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健のう丸。 [雑文]

@虫歯の時にお世話になったことのある「今治水」で知られている製薬会社・タンペイ製薬のホームページにアクセスし、商品紹介のサイトをクリックすると、医薬品のカテゴリーに、「健のう丸」という商品名の便秘薬があった。

@この「健のう丸」…かつては、“健脳丸”として、『脳病新薬』とのキャッチフレーズで、明治末期に新聞や看板などで大々的に広告していた、という歴史的な経緯があった。当時は精神的な症状などを治癒させるクスリとして発売されていたようだ。

@当時の商標は、ハゲ頭の横っ面に、ドーン!大きく、墨文字で「健脳丸」と書かれたものだった。森下仁丹(当時は森下南洋堂)発売の梅毒駆除薬「毒滅」(どくめつ)のビスマルクの商標に、インパクト的には及ばずながらも、すくなくとも仁丹の外交官礼装商標よりは、結構多くの人の、眼を引いていたのではなかったか。

@ハゲに「健脳丸」…。今見ても、インパクト的になかなかキョーレツだ。こんな商標で、当時から今治水の製造発売元が健脳丸を売っていたわけだ。

@こういうのは、骨董屋に行くと、時折置いてあるのを見かける。明治大正の頃に見かけたという看板や、火鉢などのノベルティグッズに、ハゲに「健脳丸」のマークがついているものがある。私も世田谷は下北沢の某アンティークショップでこの「健脳丸」看板を見かけたことがある。

@タンペイの社史によると、健脳丸はその後、処方を変えて、名前も「健のう丸」として、便秘改善薬として売られるようになったとや。
脳病改善のクスリが時の流れとともに便秘改善のクスリに…。

@でも良く考えれば、酷く便秘しているとき、頭が何となく重たく、憂鬱な感じになっているかもしれない。やはり、腸と脳は繋がっているのだなァ。
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