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英国でも…なのか?~看護師が人工呼吸器の電源をオフ、患者の脳に損傷~ [ぼやき]



@日本においても、医師や看護師の医療ミスによる事故は時折起こっているが、日本よりも医療体制がしっかりしていると思われているはずの英国でも、このような取り返しのつかないミスが犯されてしまった。

@やはり英国でも、看護師の未熟さ故に起こる医療ミスは増える傾向にあるのだろうか?医師にせよ、看護師にせよ、命を預かる「聖職」であるからには、やはり訓練に訓練を重ね、患者の生死を分ける場面(例えば脳腫瘍の手術など)では、絶対にミスのないようにしなくてはならない。

@一厘でもの失敗が、医療によって助かるはずの患者をかえって重体にしたり、または今回のケースのように廃人同様にしてしまったりすることもあるからだ。

@おりしも英国では今般、キャメロン政権が福祉から教育まで、国民が受けるべき公共サーヴィスの大幅削減を政策にあげたことで、国民の大反発を買い、デモがロンドン市内など各地で行われていると言う。

@公共サーヴィスが大幅に「切られる」ことで、今後、ニュースにあったような医療ミスが英国内でも相次ぐようになるのだろうか。太平洋の一介の小島群に住むものの一人に過ぎない私は、そのことが些か心配ではある…。
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「データを書き換えて遊んでいた」??主任検事を証拠隠滅容疑で逮捕-郵便不正事件 [ぼやき]

@昼間、職場の休憩室のTVを点けたら、こんなニュースが流れてきた。

 「郵便不正事件の主任検事 証拠品のフロッピーデータ書き換えか」

@これを見て、「また検察のアホが・・」と呆れたのは私ばかりではあるまい。厚生労働省元局長の村木氏が一審で無罪判決を受け、その後検察側が控訴を断念した、例の「郵便不正事件」。

@その事件を捜査していた特捜の主任検事が、こともあろうに事件の証拠として押収した、同じ事件の当事者・上村勉被告(=虚偽有印公文書作成及び同行使罪で公判中)が2004年6月に自称障害者団体に発行したとされる偽証明書や文書作成データが入ったフロッピーディスク(FP)を保管中に改竄した疑いが浮上し、最高検察庁は証拠隠滅の容疑で前特捜部長などを一斉聴取に乗り出した、という。その後、この主任検事は証拠隠滅容疑で先ほど最高検に逮捕された。

@この疑惑が発覚した当時から、村木氏の弁護人を勤める弁護士や関係者からは、「検察の信頼を揺るがしかねない大変な事態だ」という声が出ていた。仕事が退けて帰宅して、家事を終えたあとで朝日新聞のウェブサイトを見た。

@最初のトップソースは「前特捜部長らを一斉聴取へ 大阪地検 FD改ざん疑惑で」
 http://www.asahi.com/national/update/0921/OSK201009210052.html

@1時間あまりあと、改めてasahi.comを見ると、トップが替わってコレになっていた。

 「最高検 主任検事を証拠隠滅容疑で逮捕 郵便不正事件」

http://www.asahi.com/national/update/0921/TKY201009210362.html

@この逮捕劇に、流石に村木さんも「検察の素早さには驚く」といわれていたという。しかし電光石火のように見えるこの逮捕劇が起こったのも、主任検事による事件の押収品の、こういう前代未聞の改竄があったからだし、その上、この改竄は、はじめから村木さんを今回の事件の主犯に仕立てる為の、検察側が考えた「シナリオ」に沿ってやったともいわれている。其処から見えてくるのは、やはり検察内部の構造的な腐敗によって引き起こされた出来事なのではないかと、私は一般人の1人として思う。

@しかし、上に引用した最初のニュースソースの中で、地検の聴取に応じた、今や容疑者となった主任検事自身が「上村被告によるデータの改竄の有無を確認する際にネットで専用ソフトをダウンロードした。データを書き換えて遊んでいるうちに更新日時が変わった可能性があったが、そのままFDを(被告側に)返却した」と説明したと知った日には、開いた口が塞がらなかった。

@証拠品として押収したFDのデータを、専用のソフトを使って書き換えて遊んでいた??・・・大阪地検で「エース」といわれた「優秀」な検事が、そんなことして許されるのか?普通に考えたら、これは許されるわけが無い。

@それに、今回の事件で村木さんを犯人に仕立てる為のシナリオに沿ってやったにしては、遊びでやった、と当人がいっているのはあまりに不自然な感もあるが…やはり本来の意図を隠すための嘘供述なのか?

