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00010. [つぶやき(Twitter代用)]

☆TVを見ていると、警察の一連の不始末やら、小沢一郎の裁判やら、フリーアナウンサー小林麻耶さんと斎藤佑樹投手とのラブ発覚やら、世界の情勢から見たら、もう如何でもいい、くだらないことばかり流している。

☆これらだけ見ていると、今、地球のどこかで起こっている大きなことが分からなくなって、日本という、小さな島国世界で起こっていることしか頭に入らなくなってしまう。

☆ジハード、というと、日本では「聖戦」と訳される。でもジハードの本来の意味は、「イスラムの教えを守る為の努力」。外部の侵略から、あるいはイスラム教徒(回教徒)らしからぬ悪徳(殺人やテロなど)から自分の宗教を守る為、命がけの努力をすること。

☆然し外部からの侵略があるからといって、侵略者をのべつ無闇に殺すのはイスラムの教えの、本義から外れることになってしまう。それは真面目な回教徒のすることではない。だから、アルカイダやその指導者だったウサマ・ビンラディン、タリバンなどは、敬虔な回教徒から見たら自分たちの同志ではないということだ。

☆国際社会の色々な思惑によって、嘗てカナンの地といわれたところは、イスラエルとパレスティナに二分され、互いにいがみ合い、今に至るまで争い続ける。ウランが出ることが分かってイスラエルは核開発に手を染め始める。これまで四回も中東戦争を引き起こし、2012年現在、停戦中だが、何時この停戦が破られるかは微妙な情勢だ。

☆こうなったのは、もともとオスマントルコの脅威を払う為に英仏の「二枚舌」ならぬ「3枚舌」外交が絡んでいたからだった。それ以前は互いに共存しあっていたのに、先進国の政治的思惑がそれを壊してしまったのだ。

☆ユダヤ系とパレスティナ系の人々に対し、居住してイイよといって置きながら、オスマンの脅威がなくなったら、これらを植民地にしようと英仏は裏で協議していたというから驚きだ。第2次大戦後、ナチスの迫害を逃れたユダヤ系の人々がパレスティナに入植した際、国連に協力して多くの領土を得た。それがアラブ系であるパレスティナ人との争いを激化させ、上に書いたように四度も戦争をしている。

☆こういう人たちの争いを如何にすればなくせるか。如何やったらイスラエル人とパレスティナ人が大昔のように共存共栄出来るようになれるか。ひょっとしたら両者が宗教的差異を乗り越え、互いの生命は互いに尊いもの、と考える努力をすることから、本当の和平は始まる気がする。

☆受験シーズン真っ只中。湯島天神では絵馬に書いた願い事をわざわざケータイやスマホで撮っている受験生や親御さんたちが多かった。モノレールで滑り止めに使われるワイヤの使い古しが「受験の滑り止め」のお守りとして流通している。げんかつぎのおやつも売っている。例えば「カール」に「う」をいれて「ウカール」。受験に「受かる」という言葉とひっかけている。「キットカット」が「きっと勝つ」という言葉とかけられて、受験のげんかつぎおやつになっている。
如何に時代が変わろうと、受験必勝の願い事や祈りが尽きることはない。

☆受験に臨む若者もいれば、死と闘い続ける難病の子供たちもいる。彼らを病から救うべく、薬などでの治療は勿論、心のケアも行われている。

☆セラピードッグは、大人の患者だけでなく、子供の患者の心も癒し、生きる勇気を子供たちの心から引き出している。多くのセラピードッグは、心無き飼い主に捨てられ野良犬になった挙句、保健所の役人に捕らえられた捨て犬で、殺処分されそうになったところで命拾いした犬たちを、人の心に寄り添えるように訓練して育て、セラピードッグとして、患者さんのもとに送りだすのだ。

☆セラピードッグの御蔭で、笑顔を無くした老婦人が、満面の笑顔を取り戻し、生きる力を引き出すことが出来たという例は後を絶たない。不治の病に冒され、医者から「あと数ヶ月の命」と宣告された子供が、笑顔と元気を取り戻し、病に倒れ、夢の渚*に旅立つのを延ばしたこともあると聞く。セラピードッグの穢れのない澄んだ瞳が、人々の心から絶望と無力感を取り除き、代わりに希望と生きる力を引き出し、病を克服し、寿命を延ばす。

☆セラピードッグはまだまだ日本の医療現場では少ない。多くの患者さんが病と戦いやすくするためにも、また生きる希望を見出しやすくする為にも、是非増やしてもらいたいと思う。

☆金正日の遺骸は永久保存されるが、東京港で見つかった鯨の遺骸は永久保存されずに、解剖にまわされていることだろう。

☆日本人は、政治家は無宗教であってよい、と思っているのだろうが、宗教者でも政治をやっていいのである。現に元首相・麻生太郎はカトリック者だった。日本では取り上げられなかったが、欧米ではこれがニュースになったという。また、カトリックの総本部であるヴァチカン市国は、CIAよりも世界の情報収集力に長けているという。…これらをきいていると、如何にこの日本という島国世界が、内輪の出来事しか話題に出来なくて、世界の情報を収集する能力に欠けているかが分かるというものだ。

☆最早日本は、世界の情勢から大きく取り残され、しまいのしまいのしまいには、忘れられた国土世間として、アジアのはしっこでぽつんと浮いていることだろう。そのなかで我々は相変わらず、うちわのことばかり話題にしている似違いない。…永久に。
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