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体育の日2011。 [独白]

☆朝目覚めてみたら、雨が降っている、とのラヂオ報道があったが、9時頃起きたら、それはすっかり止んでいた。


☆若い奴ほど運動不足になりがち、ということが、今年の文科省の調査結果でもわかった。要するに忙しいし、おまけにどちらかといえば「ウェブ漬け」ということもある。ウェブに縁することの少ない中高年や19歳以下のジュニアエイジほど、運動能力はアップしている傾向だとか。

☆この分だと、今50歳以上の、運動好きの人間は、わかんないけど、100歳過ぎても長生きするんじゃねぇか?…。

☆それにしても何が、中高年を運動に駆り立てるのか。寝たきりになりたくない、早死にしたくない。そういう強迫観念も関わっているんじゃないか。トコトン長生きして、己の死を先延ばしにしたいという願望が、彼らには強くあるのではないか。

☆また、中学高校で運動部で部活動していた奴は、そうでない奴より、(肉体的年齢で)20歳以上の差があるんだって。

☆若い世代も今からでも遅くは無いから、ささやかでもよいから運動しましょう。通勤の際のウォーキングなら、誰でも出来て、効果があるよ。


☆今日、自販機でジュースを買いに外に出たら、風が本当に爽やかだった。暑くも寒くもなく、体育の日に相応しい風が吹いていた。


☆体育の日2011.奇しくも昔の「体育の日」・10月10日が今年のその日にあたり、連休最後でもあるけれど、明日が
仕事だと思うと…ややゲソッとなるの感アリ。嗚呼。
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烈風地獄。(おまけ・強震) [独白]

@つい昨日あたりまでノロノロ台風だった…と、書いたところで強い揺れ。(10:31p.m.)関東でやや強い地震。震度
4を茨城南部で震度5弱を同県北部で観測。げげげ…、と驚いてばかりはいられない。因みに、津波の心配はないとのこと。

@さて改めて、つい、昨日あたりまで沖縄・奄美で燻っていたノロノロ台風。それが今日になりスピードを急に上げ、東海に最接近して上陸、関東、東北をギューン!と突っ切っていった。

@丁度夕方3時~6時半以降が、関東直撃の時間だった。午後4時以降の仕事を早々と切り上げなくてはならず、さっさとすませた。
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失言で騒ぐマスメディア…日本のジャーナリズムの低劣。 [独白]

@鉢呂経産相の福島被災地に対する「死の町」「放射能をうつす」発言を捉え、マスコミが大騒ぎしているらしい。


@確かに、大臣が視察したところは、彼が言うように人っ子一人いない「死の町」のようになってしまっている。無論、福島の全てが「死の町」になったわけではないのだが。

@また記者の体に触れるように「放射性物質うつす」などと失言を繰り返した大臣に対し、火に油を注ぐようにマスコミたちは一層ワイワイした。

@これしきのことを取り上げ、さも鬼首を取ったかのように、ワイワイ騒ぐ日本のマスメディア。これを見るに、この国のジャーナリズムのレヴェルの低劣さが、まるでフィルムを通して透けて見えるかのように、露わになっているのが分かる。

@まぁ昔から、日本のジャーナリズムは「国家権力の傀儡」的なところがあったが、今やその権力の中にいる人に対してまで、何かあったらワイワイ騒いで、いわば道化にするようになった。

@何時になったら、人の発言をとらえて馬鹿騒ぎするのを止め、自らの報道精度を上げるべく必死の努力をするのだろうか、日本のマスコミは。
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夏もそろそろ終わり。 [独白]

@夏もそろそろ終わりに近づいている。太平洋上には2匹の、台風という”気象モンスター”が我が島国へじわじわゆっくりと接近中である。

@2大怪物の到来に備え、身の回りの整頓はきちんとしなくてはなるまいが、なかなか難しいことだ。しかし、震災のことを思えば、そうもいっていられない。


@今年の夏は、梅雨が早く終わり、本来なら去年のような地獄の釜のような酷暑ではないものの、電力節約の『スローガン』を振りかざす御上のお陰で、冷房を我慢しすぎて熱中症にて死する人々が続出した。

