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10月初めのつぶやき代用。 [つぶやき(Twitter代用)]

☆10月に入ってから今日で6日目。その6日目の夜も更けてきた。

☆前日に、女装タレントが高速道路で事故死したニュースは、スポーツ紙で大きく取り上げられたり、ツイッターでもユーザーたちに盛んにつぶやかれていた。

☆次々と人の死ぬ、きょうびこの頃。その上10月だというのに、温暖化と台風の所為なのか、夏日が続くらしい。まだ秋の装いをするには、ちょいと早すぎる…。

☆高村光太郎は謳った「死んだ智恵子は元素にかへつた」。(智恵子抄「元素智恵子」より)人は死ねば宇宙に帰る。元素に帰り、原子と分子に変わり、最後には素粒子になってしまう。

☆しかし、死した人間は遺された者の心の中の「主観」という、異次元の世界に居付き、その人の生きる力・エネルギーとなってくれる。

☆元素…素粒子に還るのは、あくまで肉体であり、死者の面影と精神は、遺されたものの中にずっと生き続ける。

☆死者と生者は、切り離せないし、又、切り離されない。死者も生者も、ともに宇宙の一部だから。

☆死せる肉親と遺されし遺族。死者は生者の主観のなかでつながりながら存在し続けるのだ。

☆「元素智恵子」で光太郎はさらに謳う。「あなたはまだ居る此処にいる/万物となって私に満ちる」そう、彼は一人ではない。死せる智恵子と常につながっていたから。だから「あなたはまだ居る」と彼は詩に残したのだ。

☆年を取っていようが、若かろうが、死は確実にやってくる、こちらの想定の及ばぬ時に。死んだ人間は、生きた人間が彼を忘れない限り、その生きた人間の主観の中にずっと生きている。

☆女装タレントも、我々の「主観」の中にずっと、生き続けるのだろう。思い出の中の人として。
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