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世界の破滅と再生。 [独白]

@愛の持つ福音と災厄、そして陰謀と策略によって、既成世界が滅びるプロセスを、太古の神々や英雄というメタファーを使って劇的に展開したヴァーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』。

@その第4夜『神々の黄昏』では、愛の持つ暗黒面の作用とあいまって、いよいよ既に災厄に満ちた神々の世界が滅び去る訳である。

@全てが滅びた世界に用意されるのは、再生へのまっさらな舞台である。もしくは、これまでのとは違う新しい世界の創造の舞台である。


@『神々の黄昏』の後にきたのは、人間たちによる、新しい世界の希望に満ちた建設である。

@死んだ英雄とその妻は、天空にてやっと永遠に結ばれ、今後は共に人間たちを見守ることであろう。


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