@無理な節電は御法度、とTVで言うも、思うように届かず、東京都内だけでも相当数の熱中症死者が出たのである。

@秋の3ヶ月予報を聞くも、3ヶ月とも高温の日が多いのだそうな。紅葉狩り時は師走にのびるのか?クリスマスシーズンと紅葉見物のそれとが重なるなんて、昔はなかったはずだが、温暖化の進行しつつある今日を思えば、それは十分、想定の範囲内に思える。

@自分の職場の環境も変わってくる。木曜に入れば、パートナーが新しい職場に引っ越し、これまでの職場には、私一人となる。

@秋の気配が忍び寄る今日この頃、我が人生の舞台も、音を立てて転換していく。この転換に果たして
我が惰弱なる精神は、耐えられるのか??
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終戦記念日を前に。 [独白]

☆終戦記念日が、近づいてきた。今年は例年にも増して、戦争や災害により失われた生命への哀悼と思慕を深くする年になる。例の震災で、10,000あまりの人々が亡くなられ、6000以上の人々が未だ行方不明だからだ。

☆もうこれからは、核兵器とテロとジェノサイド(虐殺)、そして原子力発電所による事故の無い、あらゆる生命の尊厳を冒さぬ、真に平和な世界を作り上げるために、我々が各々、一人一人が考え、行動に移さなくてはならない。

☆それにつけても、先の戦争を経験し、鮮明に記憶している人々は、世界的に見ても、減っていく一方だ。

☆ヒトラーが党首だったことで悪名高い国家社会主義独逸労働者党(NSDAP)=ナチの収容所体験をした人たちでさえも、次々と亡くなられ、ナチがあの時、何をしたかについて明確に語れる人たちが、減る傾向にあるようだ。(もっとも、独逸では以前から、ナチの暴虐行為について、若い世代に語り継ぎ、学びあっているはずなのだが)

☆ましてや「水に流してしまおう」というメンタリティの強いこの島国では、ヒロシマ・ナガサキの核兵器投下以上に語り継がねばならない、旧満州における関東軍の731部隊による、捕虜を使った人体実験(同様の人体実験はナチも行っていた。彼等の場合、確か収容所の囚人を人体実験の検体に使い、残った皮膚を使って、ランプシェードなどを作っていたときく)を行い、細菌兵器の研究実験もしていたという事実を記憶し、語る人たちすら減りつつある。

☆庶民ですら、米軍による爆撃を受け、防空壕と呼ばれる縦穴に入って避難し、その後食うや食わずやの窮乏生活を送った人々の記憶も年を経る毎に、ドンドン薄れていく傾向にある。放っておいたら、戦争の記憶の全てが完全に風化し、次の世代に伝えられなくなる。

☆なので、世界各地で今、志の高い人々や組織が「昔、忌まわしい戦争があった」ということを次世代に確かに伝え、「戦争は絶対悪だ。だから、どんな形の戦争でも、やってはいけないんだ」との強い思いを懇々と、熱意をもって教えているのである。アウシュヴィッツの記念館しかり、日本国内の平和記念館然り。

☆さて先日、私は、戦争を経験した“ラストの世代”と言える人が、このようなブログというネットのメディアを使って、自らの戦争体験を、勇気を持って我々若い世代に語り伝えている、という事実を、NHKの「首都圏ネットワーク」の特集で知った。

☆横浜在住の某婦人によるブログ「80おばあちゃんの戯言(ざれごと)」。「戯言」、とタイトルにあるが、内容は決してそうではない。戦争を語り継ぐ人が居なくなりつつある今日、若い人にも戦争の事実を知ってほしいとの思いで、80の高齢ながらPCを駆使し、ブログで自らの体験を語っている。反響は大きく、コメントも沢山頂いていると言う。

