春はまだまだ遠く…。

〇もう2月も下旬というのに、まだまだ春の気配がない、きょうびこのごろ。来週あたりからそろそろあったかい春風が吹いてほしいところだが…。

〇今日は福岡国際クロカン、そして明日は東京マラソン。有力選手が多数出場するこれらのロードレースには、日本陸上界のどん底からの復活がかかっている。

〇中国から偏西風に乗って、有害微小物質PM2.5なるものが日本に流れてきていて、それが大気中の含有基準濃度を大幅に、各地で上回っていたことが、環境省の調査で明らかに。中国で工場から煤煙をジャンジャカ蒔き、川には汚い排水をジョボジョボ垂れ流す。お蔭で中国都市部の環境は北京五輪の年より大幅に悪化したことは、現地のニュース映像謎を見ても明らかだろう。

〇このPM2.5、肺に入ると吸着して肺癌の原因になるというし、花粉症も悪化させ、あらゆるアレルギー性の疾病を酷くしていくかもしれない。これからは黄砂が降る時期を迎える。黄砂や花粉だけでもアレルギーもちには極めて傍迷惑だが、これに汚い有害物質が加わると、迷惑度は少なくとも、3倍はアップすることだろう。

〇そんな危険な時期に、アスリートたちは、九州でスポーツのプレイをするのである。花粉と一緒に大量に有害物質を、出場する選手たちが肺の中に吸い込む危険性が非常に高い。

〇将来、今回のクロカンに出場した選手のうち、数人かは最悪の場合、肺癌にかかるやも知れぬ。命に及ぶ危険物質を大気に孕みつつ、春は忍び足で、ゆっくりとした速度で、しかし確実に、やってくる。

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