限中止になった。

@この対談の中で、対談者の1人が「秋葉原事件が突きつけた深刻な問題の一つは、もしかしたらメディアの機能不全かもしれない」と語る個所を読んだ時、私は、今のこの島国世界の(マス)メディアは、若者が抱えている諸々の問題・・・たとえば尊厳、派遣労働、世代、若者文化…などにキチンと真正面から向き合わず、読解も考証も不十分なままに、「あの事件はこれこれこういうものだ」と安易な決めつけをしているな、と感じた。

@さらに言うなら、「(メディアの)機能不全」という、彼等にとっては極めて重大で根本的で、深刻な問題にこれまた彼等自身が真っ向から向き合おうとしていないのだな、とも思った。


@何故、彼等は「物事を読み取り、深く考えて検証する」などの大切な諸機能が、実は相当に重大な不具合を引き起こしているというのに、それと向き合い、直そうとしないで、読者(視聴者・聴取者)受けのいい話題しか出て来ない方向(たとえば一頃盛んに取り上げられた”ゲーム脳”問題のような、大衆には受けがいいが、科学的な根拠が限りなく希薄な話題)に話を持って行こうとするのだろうか。

@そういうことに思いが至った時、私は日本の(マス)メディアは、その根が極めて…完璧に致命的な、とは言わないまでも、それに限り無く近いぐらい腐っていて、今になって、いよいよ堪え難い“腐臭”を発しているのではないか、と感じざるを得なかった。

@昔から島国に蔓延る“拝金主義”もさることながら、大衆迎合主義、売り上げ部数至上主義、視聴率至上主義などの色々な要因が、メディアの、さらに言うならメディア業界に携わる人間(特に上の立場にいる人間)の内面を腐らせているのではないか。

@その記事が嘘でも何でも、儲かる為なら書いて公(おおやけ)に流してしまってもかまわない、あるいは、大衆受けする話題ならそれが真実であるかどうかの検証なんて別にやらなくても御の字…などというある種の「性質の悪い好い加減さ」が彼等を内面から徐々に腐らせ、それがメディア界全体の根の腐敗に繋がっていくのではないか。…もっとも、このことは私のような素人がわざわざここに書かなくても、様々な心ある人々がそれぞれ検証してくださることなのだが、大多数のメディア側の人間が一向にその腐敗に向き合うことをしないまま、例えばTVのワイドショーみたいなことしかしないようなので、ここに書いているというわけ。

@メディア界に限らず、根の腐敗は、相撲の世界にも、教育の世界にも、広がっている。この腐敗を絶ち、それぞれの世界が正常な機能をとりもどすには、如何なる方法であれ、やはり、それぞれの世界に携わる人間そのものの「根」を「変える」しかない。
nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(1) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 2

Kimball

(まあ、自分がその場にいたら、逃げ惑うだけの
 ヘタレだったことは間違いないですが(T_T))
あれだけの人がいて、ほんの数人でも立ち向かう者が
いなかった(のですよね?)ということを問題にするとか
が、あたりまえのジャーナリズムというもの
ですよね? 
おそらく韓国のソウルとかで同じようなことが
起きていたら、徴兵制度で軍隊経験のある
人たちの何人かが立ち向かい被害を最小限に
食い止めることができたのでは?とかの
論がなぜでてこない?ということですよね?
by Kimball (2008-09-30 23:13) 

Minako

日本の犯罪政府がダガーナイフを禁止しようとしているが、ダガーナイフは今こそ流通させるべきだ。現在、日本政府の凶悪犯どもは、何の罪もない人々から幸福になる権利を奪い取り、何の罪もない人々の人生を破壊しまくっている。犯罪政府が国民をだまして、彼らが標的にした人々の人生を破壊しているのだ。彼らの捕まらない凶悪犯罪を政府の関連団体や国公立私立大学、出入り企業などの取り巻きどもは知っていて、捕まらない犯罪に入れてもらったぞとほくそ笑んで、破壊の標的になった人々に対して政府の犯罪に便乗しておれもおれもとこぞって攻撃と破壊を我が物顔で行っている。国民健康保険連合会などが、破壊の対象になった人々の息の根を止めるために殺人や強盗をやりまくっているのだ。このように公務員と取り巻きだけがつかまらない犯罪で栄耀栄華を楽しんでいる時代において、ダガーナイフは政府と取り巻きによる破壊対象になった人々が身を守るために必須の武器である。この前の聖戦でも、ダガーナイフは政府側の人間を地獄に送り込むことができたのだ。全国にダガーナイフを広めて、何の罪もない人々を破壊し続けている犯罪政府と取り巻きを滅ぼしましょう。
by Minako (2008-10-21 22:35) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

台風去りて。やっと来た秋晴れ。 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。