☆実はこのエントリーをUpし終わったら、すぐにその「戯言」をググり、アクセスして、一読してみたいと思っている。我々のまだ知らない戦争と言うものの内実が、その当時の人々の暮らしの息吹が、おばあちゃんの語り口を通して
きっと確実に、私のようなものにも伝わるに違いない。


☆終戦記念日(韓国では解放記念日)を前に、今一度「戦争と平和」というテーマについて、一歩深く思惟し、崩れざる平和を築くための行動に、微力ながらも繋げて行きたいと思う。
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Twitterでしたりしなかったりする“つぶやき”集(4) [独白]

☆東日本大震災の後遺症、愈々重くなる…。被災地では先々月あたりからハエが発生し、所によってはハエとりトラップをつけたり、蛆殺し代わりの消石灰を撒いたりと、いろいろ対策しているのだが、こと此処に至っても、国はほとんどノータッチ。

☆時折閣僚が被災地を訪問するけれど、いわゆる「殿様の(上から目線的)見物」に終わっている感在り。中には真剣に人々の話を聞いている閣僚もあると思うが、聞きっぱなしで何の対策もしなきゃ、被災地は復興するどころか、廃墟になるぞ!


☆若し被災地が、国が放置した為に復興できず、衰微していき、廃墟にでもなったら、その責任は国全体で引き受けるべきだ。


☆復興担当大臣の交代。自らの言動で墓穴を掘り、引責辞任した松本龍に代わり、岩手県出身の平野復興担当副大臣が急遽昇格したと。今度からは上から目線的な言動はないだろうね?

☆ある人がつぶやいていたが、「大臣」という職能の呼称が悪い。ひとたびそう呼ばれたが最後、自分は特別な、しもじもの人民より無上に崇高なる存在になったのだ、と錯覚を起こさせるようである。

☆いっそ、そのつぶやき主の言うように、「主席奉仕人」という呼称にするか、あるいは、政治家は国民の為の「公僕」たる使命を忘れさせない為にただ「奉仕人」「公僕」としたほうが、今回のように思い違いをする人たちが出なくなるやも知れぬ。



☆三陸若布(わかめ)全滅で、若布全体の相場が高騰しているとか。国内に限らず韓国産も値上がりか…報道。一番困っているのは被災している生産者だ。若布の一日も早い復活を。


☆育児や人間関係に悩み、憂さを晴らす為に1歳8箇月の男児を殺す母親。幾ら追い詰められていたとは言え、憂さ晴らし目的でわが子を殺すとは。人間、極限の精神状態では如何にやさしき母といえども狂乱の果てに鬼と化すものなのか。

☆何だかんだの神田橋、ではないが、何やかやと理由付けしては総理の座に居座り続ける菅直人。「お前の所為で復興がストップする」「権力欲の権化」などと批判されても、それを奇禍としてか、本人はいたって涼しげな顔。如何やらこいつは、その気になれば、二年でも三年でも、…否!十年でも首相のイスに座り続けるつもりのようだ。


☆与党の身内や野党から轟々と批判されるほど、彼はそれを栄養にして政権にしがみ付き続けようとしている。ならばいっそ、何も言わずに無視すればいかが?こっちが何か言えば言うほど、ますますつけあがってくる、菅という人間はそういう奴かもしれない。

☆節電の夏に入って7日目。今日は七夕本番。織女と牽牛の出会いは見られるかな、と思ってベランダに出て、空を覗き見ると、薄曇り…。大丈夫かな?


