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いろいろな奴がいるんだなぁ。 [ぼやき]

@「クオリア」というキーワードで、ソネブロにおいてブログ検索していたら、いろいろな人の書いたブログ記事が引っかかってきた。とても全てを見る事が出来ないので、任意でいくつかにアクセスしてそれらを読んでみた。

@クオリアといったら今は茂木健一郎だから、それらに関する記事が多いわけなのだが、それぞれの内容は、茂木さんを誉めるものもあり、けなすものもあり、クオリアを胡散臭いとするものもあって、う~ん、いろんな奴がいろんな意見を言っているんだなァ…。で、どれが適当なのか、ハッキリとは判然としないが、ほぼ茂木氏を正しくみていると思われるものは、茂木氏の思考の姿勢が、直感的な知から出発しているというものであろうと思う。

@また、ひとつ気になるのは、茂木氏が、クオリアについて、最近あまり言わなくなってきているということについて、「裏切った」「進展がみられなくなった」などと非難・批判する向きが一部の記事にみられたということだ。たしかに氏は、表立ってクオリアについては言及しなくはなったが、決してクオリアの探究を諦めたわけではない。寧ろ色々な所に飛びこんで、クオリアやさらには生命哲学についての探究を試みているのである。

@忙しいスケジュールの中にあっても、彼は思索を欠かしていない。その「痕跡」は彼の「クオリア日記」に散見されている。昨日きょうのエントリーで彼は、万物は生きて居る、そして、全てが「動く」と宿命づけられているから意識も生命もある、と言う直観が、きっとそうなんだ!という確信に変わっていったことをこうしるしている・・・。

@「朝、温泉に入ってお湯の表面のあぶくを見ていたら、結局意識も生命もこの宇宙の万物が『動く』という神秘に基づいているんじゃないかと思った。…だったら、すべてのものが『生きて居る』のは当たり前だ」。

@「世の中には不思議なことがたくさんあるものである。海を見ていると、全てのものが『動く』と宿命づけられているからこそ、生命もあり、意識もあるという昨日の直感がますますきっとそうなのだ、と思えるようになってくる」。

@…上のような記述を読んだ者の中には、「茂木はスピリチュアルに走った」とか「非科学的な道に入っている」とかなんとか、いろいろと言ってくる徒輩も居るだろう。

@しかし、彼は、意識とか生命の問題は、いまの科学のレヴェルでは扱いきれないと言う事も知っているし、万物が動くというのは、量子力学的な振る舞いがもののなかで起こっていることだ、ということも知っている。茂木氏がそこに神秘と直観を見出しているのは、1種のクオリアを伴っていることなのではないか。

@我々のすむ世界はいまだ『謎』に包まれている。その『謎』の中でももっとも解明が難儀な世界に茂木氏はいる。

@ドンナにTVに出演しようと、如何なる本を執筆しようと、ドンナに色々な知見を講演等で述べようと、彼の脳裡には常に「クオリア」という命題が片時も離れずに居る。その命題を解くべく、彼は敢えて実験室に篭もる事無く、外の世界に打って出るのである。


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