@重大事件の証拠品で、トップクラスの検事が「遊び」でデータ改竄をするなんて。村木さん側やその他の関係者が「前代未聞」と仰天し、「検察の信頼を(根幹から)揺るがす大事件だ」と言うのも、大いに肯ける。

@やはり・・・検察からは「正義と公平」は、何処かへ行ってしまったのだろうか。こんなふざけた事件が、検察のエース級の検事によって引き起こされた以上、最早これ以上の冤罪や不正は許されない。検察は速やかに事件の解明に努めると共に、斯かる事態を二度と引き起こさないよう、自らを徹底的に刷新する努力を、民衆の前に示してもらいたいものだ。
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8月もきょうで終わり。 [ぼやき]

@今年の8月は例年にも増して、何だか滅茶苦茶長く感じられた。記録的酷暑の所為か、一日の時間の流れがとても長い、そんな感覚だ。

@嗚呼明日からは9月。長月、秋の初めの筈なのに、まだまだ一週間はこの手の酷暑が続きそうだ・・・(‐_‐);∧


@所在不明高齢者問題、足立区での111歳御老人の家族(娘と孫娘)が、やはり年金不正受給の罪で警察にお縄になった。

@無論、長い年月にわたり戸籍をキチンと調べなかった役所の怠慢も関係しているが、とっくの昔に亡くなった老親があたかも、生存しているように役所に思わせ、お祝い金などを不正にもらっていたこれら所在不明老人の家族の心境というのは…。


@昨夜、『不可思議探偵団』という番組を観る。日本の四季や生態系の崩壊などの話が出てきた。温暖化で日本のこれまでの生態系が消え、代わって新たな生態系が生まれるのではないか、とふと思った。


@結局民主党代表選挙は、小沢一郎が出馬を表明した事で、菅と小沢の「一騎打ち」と。永田町の茶番もここまで来ればまことに滑稽の極みだ。

@陸上でこんなふうにワヤワヤ騒いで茶番している人間たちと、それを観客として眺めている我々。ツイッターでもぼやいたが、そんな我々というのは、自分たちの祖先をそもそも生み出し育んできた、海の大らかな優しさと、人工的なものを拒絶するほどの厳しさを、すっかり忘れてしまっている。否、思い出せないほどに意識の、というより無意識の奥底にしまいこんでいる。

@海か。そういえばずっと十数年間、海水浴には行っていないなぁ。遠い記憶にある最後の海水浴は、18年前の伊東の海岸で、であった。ぴーかんの空を眺めながら、浮き輪に掴(つかま)ってプカプカ浮いていたのを思い出す。

@あのときの海は、今思えば確かに優しく、私という取るに足らない存在を受け入れてくれていたような気がする。


@上にこんな文章を書いたのは、御存知・茂木健一郎氏のTwitter上での『連続ツイート』(今回は『海』について)を読んだあとで、感銘的な思いになったからだ。

@このブログをアップしたら、もう一度、博士の『海についての連続ツイート』を読み返そうか、と思う。(読み返さないかもしれないがね)


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「いじめ」再考。~“不正義”の象徴を繰り返させぬ為に~ [ぼやき]

@つい先日、大阪府で小学校3年の少女が、自宅のマンションの、ベランダで首をくくって死んだ。少女は他所からの転校生で、彼女の教科書には彼女の名前と「死ね」という言葉が大書されていたという。彼女は一時、不登校になったが、また“元気に”通うようになり、自殺するそぶりは見せなかった、と周囲は言っていたそうだが…。