☆「宗教なき政治は国家の首を吊るロープ」(マハトマ・ガンディーの格言)。「宗教」を「理念」と言い換えると、この格言は、この国の政治にぴたりと当て嵌る。つまり「理念なき政治」はまさに日本という国を縊死させんとする魔のロープなのだ。

☆確たる理念なき「選挙屋」「政治屋」たちの寄り合い所帯なる今の政府与党。彼らが震災後も理念なき政治というロープで日本の首を絞め、この小国を、「復興・新生」よりも寧ろ「衰滅」の方向に導いているような気がしてならない。

(7.July.2011)



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Oh,"air head"! ~永田町の変。 [独白]

@菅内閣の支持率下落がは留まる事を知らない。NNNの世論調査ではこの内閣支持率がついに!24.1%、最早危機的状況、と報道は伝える。

@震災の後遺症で苦しむ復興者たちを置いてけぼりにして、東京の永田町なる狭い世界で、やれ首相が辞めるのやめないの、などと喧々諤々している場合なのか。

@被災した人々の8割は、復興が思うように進んでいない、義援金の分配が遅れている、失業者が増え、心の不安定化が進んでいる、仮設住宅に入居しない人々がまだ多くいる、避難所は食べ物は支給され、自己負担の必要がないという…。

@福島原発で浄水装置等のトラブルが元で、汚染水の処理が幾分遅れそうと。長年の風雪で老朽化し、ゆえに津波によって破壊されたあの原発。せめて高放射能な汚染水だけは、一滴たりとも海へ流さないようにするべき。現地で懸命に作業しておられる全ての、作業員の皆さんの健康が気がかりです。

@上のような状況を知ってか知らずか、狭い永田町が今かまびすしい。菅直人が首相の座を降りるか降りないかで、ごたごたが続いている。

@思うに、菅を辞めさせる辞めさせない、などと異常に騒いでいる人たちがいたら、その人たちは「頭が空っぽの人」にちがいない。

@頭が「から」なら「から」なりに、党派党利を超えた超党派ティームを創りあげ、未来を阻む諸々の出来事に正しく対応し、解決していけばよい。足の引っ張り合いは、終わりにしようではないか。
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今思えばあれは…。~「神々の黄昏」ラストと東日本大震災~ [独白]

@今思うに、あれは本当に恐ろしい光景だった。


@あれ、というのは、あの3.11に仙台市若林区を襲った巨大津波のこと。TVで放映されたその映像は、「鮮烈」と言うにはあまりに印象が強すぎた。御記憶の方も多々居られるだろうと思う。

@あれよあれよ…と言う間に、田んぼや町やビニールハウスを飲み込んでいった巨大な水の怪物。余りに信じられない光景が目の前で展開される様に、TVの画面から目を離す事が難しかった。

@津波が通り過ぎた後は、それまであった光景が、堆(うずたか)き瓦礫の山々が積まれた、完全なる荒野と成り果てていた。…あれからふた月あまり経ったが、巨大津波が通り過ぎるまでの光景は、未だに私の小さな脳裏に焼き付けられたままだ。

@今思うと、あの光景は…そうだ、ヴァーグナー「ニーベルングの指環」の第3夜「神々の黄昏」のラストシーンとよく似ていた。

@…神格を取り戻したブリュンヒルデが自分を結果的に裏切り、最後はハーゲンに背中を刺されて死んでいった夫・ジークフリートを荼毘に附す炎の中に飛び込んだ後、紅蓮の炎が火力を増して瞬く間に燃え広がり、ヴァルハラをはじめ古い世界の全てを焼き尽くした。やがてライン河が大洪水を引き起こし、「指輪を返せ!」と言って河に飛び込んだハーゲンをも飲み込み、古い世界の全てを一掃し、すべては白紙に帰する…そんなシーンを思い起こさせた。

@巨大な水の怪物が、地上の全てを飲み込み、やがて全てを無に帰してしまう。東日本大震災を襲った津波と、「神々の黄昏」ラストの巨大洪水は、その点で非常によく似ているのであった。物語の洪水は、古い世界を荒廃させたアルベリヒ、ヴォータンはじめ「神々」という名の「愚者」とその子々孫々を、すべて葬ったかわりに、「人間=民衆」だけは「新しい世界を作る主役」として残した。

@然し今度の、震災の津波は、文字通り、全てを飲み込み、破壊した。賢くて、我慢強くて、優しい心根をもつ多くの人々を、情け容赦なくその濁流の中に呑みこみ、葬り去ってしまった。ヴァルハラと違い、「賢者」の多い地が犠牲になったのだ。

