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漢検“丸儲け”の怪。 [ぼやき]

@公益法人は、民間企業法人よりも、儲け過ぎない程度に収入を確保するのが正しいありかたとされる。ところが、いま評判の「漢検」(日本漢字検定能力協会)の中に、不明瞭な金の流れがあったとして、文部科学省は立ち入り検査を行うことにしている。

@進学・就職に有利として、受ける人が結構多い「漢検」。学生たちが、嬉々として受けるこの「漢検」を扱う協会が、設立者の家族によって私物化されているとの報道があったのは1月下旬頃。

@資料館を建てるという名目で、大きな豪邸を拵えたのだが、如何も資料館らしい雰囲気ではないという。おまけに漢検側の儲けは、普通の公益法人よりも余計に儲けているのだ。所轄官庁である文部科学省に、ドレだけ儲けたかをも報告していないのも、私物化を怪しまれる理由になっている。

@そして昨日からきょうあたりにかけ、京都にある漢検の本部に、文科省による“手入れ”が入った。

@漢検は1970年代の設立以来、受ける人が増え続け、毎年、『今年の「漢字」』を決めているのもこの漢検だ。しかし、報道が伝えるところによると、この漢検を事実上仕切っているトップが、何を血迷ったか、右肩上がりに儲けが多くなるに連れて、収入を「私物化」しだしたらしい。

@漢字離れ、活字離れが言われ出して久しい中にあって、漢字の検定はここ数年で市井で大人気となり、老若男女を問わず受ける人が後を絶たない。受験や就職に有利だといって、活字離れが酷いという若者達の間でも、受ける人がかなり増えている。

@その漢検の本部が、あろうことか、公益法人であることを忘却したのかどうかわからぬが、法外な儲けを手にし、挙句に協会の私物化の欲望にとりつかれ始めたようだ。


@この「漢検丸儲け」事件は、公共法人は何の為にあるのか、その本質を根本から問いただすきっかけになるかもしれない。

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