お湿りがきた。

＠きょうは久しぶりのお湿りが来た。今（21日午後8時現在）、外からはクルマのタイヤが濡れた道路を滑る、シャー！シャー！という音が聞こえる。

＠雨にしっとり濡れて、路地の緑は、生気を取り戻す。タンポポの綿毛が、湿った空気の中で揺れている。


＠我が魂の内面は何時も揺らいでいる。だが、心棒は絶妙なバランスをとっている。決して落ちない。私の内面はまるでヤジロベエのような構造に、如何やらなっているらしい。


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＠いいたい事を言えなくなる時代がまた来ようとしている。北野誠というタレントが自分の発言の所為で、それまで出ていた番組を全部、下ろされてしまったそうな。

＠彼が一体、何に対して発言をしたのか、それが我々にはさっぱりわからない。一体何に、若しくは誰に、発言したゆえに、乾されてしまったのか。

＠言論の自由というのは、最早メディアでは決して担保出来ないものになった。これからは、こういうネットのコミュニティが、おそらく言論の自由の、歳後の砦になるに違いない。


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＠和歌山県で起こった毒入りカレー事件。夏祭りの会場で振る舞われたカレーに、何者かが砒素をいれたため、子供を含む4名が死亡し、60名以上が異常を訴え、入院したあの事件だ。

＠容疑者と目されたのは、当時から近所でトラブルを起こしていた、もと保険の外交員だった林真須美という女。夫がシロアリの駆除を生業にしていたという。カレーに入れられた砒素は、そのシロアリ駆除用に夫が持っていたのを、真須美が持っていってカレーに入れた、とされる。

＠きょう午後3時、最高裁での判決で、被告・林真須美の上告を棄却し、地裁・高裁での一審・二審の死刑判決を支持し、死刑が確定した。真須美はついに死刑囚になった。おそらく真須美側は控訴することだろう。「私は関係ない、私は無罪だ！」と叫び続けている故に、死刑になることは彼女は受け入れられないのだろう。

＠しかし、積み重ねられた状況証拠に合理的に疑いなしとされてしまった以上、犯人は真須美ではないという、新しい証拠が見出されない限り、真須美側が如何控訴しようと、死刑確定を覆すのは難しい。

＠この5月から「裁判員制度」が始まるが、如何もこれは拙速に過ぎるのではないか。法の知識のない素人が人間の罪をさばくことは、神経を無茶苦茶使うし、精神的疲労もストレスも大きいはずだ。

＠法の知識がある専門家あっても、人間が人間をさばくこと、死刑判決を下すことは容易ではない。ましてや素人にキチンと人間の罪をさばくことが出来るだろうか。出来るわけがない。

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