命よりも…

＠6月も今週で終わる。思えば長いようで短い、1箇月。震災から丁度3箇月め。復興は長い長い道のり。だから諦めずに、ふんばりぬいていこう。…魔性の災害で徹底的に壊された故郷の復興のために、目の前の過酷な現実を直視し、戦いつづける人々は、きっとこんな気持ちを胸に秘めて、日々を一所懸命に生きていることだろう。

＠それにしても政府や電力会社の、対応の拙さは如何だろう。被災地のことはそっちのけ、自分たちで足の引っ張り合いに終始し、挙句は首相が“居座る”為の国会延長70日を決める有り様。理念なき政党同士が、“チキンレース”をやっている場合では最早ないはずだ。

＠瓦礫の撤去などモノの復興よりも大事なのは、「心の復興」である。復興地で懸命に生きる人々の中には、老齢だとか、障害を持っているとかで、敬遠される人々も出てきているという。・・・人々の心は、次第に深く疲弊していっているように思えてならない。

＠そんな人々の、心が抱える悲しみやいろいろな感情に寄り添い、互いに励ましあい、様々な思いや悩みを共有しながら、一緒にこの国難から立ち上がろうとする。政界や財界の愚政や失態を尻目に、支えあいながら、（もたれあう、と言う意味でなく、）互いに歩調を合わせながら、希望を見出すまで闘い続ける…。そうしていくうちに、心の復興は成されていくのだ、と思う。