@また、彼女の一家が引っ越してきたマンションの一室には、なんと、ドアに落書きされていたり、玄関前にゴミが捨てられていたりして、日常的な「嫌がらせ」もあったというニュースも。なんとも耳を疑う話だが、事実なら実に悲しむべきことだ。

@何故理由もなく、人は人をいじめるのか。自分とは違うというだけで、コミュニティの中にいれず、排斥しようとするのか。

@いじめは…それが、殴る蹴る、無視などの実力行使にせよ、悪質な言葉によるものにせよ…明らかに「暴力」であり、不正義の極みであり、とどのつまりは紛争、戦争へと繋がる、人類がする行為の中で最も卑怯な行為だ。

@よく「いじめは、いじめる側にだけ原因があるのではない。いじめられる側にも、原因がある」などと言い訳される。「いじめられる側にも原因がある」と。しかし、当のいじめの被害者には、何の罪はない。むしろ何もしていないという場合が多い。そんなのは加害者側にとって、誠に都合のよい言い訳である。

@そういっていじめられる側にも原因があるように言っておけば、加害者は何かと必要以上に追及されずに済む。そういう卑怯極まりない心理が、この言い訳には垣間見られる。ハッキリ言って、ナンセンスとしか言いようがない。

@いじめの原因は、100%いじめる側、つまり加害者側にあるのである。現実世界における暴力や無視などのいわば「校内リンチ」「社内リンチ」にせよ、ネットの「学校裏サイト」などにおける言葉を使った粘着質な個人攻撃にせよ、加害者側は自分とは違う他人への攻撃をまるでゲームでも楽しむかのようにやっている事が多い。

@しかしやられている側、つまり被害者側にとっては、無間地獄の苦しみだ。自分たちのしていることが被害者にとってどれだけ心身に深手を負わせるか、加害者側にはまったく理解できていない。

@いじめ行為をする側が100%悪いというのは、まさに加害者が被害者の苦しみを理解せず、さっきも書いたように、さしたる理由もなしに、ゲーム感覚でそれを行うからである。

@相手の痛み苦しみを察せず、ただひたすらリンチする。殴る蹴る、無視する、刃のような言葉で傷つけ続ける。断じて許せるものではない。

@恐ろしいのは、加害者側が、そうやって相手をいじめているうちに、だんだん快楽を感じるようになり、やめられなくなってしまう、ということである。こうなればその先に、何らかの恐ろしい結果が待ち受けることになる。

@全てのいじめ行為は、心の非常に弱い人間がやってしまう。成績不振、学校で嫌なことがあった、家庭で嫌ないざこざがあった、などといったちょっとした「きっかけ」で、簡単に“悪”に靡いてしまうような弱い自分に、自分の良心が負けてしまう。

@そしてそういった心の弱さは、私たち人間がみな持っているものでもある。この弱さが、いじめを引き起こし、いじめを見て見ぬ振りをさせ、ひいては各種紛争、差別、戦争に繋がっていくのだ。

@そんな弱さを乗り越える方法がある。「やられたらやりかえせ」という「復讐」の気持ちを乗り越え、相手をいじめて人間的価値を下げてしまう相手の不幸を悲しみ、彼らが一日も早くいじめたくなる自己自身を克服して、幸せをつかんでほしい、と願うことである。

@この願いが、私が思うに自分の中にありがちな「相手に復讐してやる!呪ってやる!」という気持ちを和らげ乗り越えさせ、いじめをしない人間に、自分をして芯から変化させしめてくれることになるのだ。

@そうしていじめの加害者側が幸福になることを祈りながら、自分は絶対に「社内リンチ」であろうが「校内リンチ」であろうが、「ネットいじめ」であろうが、断じてするものか!と決意し、前に進んでいくしかない。

@いじめという不正義の象徴にして戦争・紛争の根源を繰り返してはならぬ。亡くなった少女の通っていた学校側は、このことを真摯に、またまっすぐに受け止めてもらいたいと思う。
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終戦の日の雑感。 [ぼやき]

