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Twitterの代わりに。(5)

☆海老蔵の記者会見は嘘の上塗り、と加害者グループの関係者。そう言うのだったら、潔く警察に出頭したら如何だい。今になっても警察から逃げ回っているということは、調べられたらやばいような、疚しいことを沢山してきている、ってことなんだろうな。


☆ウェブ上の内部告発屋・ウィキリークスの登場で、国家の秘匿していた事がネット上でバレバレになる、という事態が相次いでいるとか。主な“被害者”はアメリカという。国民にバレるとヤバイことまで暴露されるという、国家運営する側としては大失態をやらかしたのだから、この告発屋にはどんな文句を言っても無駄でしょう。

☆ウィキリークス当局は、今度は国以外にも、企業組織などの内部告発もやると、言っていると聞いた。それで留まっているなら我々世界中の市民にとっての「情報を知る権利」を満たす為には良い。が然し、万が一、彼等の内部告発のやり方が、我々一人一人に向けられ、個人の略歴、趣味などの情報がウェブ上に漏洩されたら、あの「2ちゃんねる」の「個人叩き」よりも取り返しのつかない事態になるおそれが充分ある。

☆国家やその他組織の「隠された秘密」や「巨悪」をウェブ上で暴き、漏洩させて衆目に晒すのは結構だが、しかしそれが、真の民主主義を死守する事に繋がるのか?と思えば、必ずしもそうとはいえないのではないか。

☆国家や各種組織のみならず、人間界における全ての集団を組織する最終単位も、ウィキリークスや2ちゃんねる、So-netのようなプロバイダなど、ウェブの数多のサイトを運営し、運用しているのも、すべて「人」である。

☆国家が「リヴァイアサン」(怪物)化したことがウィキリークスの登場で明らかに分かるようになった、というような人がいるかもしれないが、実は国家を形作っている「人」そのものが、「リヴァイアサン」化しているのだ。ウェブを動かしている「人」もまた怪物と化している。

☆人が怪物化した、とは如何いうことか。それは、一面では「他者」の迷惑を省みず、目的と手段を選ばず自己の欲求ばかりを満たしたがる「利己至上主義」に精神を支配された人間が暴走するようになった、ということだ。

☆こうした“暴走する利己至上主義”が蔓延するような人間世界では、トテモではないが、真の民主主義が花開くことはなかなか難しい、といえよう。


☆近年問題になっている、学校で子供が何か問題を起こした時、学校に乗り込み「うちの子は絶対に悪くありません!悪いのはあんたたちでしょ!」と、教師に向かって声高に主張するタイプの親がいるが、これは上記の暴走する「利己至上主義」者の一例である。

☆幾ら相手に嫌われても、相手の後ろを只管(ひたすら)追い掛け回すストーカー。ある取材対象に対し、相手の都合を考えず、スクラムを組んでまで取材しようとする報道関係者。パパラッチ。見ず知らずの個人をウェブの掲示板上で悪罵中傷し続け、相手を精神的に消耗させ、最悪の場合相手を自殺にまで追い込む、極悪「2ちゃんねらー」。…全てこれらは「暴走する利己至上主義者」という名の「怪物」である。

☆しかしもう一方の面から見れば、「暴走する利己至上主義者」らと同じくらいか、あるいはそれ以上の速さで疾走する「改革者」らによる人類社会の改革が、ウェブの力で早く進むようになったということである。彼等「良いリヴァイアサン」によって、民衆にとって本当に知りたい事を大きく、広く報せる事は、それだけ言論の自由、ひいては民主主義の正しい発展に寄与することになるのだから。

☆が、これら「リヴァイアサン」が暴れるようになった時代というのは、実は世界の「混沌」(chaos)化が相当程度進んでいるという事なのだ。


☆こんな混沌化の時代、我々一人一人が如何なる「行動原理」「人生哲学」を持っているかで、この世界で柳のようにしなやかに、陽だまりのように温かく、そしてダイアモンドのように輝かしく、毅然と生きていけるかどうかが、試されている筈だ。
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