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“したり顔”で語るTV出演の“学者”。 [ぼやき]

@TVの各種番組(報道やヴァラエティーなど)を見ていると、経済界や文学界、その他様々な分野から招かれた(ということになっている)コメンテーターと呼ばれる人々が、あるテーマに対し、恰もそれが心底わかっているかのような、聴いていて実にものわかりのよさげなコメントを述べている。特に世間で“○○学者”と呼ばれる人達にこの手の人が多い。

@しかし、彼等の言う事が、正鵠を必ずしも射ているとはいえまい。彼等の言っていることがテーマの核心から外れている、ということもある。いわゆる「的外れ」というやつだ。また科学的な検証で明らかになっていることをめちゃくちゃ否定する手合いもある。

@ある特別番組で、地球温暖化を真っ向から否定する学者のコメントを聞いたことがある。女子大学生兼タレントが、エコバッグを使うと環境にやさしいし、無駄にならないよと教わったんだけど、というと、その学者はすかさず「無駄、無駄!」を連呼した。エコバッグを使ったってCO2は減らせねぇんだぞ、とでもいわんばかりであった。彼によると、地球が温暖化に向かうのは嘘で、ほんとは寒冷化に向かうんだ、という自説を堂々と展開した…。

@果たして地球環境は、温暖化だけが原因なのか、実は私自身も疑問が残る。なまなかなエコ行為ではトテモこの、地球全体の環境異変を防ぎ様がないのではないか。エコバッグを使ったって、本当にCO2が減らせるのか如何なのか、頭の中に微かながらも疑問符が浮かんでくることがある。が、だからといって、完全否定が出来るということでもない。

@が、なまじ学者と呼ばれる人が、公共の電波を使って、おおっぴらに地球温暖化を否定しきっていいのだろうか。実に危なっかしいと感じてしまった。あーいう手合いが日本の学術界にまだ結構な数、溢れているのだと思うと、恐ろしいほどに“勉強”していない学者ばかりなのかと思ってしまう。

@あわせて、「タコツボ」と揶揄される専門領域への「学者の引きこもり傾向」も、これまた相変わらずなんだなァ、と思ってしまう。

@自説や、自分の専門分野の研究結果をメディアで解説する場合、学者はもう少し慎重に表現を選ぶ必要があるのではないか。そして、専門外の分野についても、学者ならば、ある程度一般人以上に総合的に勉強する必要があるのではないか。

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Kimball

凡人ごときのつぶやきっすが..\(^o^)/
「学者先生、識者先生」は基本的に何をいっても
かまわないんでしょうか?\(^o^)/

大事なのは、常識でもって「そんなはずがないだろう?
うさんくさいなあ?!」と判断力、知識の研鑽に
我々視聴者がつとめることじゃないでしょうか?\(^o^)/
by Kimball (2009-01-12 18:03) 

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