@たった1日だけの「お盆休み」が取れて、昨日1日高校野球の試合を観ていた。今回は東京勢2校が出場、共に勝って第3回戦への出場を決めた。

@すごかったのは早稲田実業。連覇をめざす去年の優勝校・中京大中京と対戦。序盤から大量得点で中京を攻め、気が付けば21点得点。終盤、中京が追い上げるものの、結局早稲田の勝利。21点という、あまりの大量得点での勝利は、これから語り継がれていくのかもしれない。

@天理、智弁和歌山といった強豪が初戦で敗退していくなかで、どんな学校が優勝旗を手にするのか、皆目見当がつかない(あたり前だ)。

@甲子園が夏の球児たちの闘いで揺れ、連日熱いゲームが続く世間の裏側で、またも例の論議が巻き起ころうとしている。


@終戦の日も近づくと、永田町附近は例年のようにあの話題で騒がしくなる。いわゆる“右寄り議員”たちの靖国参拝問題だ。因みに菅首相ら現政権は、靖国には参拝しないと意思表明をしている。

@靖国神社は一般戦死者以外にも、A級戦犯(東条英機など)も合祀している。故に、政治家が靖国を参拝しようとすると、必ずアジア周辺(主に中国や韓国)から厳しいクレームが来るのが常だ。“我々を散々蹂躙した日本軍のトップたちまで祀っている神社に参拝するとは何事か。それは戦時中、我々に与えた大損害を少しも反省してないと言うことではないか”と。

@…そういう問題があるので、戦犯と一般戦没者は互いに分けて祀るべき、と主張する向きもある。

@しかしそれでも、右寄り議員たちは「みんなで靖国神社に参拝する会」というのをつくってまで、意地でも(?)参拝する。戦死した人々を追悼する為にやっている、といえばまぁそうかもしれないが、それだったら、何故特定の神社にばかり国会議員が毎年集団で参拝するのか。

@戦没者追悼といえば聞こえはいいが、何も特定の神社にわざわざ集団で行かなくとも、議員がめいめい、普通のお寺とか、特定の宗教に所属していない戦没者慰霊の為の施設に赴いても、それはできるじゃないかと、いつも思う。

@それに、靖国に祀られている戦没者の中には、当然ながら戦争に反対の意志を持ちながら、時代ゆえに出征せざるを得なかった、平和主義者やキリスト教徒など、非軍国主義者や異教を信仰していた人もいる筈である。

@いろいろ考えられるが、右寄り政治家たちの靖国参拝は、“何時かきた道=戦時中”へ戻りかねない危険を含め、何を如何考えても、政治的な意図があるのではないかと、自分自身も勘繰らざるを得ない。

@そんな中、外国から日本に来て、わざわざ靖国へ参拝した人間がいると知って、内心仰天した。AFP通信から発信されたニュースソースの中に、その報道はあった。

@来日しているフランス極右政党、国民戦線(FN)党首のジャン・マリ=ルペン(Jean-Marie Le Pen)が靖国神社を訪れ、参拝したと言うのだ。彼は他の欧州の政治家と共に、日本の右翼系民族派団体「一水会」の招聘で来日中とのこと。「一水会」の主催する2日間の国際会議に出席するという。

http://www.afpbb.com/article/2748284/6076958?blog=sonet

@世界的にも金融危機で混乱の巷にある国家も存在するくらい、私たちの住む人類社会の今の様相は混乱と混沌とを極めている。それに乗じて、世界中の各種極右団体や右寄りの政治家、ジャーナリスト、評論家、ネットブロガー達の活動が、いよいよ活発化/巧妙化していくように思える。

@そうなると、靖国神社はますます、右寄りイデオロギーに翻弄されつづけなければならないだろう。また、戦没者を祀り、戦争の犠牲を悼み、平和を祈念する一つの宗教施設という意味合いは、これからドンドン薄れていくかもしれない。
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普天間問題・・・世界に恥を曝した鳩山由紀夫。 [ぼやき]