@現在、死者はもはや3万を優に超えた事だろう。そして未だに数多い行方不明者の捜索は、続いている。

@愛するふるさとの全てを瓦礫と更地に変え、数多くの人々をも呑み込んだ、巨大津波と地震を起こした大自然の、激烈なほどの挑戦に、生き残った人々は、しかし、復興・新生という名の、応戦を既に始めている。

@ヴァーグナーが実は望んでいたのではないかという、豊かで平和な、新しい世界が、自然の猛威がトコトンまで破壊した東北の地から、誕生することを、心から祈りつつ、自分も懸命に生きていきたい…!
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若葉萌ゆる時に黄泉路へと旅立つ人あり。 [独白]

★快晴の日曜日。コートが要らぬくらいに、お天道様の光があったかく、まぶしい。


★お昼を食べているときに、グッと突き上げるような揺れが!関東地方を襲った直下型の小さな地震。やはり、“あの”所為でこのへんの地盤がユルユルになっているのかしらん。


★金曜日から土曜夜半に、著名人2人の死が相次いだ。1人は女優の田中好子さん。いまひとりはSONY元社長・大賀典雄さん。


★田中さんはキャンディーズ解散後、「普通の女の子」に戻らず、演技派女優に見事脱皮。映画「黒い雨」をはじめ、数々の映画やドラマ、CMに出演。しかし平成4年、既に乳癌を患いし事は、今回の訃報を聞くまで知らず。

★大賀典雄さんは、1959年、オペラ界で活躍するバリトン歌手から、設立10年めのSONYに招かれ、最初から幹部待遇で入社され、のち、経営者に転身した。ロゴのデザインから音楽会社設立、さらに米国映画会社の買収など、同社における大きな仕事に携わってこられた。音楽家としても優れた人物であり、オーケストラの指揮もされている。かのカラヤンと深い親交があったことはつとに知られた事なり。(茂木健一郎氏著述のカラヤンについて書かれたほんの中に、大賀さんとの対談があり、そこにカラヤンについての記述がある)

★田中さんの場合、落ち着いていた乳癌が肉体のあちこちに転移していたようで、今年に入ってから、ガン細胞の増殖が体内で止まらなくなり(ラッシュ状態)、今月3月21日、この世から旅立っていった。

★「スーちゃん」の死を惜しむ声、巷間に高し。銀座は4丁目の山野楽器、キャンディーズ再版CDの売らるるを、TVにて目撃せり。予約殺到ゆえに売り切れるも、限定数ぶん、在庫入りしとのこと。

★ファンの人いわく「スーちゃんはそこにいるだけで、和む人だった。女優さんとして、もっともっと活躍してほしかったのに…」。

★大賀さんの訃報は昨夜、ツイッターをやっている最中に知った。茂木さんが哀悼の意を表すつぶやきを載せたからだ。上述のように、茂木さんは自著で大賀さんとの対談を載せている。


★大賀さんは2001年ごろ、中国でオーケストラの指揮中に蜘蛛膜下出血で倒れ、現地の病院で治療を受け、一命を取り留めた。その後2002年に職務復帰したが、ホトンド後遺症がないというのに驚いた記憶がある。恐らくは凄まじい精神力でリハビリを徹底的にやりぬいた為に、後遺症状態に陥ることもなかったのでは、と思う。

★その前にも、外国で仕事の最中、心臓疾患でぶっ倒れた、というエピソードがある。詳細については1999年ごろ出された大賀さんの評伝を読んで知った。このときも氏は心臓のバイパス手術をうけ、命を助かったとのことだ。

★けれど今回は、流石の彼もよみがえることはなかったようで、スーちゃんと同じように、黄泉路へとそのまま“スーッと”と言う感じで旅立っていかれたのに相違ない。

★そういや大賀さんはあの当時はもう既にSONYの社長だったよなぁ。キャンディーズもSMEの所属だったし…両者とも何故かSONY系つながりだったというのが、偶然的一致と言うか何というか…。


