SSブログ

クリスマスの夜に。 [独白]

@今宵はクリスマス本番。町じゅうに煌くイルミネーションも一層華やぐ夜だ。自分は、といえばそんなきらめきとは無縁の、地味で平凡な夜を迎え、今こうしてPCの前でキーボードを打っている。

@昼間は上野。ふと動物たちを見たくなって、動物園に木戸銭を払って入っていった。いろんな生き物を見る。鳥、アジア象、サル山、エミュー、フラミンゴ、小さな獣類、コビトカバ、不忍池に来る水禽、爬虫・両生類館の珍獣たち。誰も彼も、思いがけない動きやしぐさをする。見ていて飽きが来ない。

@冬の不忍池は枯れた蓮と葦の群生の間に、白鷺や五位鷺、白い鴎たちや他の水禽たちの姿が見える。白鳥のお尻を嘴でつまんで追い出すマガン(真雁)を見た。おいおいおい…!と思ったが、白鳥が雁たちのテリトリーに入ってきたからかも知れぬ。

@黒い頭に白ほっぺたの四十雀雁が、池の岸辺から一瞬、アスファルトの歩道にはみ出した。お尻を振ってトコトコ歩く姿が愛らしい。

@上野を出て、5時ごろ帰宅。人間圏の世界がどんなに“狂気の混沌”に包まれようと、自然の摂理に従って生きてきた、鳥獣たちには無関係だ。…否、待てよ!そんなことはない。

@産業革命以来、人間圏が長年醸してきた混沌から来る“狂気”が、今や地球温暖化、人為的開発等々、といった「生き物たちには見えざる暴力」となり、彼等の生活圏を脅かし、滅ぼしつつある。

@そして、その狂気は、廻り巡って、我等人間の生活圏を侵食し、不況、格差拡大、貧困、生活難、精神病変の増加、果ては社会崩壊、テロリズム…といった、様々な形で現われてきている。現在は地球にとって危機の時代だ。

@我々人間(ホモサピエンス・サピエンス)を含めた地球上の生物全体にとって、おそらく来年は「運命の一年」になるやも知れぬし、ならないやも知れぬ。とまれこの先、大量絶滅を免れるか、それとも其の侭絶滅に向かうかは、ひとえに、我々一人一人の心がけに掛かっているといえよう…。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。