@県外移転、今月末までの決着、などと発言しておいて、期限ぎりぎりになって沖縄の人々の頭越しにアメリカと協議して、結局現行案に近い辺野古周辺への基地移転をほぼ決定的にしてしまった、内閣総理大臣・鳩山由紀夫。

@ブレまくっている、八方美人、などと内外からボロクソに叩かれ、それでも県外移転にこだわりを見せると思いきや、先日アメリカと協議した結果、やっぱり現行案に近い案にしました、ということになった。やはりこの男は何処かおかしいのだ。

@そんな人物を党首にもち、しょせん自民党からの派生政党に過ぎない民主党に、あの忘れもしない去年の8月、日本を変えてもらいたい、と切なる希望を抱いて投票して選んだ国民にとってみれば、まさに裏切りもいいところだ。金権と覇権と派手なパフォーマンスに明け暮れるような政治家の集合体というのは、必ずといっていいほど、国民の期待を裏切り、国民に更なる途端の苦しみを味あわせ、やがて自滅の因をつくってしまう。

@あれだけ国民に期待を抱かせておいて、あとで結果的とはいえ、国民の思いを裏切りまくるような政府与党は、政権から何時かは引き摺り下ろされる運命にある。鳩山は、その運命に自分の政党を近づけてしまったのだ。


@鳩山が、この問題にかかりきりだったため、北朝鮮との拉致問題、今宮崎県を壊滅に追い込もうとしている口蹄疫問題、そして竹島(独島)や北方領土や尖閣列島などの領土問題、これらの問題が後手後手、後回しになってしまった。

@そして外国のメディアからは「鳩山はloopy(=枠からのはずれもん)」と酷評され、国内からは「理念がない」「リーダーシップなし」と非難され、今回の決定で、国内だけでなく世界に向かって真っ赤な恥を曝したのだ。

@鳩山自身も精一杯やっているのは分かるが、結果的に国民を裏切り、海外に恥を曝すことになってしまったのだ。斯かる恥曝しは、自ら責任をもって、潔く首相の座を降りるべきではないか。もう潮時である。ポッポチャン、あなたの役目はおわったのですよ!

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韓半島(朝鮮半島)における南北問題へのささやかな懸念。 [ぼやき]

@2ヶ月前、韓国軍の哨戒艦「天安」(chong-an)が黄海上の軍事境界線において、何者かに魚雷攻撃を受け、船体が真っ二つに割れて沈没。死者・行方不明者あわせて46人もの犠牲を出した。この事件は発生直後から「北朝鮮の関与」がささやかれていた。

@つい先日、韓国側は、欧米などの専門家を呼んで詳細に沈没の原因を調査、引き上げられた魚雷のスクリュー部分に、北朝鮮の書くハングル書体で「4号」と書かれていたのを発見し、また、魚雷などの作りも以前韓国側が入手した北朝鮮側のものの設計図と符合することを発見し、事件は北朝鮮側の攻撃による、と断定した。これに北朝鮮が反発。全面戦争状態、などと韓国側に通告してきた・・・。

@と、書いていると、如何もニュース文になってしまうのだが、俗に「韓国動乱」「朝鮮戦争」と言われる北緯38°線をはさんで南北に分かれて行なった内乱の傷跡が、21世紀に入っても、如何に根深いものがあるか、ということをあらためてマザマザと見せ付けられた、今回の事件である。

@北緯38°で南北に分かれて以来、民族の断裂という事実に、長いこと向かい合ってきた韓半島の人々。肉親と離れ離れになったまま、一度も再会できずに死んでゆく人々もまだ多かろう。アメリカ、ロシア・・・といった大国(戦勝国)のエゴが深く関わった動乱は、人々を南北に引き裂いたまま、今も韓半島の人々の心の奥底に、深い闇を齎している・・・。

@それにしても、北朝鮮の、特に金正日を中心とした国家上層部の、なんと古い頭のことよ。ライバル国(といっても両者はおんなじ韓・朝鮮民族ではないか!)の哨戒艦を魚雷で撃ち静めたのは、自分たちの軍事力がまだまだまさっていることを顕示する為だったのか。それより軍事関係へともっぱら巨額投入する貿易収支と国の財政を、国民の飢餓と貧困とを救う為に使うべきではないか。