★木々の新緑が萌え、季節は晩春から初夏へと徐々にうつろう。仮令春の薫風と言えども、寿命尽きて死に行く人をこの世にとどめ置くこと、不可能なり。…この世を去るも留まるも、その人それぞれの運次第。
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春爛漫の中の、光と影。 [独白]

★家の近くの幼稚園の桜の木が、はらはらと薄紅色の花びらを散らし始めている。その横では里桜の、ふんわりした八重の花びらが開き始めた。まさに、これぞ春爛漫というべきや。

★余震はあるものの、我々東京に住むものたちの生活はおおむね平穏に過ぎている。そこそこの収入で生活している我が家も、淡々と毎日を送っている。

・光・

★脳死した15歳以下の少年からの臓器提供によって、移植を待つ5人の患者(重い心臓病をもつ10代の少年も含む)が命を救われることになった、との旨の報道は、10代以下の難病に苦しむ少年少女・幼年幼女の臓器移植に道を開くか。

★この臓器移植の場合、提供者(ドナー)情報の透明性の確保などが求められるという。掛け替えのない若い命を救い、何としても生かすために、この事例が契機となり、是非、前進してもらいたいと願うばかりだ。

・影・

★今日も夕方4時に出る。書店に立ち寄り雑誌を手にとる。どれも表紙が悲惨な状況の被災地の写真。Newsweek日本版は大きく“原発マーク”の表紙。

★茂木健一郎が己の日記で述べているように、まさに我々は、世界的な風評の当事者になっている。のみならず、被害者にもなっているわけで、一番の戦犯は政府や東電、原子力保安院などであるのは、今更言うまでもないであろう。

★「原発事故は日本のメンタリティと合わない。原発事故は水に流せない。しつこく付きまといつづける」…茂木がTwitterにて過日つぶやいたこの言葉が何度も何度も、脳裏をよぎって離れない。我々はこの執拗に付きまとうという、原発事故の“後遺症”と、愈々真摯に向き合う時が来たのだ。

・再び、光・

★毎週土曜日は半ドン仕事が退けた後の散歩の時間。先週は文京区へ足を伸ばす。東大本郷キャンパス構内。桜も晴れやかに咲き、路地の草花も生き生きと芽吹いて花開く。年季の入った建物、安田講堂正門の両側にあでやかに咲ける桃色の枝垂桜。右の桜は一重、左のは八重。心和らぐ春の色。

★講堂の前提の、これまた両側にしっかと立つ二つの楠。両方とも大きく広く太い枝を広げ、樹下の人々を大きく優しく包むが如く。樹冠をば見れば、淡い緑の新芽がびっしり。幾星霜を孜々と生き抜いてきただろう、その強く溌剌たる生命力に感嘆す。

★そのあと、金魚屋さんに寄る。赤白の更紗模様のべべを着て、ひらひらと水の中を泳ぐ。その愛らしさにしばし癒される。らんちゅう、ブリストル朱文金、その他面白き姿の金魚に惹かれる。

★本郷は中学生の頃からよく遊びに行くところ。ゆえに、勝手知ったる我が庭の如く、縦横無尽に歩き回る。本屋に寄ったり、薬屋の隅っこに置いてある鳥小屋の可愛い小鳥を見たり…。小鳥はセキセイインコ。七色の柔らかな色調の羽色が美しい。

★こんなふうに、未曾有の困難の時も、いつもしてきたように、私は土曜に町歩きをする。その間、いろんなことを考えるが…。聞くところではあの有名人も、それこそあちこちを歩きながら己の追求するテーマについて、深く考えるそうである!

★まぁ、何はなくとも、あちこちを歩く事はいい事だ。健康にいいし、何よりも“一番安上がりな観光イヴェント”だ。


★そんなこんなで、光と影が交錯する、春爛漫の今日この頃・・・。☆ ☆ ☆

(文中敬称略)
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