@むかしTVで、“こっちぇび”と呼ばれるホームレスとなった親なしの子供たちが、物乞いをしたり、道に横たわったまま動かない、といった光景が映し出されているのを見た。南へ脱出しようとしている人々を撃ち殺したり、捕らえて収容所に入れる北朝鮮側の兵士の姿も見た。これとは対照的な、華やか過ぎるマスゲームや物々しい軍事パレード、「喜び組」と呼ばれる美女軍団のパフォーマンスを見て悦に入る総書記・金正日以下北朝鮮のトップたちの姿も。

@この国も日本とは別の意味で、滅びに向かって進んでいくのだろう。日本にはまだ国家社会の衰退、衰滅を食い止める為の処方箋をメッセージする人がたくさん居て、そういう意味ではまだ救いがあるかもしれないが、北朝鮮にはそういう人はいなくて、みんな金総書記の操り人形で、金の言ったとおりの言葉しかいわないように見えるので、この先、日本よりも悲惨な末路が待ち構えている気がする。

@懸念すべきは、1950年代来休戦状態であった南北同士が、この哨戒艦魚雷攻撃事件をきっかけに、再び矛を交えるかもしれないということ。そうなってしまったら南北韓半島の人々は更なる不幸と悲劇の坩堝に突き落とされかねない。それだけは、避けるべきではないか。
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夜明け。 [ぼやき]

@さわやかに土曜日の朝が来た。まぶしい夜明けだ。しかし、本当はこの島国社会は、いまだ、いうなれば“前世紀のまどろみ”の中に居る。

@安逸、惰性、絶望、そして外への無関心・・・ありとあらゆる目に見えぬ『暗黒の雲』が、この小世界を覆い尽くしている。

@その雲を晴らさなければ成らない。何を持ってか晴らすべきや・・・と考えるに、何が起こるかわからない、自分さえ如何なるのか分からない、そういう世の中のある性質と向かい合いながら、それと戦える意志や精神の強さをもって、それを晴らせばよいのだ、と。

@外国のメディアからは、最早日本は、“見向きもされない”存在と化しつつある。要するに、何をやっても変わらない、どうせ滅びるまでこのまま行くのだろう。政権交代してもしょせん、前の政権と同じようなことばかりしている。若者のモチベーションも低い。外国へ打って出てでも、グローバルへと身を投じていこうという志のまったくない奴等ばかり。みんなで内輪で固まって、低い精神的レヴェルに大満足しているだけ。格差は固定化し、頑張って向上しようという気概もなくなり、ただ夢遊病者のようにフワフワ生きるだけの人間が増えている。

@その反面、弱い奴らが自らの欲求不満を晴らす為か、子供や女性、お年寄りといった弱者を狙って、盗みや殺し、虐待するなどが横行している。正常なコミュニケーション能力の喪失など、先天的障害と引き換えにずば抜けた能力を得た「生来の天才」たちを、「表に出せばいじめられる」「社会の恥」といって表に出そうとしない社会観念(これまた前世紀の遺物だ)・・・。こういった負の要素が長年にわたって積み重なった結果、日本の世界的地位まで落ち、このまま行けば、この小世界は「空中分解」に至るに違いない、と吾人は憂えている。

@「空中分解」といえば、ある爆発的発展を遂げた民間団体に対し、世間は「そのうち空中分解するだろう」と揶揄した時代があった。それから50年経った今日、今空中分解の危機にあるのは、その団体を揶揄したほうの世間であった。

@この小世界は果たして空中分解の危機を脱し、新しい夜明けを迎えられるのだろうか。
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パワースポット・・・って?! [ぼやき]

@最近、パワースポットというのが流行りだそうな。明治神宮の森にあるという清水の湧く「清正井」、日光東照宮や沖縄の御嶽(うたき)と呼ばれる聖地など、いろいろなところがあるが、そういうところへ行くとパワーがもらえる、というので、訪れる人が絶えない、という。

@で、訪れる人というのは、これまた女性が多いらしい。如何もこの島国の女性というのは、こういう呪(まじな)いがかったところへ訪れるのが好きなんだな。何世紀にも亙って男側から抑圧されている所為もあるのだろう、幸せを得たいが為に、そういう『聖地』を訪れるのである。

@しかし、呪いに拠らず高邁な生命哲学によって自らの改革を目指す者の1人として、こういうところへ訪れて、幸せになるためのパワーを得ようというのは、如何も幸福を得るための“正道”からずれている気がして成らない

@勿論、私はこういうのをなくせといっているわけではない。1人の人間が幸せになるには、この地球上には幾らでもある。イエスの導きに従うのもそうだし、仏の慈悲を信ずるのもそうだ。恐山でイタコの口寄せによって、亡き人の魂に遭った気になって、ほっとしたような気分に浸るのもそう。

@これら全部を否定したら、思想の自由と多様性をつぶすことになり、人間の精神史上、ろくなことにならないだろう。戦時中、その個人が何を信じているに関わりなく、国が一律に国家神道を押し付けたのと似たような事が起こりかねない。

@けれども、私は、果たして各地のパワースポットを訪れる、というのは、本当の幸福を得ることにつながるとは如何しても思えない。こういっては申し訳ないが、占いと同じで単なる気休め程度にしかならないのではないか、と思うのだ。

@本当の幸福を得るというのは、自分が根本から変わる、ということと実は同義なのだ。自己のこれまでの見識や生き方を大きく変えたいというのなら、何も気休め程度のパワースポットめぐりをしなくてもよいのでは、と思ってしまう。

@日本人というのは、思うに如何も、呪術的なものにすがりたがる傾向が強い。しかし呪術にすがるやり方では、自己の根本的変革は幾ら頑張っても出来ないのではないか。

@そういう呪術依存を乗り越え、高邁な生命哲理を求めていかなくては、人間は本当に自らの精神を成長させ得ず、したがって真の幸福を勝ち取れない(幸福は「得る」ものではなく、「勝ち取る」ものだ)

@日本人の中から呪術依存への偏向を乗り越え、高邁な哲学を求める人々がもう少し出てくれば、閉塞感や精神的鎖国など、悪しき傾向を生み出す精神的土壌を大きく転換できるようになり、呪わしい島国根性と、長年の閉塞を打ち破れ、日本は劇的変化を遂げることが出来るだろう。
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地上の、それもチマチマな島国での混乱。 [ぼやき]

@きょう、昼のワイドショー(「情報ライブミヤネ屋」)を見ていたら、生中継で舛添要一・元厚生労働大臣が5人の仲間と共に記者会見の席につき、自分たちが拵えた?新しい党「新党改革」とその政策コンセプトについて発表した。

@如何もなぁ・・・新しさに欠けるというか、過去にさまざまな政党や政治家が発表してきた政策コンセプトの踏襲、といった感もあったが、何よりも気になるのは「庶民感覚にいまいち欠ける」ということだ。これでは民主党などと大して変わらない。

@いまのデフレ時代、一番苦しんでいるのは誰か。それはサラリーマンとその家族であり、片親だけの家族であり、若者、子供、女性、老齢者、障碍者、およびこれらを含めた低所得者だ。彼等と同じ視点に立ち、彼等をまず救うために政策を練り上げ、それを実行する。それがこの国に最も求められるべき為政者の姿の筈だ。

@つまり庶民を救う政策を立ち上げ、実行する人がこの国にはいの一番に必要なのだ。


@舛添氏らが立ち上げた「新党改革」は、代表を務める舛添氏も含めて、庶民よりも大企業や金持ちの立場でこれまで、政治を行なってきた政党(つまり自民党のことだ)から派生しただけの政党なのだ。つまりは民主党と祖を同じうする政党だ。彼等が、果たして何処まで私達と同じ立場にたって、政策を練り、実行できるか。まずはお手並み拝見である。
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